オープンキャンパスや前日の下見に行くべきかどうか迷う人もいると思うので私の考えを書いておきます。
目次
無理に行く必要はない
工業・美容・調理・美術・保育・総合など、普通科以外学科を進路としている人はできるだけ多くの高校を回ることを勧めます。
入学してから「あれ、これ自分が思ったことができない」となってしまうと高校の3年間を無駄にしかねません。
慎重に慎重を重ねて、本気で志望校を選んでください。
ただし、オープンキャンパスに行ったとしても、その学校の雰囲気を完全に把握することができるわけではありません。
オープンキャンパスでは学校の良いところだけをアピールするので、現実を知ることはできないからです。
どんなに厳しく、怖い先生でもオープンキャンパスでは常に笑い「優しいな~」と中学生に思わせようとします。
高校を見学する一番の目的は、その学校で何が学べるのかを知るためと思いましょう。
なお、普通科に進学予定で、学校の雰囲気などまったく気にしない人は行く必要はないと思います。
あえて行く理由を挙げるとすれば、その高校の場所を全く知らない場合です。
試験当日初めてその学校に行き、そこで初めて通学が不便ということを知っても後の祭りです。
「あ~、これ3年も通うことになるんか?結構つらいな。」とならないようにしてください。
高校のイメージは入学後に決まる
オープンキャンパスに行って学校の雰囲気がいいと思ったのに実際に入ったら「つまらない」ということは普通に起こると思います。
入学した高校が自分に合っているかどうかが分かるのは、実際に入学してみてそこで出会った友達との関係で大きく変わるからです。
仲の良い友達ができないことが原因で周りの全員が敵に見えてしまえば、他の人にとってはいい高校であっても自分には悪い高校にしか見えなくなるでしょう。
自分を棚に上げて「周りがバカばかり」「あの人たちは高校に何しに来てるんだ」「高校生徒はこうあるべきだ」というような自分勝手な思い込みなどで、自ら壁を作り高校生活を面白くなくする子も出てくると思います。
結局は高校のイメージが良くなるか悪くなるかの大部分が自分に掛かっているということです。
前日の下見
中学校の先生は必ず行くように言うと思いますが、何度もその高校に見学に行っているなら行く必要はありません。
不安な人だけが下見をすればいいと思います。
ただ、少なくとも私の周辺の中学校は学校見学や事前下見に強制的に行かされるみたいです。
中学によっては、専願受験のときは受験する全員を強制的に集団で下見をさせるところもあるみたいです。
場所が完全に分かっているのになぜそのような共生をさせるのか私には理解ができませんが、その場合は行くしかないでしょう。
行かなければ後でこっぴどく叱られるみたいです(こういうことを聞くと「何やってるんだろう学校って…」と思ってしまいます)。