あるツイッターのつぶやきを見て

 

学歴があったほうが楽に人脈を作れるしお金を稼げる可能性が高まる

だからとりあえず必死に勉強して置け・・・

 

本当かな?

学歴が高い人が世間的に有名になっている大企業の社長をしていて、お金をたくさん稼いでいるようなイメージは確かにあるけれど

別に学校の勉強以外のことで必死に努力している人が高学歴の人よりもお金を稼いでいるということも普通に耳にする。

そもそも、「稼げる」と言っている塾講師が一体どれだけ稼いでいるの?

必死に勉強して九大レベルの大学に合格している塾講師がいるとして、その塾講師はどれくらい稼げているの?

どれくらいの金額をもって「稼ぐ」と言っているのかはわからないが

1000万未満の金しか稼げない単なる塾講師が「勉強すれば稼げる。だから必死に勉強しろ」なんていうのおかしくない(そもそも金を稼ぐことがその子にとって幸せかどうかも分からないのに)?

塾という狭い社会でしか生た経験がない人が

単なるイメージで「勉強すれば稼げる」って、恥ずかしくて言えないでしょ。

ちなみに自分の高校時代の同級生には福大卒で東証マザーズ上場している人がいる

目標が売り上げ100億だってさ(数年後に実現される可能性が高い)

だから、金を稼ぐだけなら別に勉強をしなくても稼げるじゃん

そういう人が現実にいるんだから

勝手なイメージだけで子供に「勉強をしたらお金を稼げて将来安泰、有利になるよ」っていうのは、なしだと思う。

 

 

ただ、勉強はできる限りしておいた方がいいということには賛成。

勉強をすることで自分がやりたいことが見つかる可能性、やりたいことを実際にできる能力を高められるから。

世の中の仕組みを知ることがなかなかできない大半の小学生・中学生・高校生にとって

勉強が自分の可能性を広げる有効なツールになるというわけで

当然、ここでの「勉強」は「学校の勉強」に限定されるわけではない。

子どもたちは本を読め

とにかく本を読め

と言いたい(大人も最低でも1か月に1冊は新書は読むべきと思う)。

本を読めば疑似的にではあるがいろいろな世界を知ることが出来るし経験できる

本を読むことが人間の知的好奇心が強まり

やりたいことが見つかる可能性をどんどん高められる、はず

勝手に知識が増えていき、知識が増えることで思考力も高まる(人間は手にした知識を絡めていろいろなことを考えることが出来るようになると自分は思っている。自分がそうだから。小さいときに学ばなかったこと、勉強と言っても暗記中心の勉強をしていたことで自分の能力を中途半端にしか高められなかったことに後悔。小さいときにしっかりと学んでおけば頭は良くなる)

今回書いた内容にちょっと関連する「動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか(の第1章)」という本を紹介しておきます(専門的な内容でありながら誰もが読めるように平易な文章で書かれています)。タイトルからは予想しえなかった内容だが読んでおいて良かった。

 

 

一番ダメなのが何もしないでダラダラ生きること(小中学校の時の自分)

いろいろなことを吸収できる若いときに、時間を無駄にすることほどもったいないことはない。

何もしないでダラダラ生きていても、能力は高まらないし、やりたいことが見つかるわけもないのだからさ

 

でもさ

起きているときはそれ以外考えることが出来ないくらい興味がことがある子

芸術的才能を持っている子

優れた身体能力を持っている子

そういった子は普通の勉強はそこそこに自分のやりたいことをやればいい(もちろん、勉強との両立が出来るならしたほうがいい)。

そういう子に「そんなことしている暇があれば勉強しろ。学歴があるほうが絶対にお前のためになる」

本人の意思を無視して大人の意見を押し付けるのは問題だと思う。