スピーディーに読めなければ共通テストの英語の問題を時間内に終わらせることなど不可能です。
最後の方の英文は全く読まずに終了するに決まっています。
どうすれば速く読めるようになるか?
あたりまえですが速く読めるようになれば速く読めるようになります。
ではなぜ速く読めないのか?
必要な単語・熟語・構文の暗記、文法理解が出来ていないからです。
構文暗記・文法理解が不十分なら再度復習し直しましょう(共通テストに文法問題がなくなったからといって文法を軽視しては高得点は取れません)
単語・熟語の暗記が不十分と分かっているのならさっさと覚えましょう。
目次
「単語なら覚えている」って本当に覚えているの?
多くの子が勘違いしているのは「単語ならわかる」です。
はっきり言って、子どもたちが言う「分かる」は私からすれば「そんなんで良くわかっていると言えるよね」です。
分かっているという子で分かっている子なんてほぼいません。
英単語で分かるってどういう意味か分かりますか?
「apple」と書かれてあるのは何も考えずに「リンゴ」をイメージできると思いますが、
その次元で覚えているというのが覚えているということなんです。
「prejudice」を見て1秒くらい考えて「偏見・・・かな?」なんていう状況は覚えているなんて言えないんです。
- convey
- exhaust
- occupation
- speculate
- vehicle
- purpose
- desire
このレベルの基本単語を「apple」と同じように、何も意識せずともイメージが湧く状況になって初めて
「覚えた」
となるんです。
共通テストで高得点を取りたいのならそのくらいになるまでひたすら単語を覚えるしかありません。
ちなみに、西南・福大の英語の問題になると、この次元で覚える必要はありません。
「ん~、これどういう意味だったかな?」と10秒くらい迷ったとしても最終的にその意味が分かるなら問題ありません(ただ、そのくらいの暗記しかできていない子と、見た瞬間に分かる子の実力差があるのは言わずもがなです)。
共通テストで点は取れないけれど、西南・福大ならそこそこ点数が取れるというのは、これも大きく影響しているんですね。
共通テスト(模試)で安定して点が取れるようになるには、見た瞬間イメージができる単語がたくさんなくてはならないのに
西南・福大なら考えればわかる程度の暗記ができていれば、そこそこの結果が出せる。
繰り返しここで書いていますが、模試で安定して偏差値50以上が取れていないのなら共通テストを利用した入試形態で西南・福大を受験しても合格の可能性はかなり低くなるはずです。
偏差値50未満の子は共通テストを受けずに一般選抜に的を絞ることを勧めます。
思い出す癖をつける
単語の暗記ばかりやっていては他のことが出来なくなります。
多くの高校生は通学に一定の時間を使っていると思います。
この時間を有効活用してください。
普段の勉強でなかなか覚えられない単語を10~50個くらい、紙切れに書き込んでおき
通学時間にそれらを覚えてしまうんです。
日本語を見て英語が分かる
英語を見て日本語が分かる
この次元を超え
紙切れを一切見ずに、
つまり
暗唱
です。
暗唱できるくらいまで覚えてください。
通学時間単語帳をずっと眺めるより
分からない単語を30~50個くらい紙に書いそれを覚える方が絶対に語彙力を増やせます。
30~50個って多すぎない?
なんて思うかもしれませんが、普通に覚えられます。
覚えらないとするなら、それは本気で覚えようとしていないからです。
構文暗記
単語だけ覚えても早く読めるようにはなりません。
構文暗記も絶対に必要です。
単語だけなく構文暗記も暗唱しちゃってください。
英語ができない子っていうのは結局は必要最低限の暗記が出来ていない場合が大半なんです。
「これだけやったんだから大丈夫」
大学入試を高校入試の次元で考える子は勘違いしちゃうんですね。
「なんでこんなに勉強をしているのに成績が伸びないの」と思っている偏差値50未満の子は
いまの2・3倍は努力しなければ偏差値50以上になることはないんじゃないかと思います。
時間内に解く方法
設問を読み何が問われているのかを確認
本文を読み問われている内容の答えを探す
正解を出す。
次の問題
これが出来れば80分以内に余裕で解き終わることが出来ます。
たったこれだけのことです・・・・
なんてこと言われても、言うのは簡単やるのは難しい
共通テストなんか簡単に7割取れる9割取れる
なんてサイトに書かれてあることって結局は読解力があることが前提で
解くための知識がないのにテクニックを使って時短で解いて高得点をとるなんてことはできないんですね。
「簡単に高得点」
なんて言葉に騙されず、時間をかけて力を伸ばしてください。