合格するためにやらなくてはならないことは人によって異なります。

やるべきことは人により異なる

高校入試直前期にやるべきことは

志望校や

現在の自分の学力によって異なってきます。

難関私立高校を受験する子は必要事項の暗記、過去問を利用した問題演習とそれの類題を解く

私立高校は難関校を受験せず公立高校(トップ校含む)が第一志望、且つ、必要事項の暗記がある程度終わっているのであれば演習中心

公立高校が第一志望だが勉強をさぼってきてしまったというなら、必要事項の暗記と基本問題の演習

 

このような感じで

やるべきことは人により異なります。

 

なので、塾に通っておらず

自分が何をすべきなのかが全く分からないときは

学校の教科担任に何をすべきかを聞いたほうがいいかもしれません。

何をすればいいかわからない

と悩んでいる子がネットでいろいろと検索をしても、自分がやるべきことは見つからないはずなので時間の無駄になるだけです。

塾でも状況によって変えている

うちの塾ではこの時期になると生徒たちの学力状況を見て毎年やることが異なります。

基本内容の復習が必要な場合は解説中心の授業をし週1くらいで演習をしますが

生徒の大半が基本が出来ている場合は

授業よりも演習を中心にします。

基本が確実にできているのなら

入試直前期は

何をどう教えるか

よりも

何をさせるか

が重要になるからです。

 

 

勉強のやり方が身に付いていることが前提になりますが

演習中心の勉強をしていれば

自分が出来ていない箇所を自分自身で把握できるので

何をすべきかを自分で決めることができます。

講義中心の授業をして周りのみんなと一緒に同じことをやるよりも確実に合格の可能性を高められます。

講義中心になってしまうと、すでに分かっていることを聞かされるだけ

なんてことにだってなり得ます。

大量の宿題に追われる

基本の復習から

演習をして特定の分野が苦手だと感じたら、基本に戻って一からやり直す必要があります。

当たり前なので言う必要もないと思いますが、

基本といってもまったく基礎が出来ていない子が利用する参考書を読んだり解き直すことではありません。

 

理科社会なら

面白いほどわかる本」シリーズなどの参考書を読み直し

用語集」で用語の確認

加えて

高校入試「解き方」が身につく問題集」など、基本が出来ている子が利用する問題集で理解を深める。

 

英語で思うように成績が伸ばせていないのであれば

中学英文法スーパーステップ」を読み

なんとなくわかった感じになっているだけで実は全く分かっていない文法があればそこを集中して読む。

 

入試まで残り限られた期間、合格するためにやるべきことを考えたうえで、勉強をしましょう。

気付かないまま犯してしまっているミス

完璧主義

危険です。

受験勉強はやろうと思えば無限にやることが出てきてしまいます。

公立高校を受験するのに難関私立高校にしかでてこない内容まで手を出してしまうと

必要以上に時間がかかってしまう割に点が一切伸びません。

やっても出ないところをやっているのだから当然です。

英検3級を受験するのに英検2級の勉強をしても効率的な勉強とは言えませんよね?

それと同じです。

この手のミスに特に注意しなくてはならないのは

公立トップ校に合格することが目標にし、私立の特進を滑り止めと考えている塾に通っていない子です。

公立高校入試は

すご~く、すご~く深い知識を要求されているわけではないので

広く浅く覚えておけば8割以上は取れます。

逆に基本的な内容を広く浅く覚えていなければ

すご~く、すご~く深い知識を覚えたとしても

8割取れなくなることだって起こり得ます。

完璧主義に陥らず、合格するために何をやるべきかを考えて勉強をしてください。

独学で受験を考えている子は「公立高校受験対策」を参考にしてください。

公立トップ校受験前の確認