この時期になると後期日程について関心が高くなる子が多く出てくるみたいです。

私立大学の後期日程

私立大学の後期入試」で書いた通り

私立の後期入試が前期よりも簡単になるか難しくなるかは全く分かりません。

過去の合格率を見る限り

前期よりも簡単になる場合もあれば、難しくなる場合もあります。

なぜそのように変化するのかは定かではありませんが

その年度の入学することが確定した人数が大きく影響していることは間違いないと思います。

例えば、

100人の入学者を予定し300人の合格者を出していたのに

想定より少ない80人しか入学しなかったら

その穴を埋めるために後期入試で多くの合格者を出し

想定より多い110人が入学したら

合格者がわずか、場合によりゼロ

なんてことが起こるんだと思います。

この推測が正しければ(入学金納付締切日が後期試験合格発表前にあることを考えればおそらくこの推測は正しい)

後期が前期よりも難しくなるか簡単になるかは誰にも分からないという訳です。

それに頼るしかありません。

 

私が通っていた3回目の大学では

前期の倍率が高くその当時、合格が過去最大に難しかった(2011年当時あの大学で進研模試の偏差値が50になっていた唯一の学科)にもかかわらず

後期は受験生の半数以上が合格し、前期で不合格になったけど後期で合格したなんて子もいました。

こういうことからも

やっぱり後期が簡単になるか難しくなるかは運でしかないと思ったほうがいいです。

 

もしかすると、他の学年の入学定員の割合も多少影響するかもしれないので

大学のHPを見て、1・2・3年生が定員のどれくらいの割合いるかを確認し、その割合が低いほど合格しやすくなる可能性があるかもしれませんし

前期の合格者数が極端に少なければ、入学者の数も少なくなるかもしれないので、後期で多くとる可能性もなくはないと思います。

 

だとしても、やっぱり運に任せるしかないと思います。

国立大学の後期入試

これは一概には言えませんが、国立の後期入試は結構穴になることも多いんじゃないかと思います。

後期は前期よりも定員がかなり少なくなっていますし志願者数も前期より多くなることが普通です。

しかし、前期で合格した人は後期を受けません。

そういうこともあり後期の受験者数は志願者数の半数以下場合によっては4分の1程度ということもあります。

名目倍率が6倍なのに、実質倍率が2倍なんてことが頻繁に起こりますし

うまくいけば前期よりも倍率が低くなることだってあります(後期の倍率がどうなるかは、やはり運も大きく影響してきます)。

合格最低点はどうかといえば

試験内容が異なるので比較は難しいですが、意外と前期と変わらないんです。

前期試験が終わり気が緩んで勉強が手につかない子が多く出てくるはずですし

合格発表後不合格になり、意気消沈し勉強に手がつかなくってしまう子も少なからずでてくるはずです。

そんな中、後期も受験すると前期終了後も必死に勉強を続けていれば、後期で合格する可能性は十分出てくるはずです。

少なくとも、私立の後期入試より国立の後期入試の方が運に左右される要素は少ないので、国立の勉強を必死にしてきた子であれば後期に合格するのは難しくないと思います。