品詞の理解(名詞・動詞・形容詞・副詞・前置詞の5つ)ができていないと
高校で英語が得意になることはまずありません。
福大までなら6割以上取れれば十分合格ラインになるし、問題の性質上暗記ごり押しでもなんとかなるが
西南で安定して7割を取れるようになるには品詞・文型の理解は必要だし
難関私立大学・国立二次も品詞・文型の理解がなければまともに解けない。
これを前提として
品詞・文型をある程度意識しているのに英語ができないという場合、その原因は何か?
目次
知識不足
「できない」にも差があるので何とも言えないが
「listen」という単語を見たら
次の来る単語が
「to」
となるのは当たり前だと思う。
文法が分かっていなくても
「listen」の次は「to」
よくわからないけど
「to」なんだ
ということは分かると思います。
このように
○○とれば××
という感覚がどれだけ身についているかが結構重要で
「accuse」という単語を見たら「of」が続くかな?
とか
「according」ときたら「to」だよね?
といったことが思い浮かばないのなら
英語に触れる量が少ないと思ったほうがいいですね。
もちろん
「accuse」の後に「of」が来ないことだって
「according」の後に「to」が来ないことだってあるけど
大半は後に続く
高校で英語が苦手な人っていうのは
文法・構文の暗記ができていないのはもちろん
こういうこともほとんど頭に入っていないからできないで当然なんです。
じゃあどうすればいいの?
となるのですが
結局は暗記が重要になってしまう分けです。
どの勉強をするにしても必要最低限のことが頭に入っていなければできるようにはなりません。
大学に合格できない人は
結局は勉強量が足りないだけ・・・なんです。
1年間必死になって勉強をしてきた人に入試直前の1・2か月必死になったからといって
それで合格できるわけがないんです(合格してしまう人もいますが)
うちの塾では3年連続英語で偏差値30台を取ってしまった子でも福大に合格していますが
これは福大に合格するために合格するだけの勉強量をこなしているからなんです。
ハッキリ言って
塾に通っていなくても間違ったことをしさえしなければ彼らは合格していたはずです。
ただ、
大半の大学受験生は何をすれば合格するのかを自分で把握してそれに取り組むということがなかなかできません。
そりゃ、
大学受験は初めての経験なので
何をすればいいのか自分で決めることは難しいだろうし
「みんなと違うことをするのが不安」だからといって
周りに流され同じことをするのも仕方がないかもしれません。
だから塾があるわけです。
福大であれば1年間しっかりと勉強をすれば不合格になるほうが難しい大学なのに
合格できない子がたくさん出てくるのは
- 勉強量が不足している
- やるべきことを分からず闇雲に勉強をしている
この2点が大きな原因です。
勉強量を確保し、やるべきことをやれば
- 勉強量は十分だけどやるべきことを意識できていない子
- やるべきことは分かっているのに勉強量が不足している子
より合格の可能性が高くなるのは当然です。
私も覚えていませんでした
何度か書いていますが
私は現役生の時に5文型の理解をしていませんでした
それができていないでもそこそこ結果が出ていたのも事実です。
塾講師なり立てのときに中学生しか教えていなかった時も
文型の理解などしていませんでしたし
あんなの覚えなくてもいいでしょ
とさえ思っていたくらいです。
しかしですね。
高校生に西南・福大の英語を教えるようになって
英語を一から勉強し始めた時に
文型の理解ができていないのはまずいかな?
と思って勉強を始めたんですよ。
感動です。
今まで自分がいかに感覚で英語を解いていたか
英語ができていると勘違いしていたかが5文型の勉強をすること見えてきたんです。
そして、
あ~、今までは出鱈目に訳をしていただけなんだな
ということに気づきました。
5文型の理解ができていなければ
しっかりと英文を読めるようにはならないんですね。
常に
なんとなくこうだよね
で解くことになるので
この場合、背景知識があったり、覚えていたことが(フレーズで覚えていれば良くわからなくてもこの単語の後は普段こうだからとかで解けてしまう問題もある)そのまま出たりすれば
なんとなく問題が解けてしまう分けで
別にそれで合格できるのならいいのですが
それだと運に頼ることになる。
5文型の理解を最初にしておけば理解していない人よりも少ない勉強量で安定して高得点を取れるようになることは私の経験的に間違いないことなので
最初は苦痛かもしれませんが
高校生は2年が終わるまでに文型の理解をしておくことを勧めます。
部活
部活をやっている人は
部活があるから・・・
ほぼ全員が言い訳しますが
そういう言い訳をしているのなら
私立大学(西南・福大)なら間に合うかもしれないけど
国立大学にはほぼ間に合わないと思ったほうがいいです(直前2か月くらい必死になってやった元教え子が佐賀大学に合格してしまったということがあったので絶対に無理とは言えませんが、中学1年の時からその子を知っていますが、頭は抜群に切れていました)。
福大なら高校1年の時に身に着けておく程度の実力があれば半年でも合格できる可能性はありますが
国立大学は高校1年程度の実力しかないのに1年間の努力で合格するのはほぼ不可能です。
偏差値的に西南学院大学よりも10くらい低い国立大学であったとしてもです。
そんなに楽に国立大学に合格できるのなら誰も苦労しません。