福岡県の公立高校入試では「中間発表」後に志望校を変更することが出来ます。
目次
慎重に
志望校変更は慎重にしてください。
特に「ここを受ける」とずっと思い続けていた人が倍率にひるんで志望校を変更するのは勧めません。
志望校を変更し安全校に合格してしまえば
高校入学後、少しでも面白くないことがあれば
もしかしたら、合格していたかもしれないのに
たとえ不合格になったとしてもなんで挑戦しなかったんだろうか
と後悔する可能性が高いです。
志望校変更の時の注意
特に工業・商業・農業高校は中間発表の結果をみて受験する学科を変える人が多いです。
例えばA学科0.95倍、B学科1.20倍だったとします。
中間発表を見てA学科にしようと思って、確定後にA学科1.1倍、B学科1.1倍になることだって起こり得ます。
受験者層の違いも考える必要があります。
「倍率によって偏差値55よりも60の方が合格しやすい!?」に書いた内容と重複しますが
A高校は偏差値60
B高校は偏差値55
A高校の倍率が1.1倍で
B高校の倍率が1.6倍だったとします。
この場合、偏差値53くらいの子であればB高校よりもA高校のほうが合格しやすくなります。
同じ高校でも科によってレベルの高い人が多く受ける科、あまり勉強してこなかった人が受ける科があります。
A学科が偏差値52とB学科が偏差値46だとすれば、同じ1.1倍でもA学科のほうが難しいのは言うまでもないです。
最低限こういうことを知ったうえで、志望校を変更するかどうかを決めましょう。
変更は権利
変更をするのに嫌な顔をする先生がいます。
しかし、福岡県が中間発表後に志望校を変えていいという制度を取っているのです。
制度としてあるのだからそれは当然の権利として行使してください。
変更がダメだというなら初めから中間発表をする必要はないです。
にもかかわらず制度としてあるのだから嫌な顔をする方がおかしいです。
学校の先生はやることが多いので大変なのは分かりますが、生徒も公立に合格するために必死です。
嫌な顔をしないでするべきです。
もし、それが嫌なのであれば、中間発表という制度をなくすよう働きかけてください。
※ 制度を利用しろと書いていますが、私は中間発表の制度をあまりよく思っていません。