西南・福大(文系学部)受験にお勧めできる参考書を上げています。
九産大・福岡工業大学・久留米大学を最終目標にしている人は
「九州産業・久留米・福岡工業大学受験用の参考書」を参考にしてください。
2020年7月に利用する参考書を選び直しました。
これ以降の内容は古いので「西南学院大学・福岡大学に合格するために必要な勉強時間の目安」を参考にしてください。
目次
英語
- フォレスト
- ターゲット1400
- 全解説入試頻出英語標準問題1100
- 全解説頻出英熟語問題1000
- 全解説実力判定英文法ファイナル問題集(標準編)
- 英文読解入門
- 英語長文ハイパートレーニング①・②
- 過去問
これら参考書を使いこなせば確実に西南・福大に合格するために必要な知識を手に入れられます。
レベル別に分けられた文法問題集もありますが、それらをやるのは標準問題1100を完璧にしてからにしてください。
ターゲットについては「英単語帳・熟語帳の選び方」を参考にしてください。
ペース配分の例
夏休みまでは『ターゲット1400』『標準問題1100』『英熟語問題1000』を2・3回繰り返し、単語・熟語・文法・語法の暗記をします。
2・3回繰り返す程度では5割くらいしか覚えられないかもしれませんが、この時期にそれくらい覚えられれば十分です。
不合格になる受験生の多くはは夏休み終了時でも合格に必要な知識の3割も覚えていません。
しかも、何度も繰り返した方が頭に入ることを知らないので、2・3回どころか1回も終わらせていません。
そういう人は完全に間違った勉強をしているので勉強時間に比例して成績が伸びないのです。
なお、この時期に語彙・文法を中心に勉強をするのは、語彙・文法の知識がなければ長文を適切に読めるようにならないからです。
また、西南・福大の問題は知識偏重傾向にあります。
語彙・文法の暗記が長文問題の点数にも直接つながります。
なので、長文対策を本格的に始める前に、語彙・文法の勉強をすることを勧めます。
夏休みまでの長文の勉強は『英文読解入門』を2・3回まわして理解をする程度にとどめます。
それ以外は学校で出された宿題をこなす程度です。
夏休みが終わってからは語彙・文法の暗記を継続しつつ、『英語長文ハイパートレーニング①・②』を使って、長文対策をします。
SVOCを意識して1週間2題くらいのペースで精読をします。
『ハイパー』を終えたら過去問演習、語彙・文法の暗記の繰り返しです。
10月中に過去問を解き始めることが理想のペースです。
勉強時間の割合は夏休みまでは5割程度、夏休み以降は理解状況に応じて決めます。
※ 英語は知識不足の状態で過去問を解いてもほとんど意味がありません。
入試直前に解き始めるのは論外ですが、焦って早いうちから過去問を解くのは止めましょう。
その他の参考書
文法書(フォレスト)・単語帳(ターゲット)・文法問題集(標準問題1100)は、学校で使っているものを利用するのが原則です(英語だけでなく他の科目も)。
文法問題集は、『標準問題1100』を採用している高校はほとんどないはずなので、『ネクステージ』『アップグレード』『英文法・語法Vintage』『英文法・語法Engage(西南受験はお勧めしない)』など、学校で使っているものをそのまま利用してください。
上で上げたのはあくまでも例なので、それを利用しなければ合格ができないというわけではありません。
ちなみに『1100』のシリーズは20年ほど改訂されていません。
改訂できない何らかの理由があるのでしょう(私のメイン参考書は1100なのですが、他のものに変えようかと考えている最中です)
※『ロイヤル英文法』『1億人の英文法』『即戦ゼミ3』は大学入試用としてはあまりお勧めしません。
英検準2級に合格できない人
英検準2級に合格できる実力がない人は上の参考書だけでは不十分(使いこなせないものもある)です。
西南・福大の5年分の過去問をチェックしたところ、英単語ターゲット1900よりも1400を完璧に仕上げたほうが良いことが分かりました。
超基礎英文法として『大岩のいちばんはじめの英文法』を勧めます。
しかし、これをしたからといって入試問題が解けるようにならないので注意してください。
あくまでも基礎の基礎を身につけるための参考書です。
『大岩』でも難しいと思う場合『とってもやさしい英文法』を使ってください。
参考書を読んで勉強をすることに慣れていない人は『スタディサプリ』の中学生講座を利用するのもお勧めです。
高校英語でつまずいている人の多くは中学英語を中途半端に勉強してしまったことが原因なので、中学英語の復習がその後の伸びに影響するはずです。
スタディサプリの中学生の応用講座は1コマが短く集中して一つの単元を学べますし、コマ数そのものも必要最低限に抑えられているので短期間で中学英語を復習できる一番良い教材です。
本当にお勧めなので、まずは無料体験をしてみてください。
国語
- 生きる漢字・語彙力
- 読解を深める現代文単語
- 船口のゼロから読み解く最強現代文
- 望月光の超基礎固め古文教室古典文法編
- 古文入門 読解と演習23
- 過去問
現代文は西南も福大も語彙力をつけることが合格への近道になります。
読解対策の参考書はたくさん売られていますが、西南・福大を一般入試で受けると決めた人は、あれこれ迷う時間がもったいないので『船口』を使いましょう。
『船口』と漢字・キーワード・背景知識を抑えるだけで合格点を確実にとることができるようになります。
古文は「勉強をしている時間がない」「大嫌いだから勉強したくない」という人は、他の科目でカバーすることを前提に、完全に捨ててもかまいません。
「完全に捨ててもよい」と言い切れるのはちゃんとした理由があります。
西南は古文の配点は35点です。西南の合格最低点が200点だとしても、英語で70点、選択科目で80点、現代文で40点を確実にとることができれば、ほぼ間違いなく合格ラインに達することができます。
福大の古文の配点は40点(推測)です。福大の合格最低点が185点だとしても、英語で60点、選択科目で70点、現代文で40点を確実にとることができれば、ほぼ間違いなく合格ラインに達するはずです。
古文は本気で勉強をすれば意外と簡単に点数を伸ばすことができます。
しかし、古文嫌いな人はいやいやながら勉強をするので勉強をしても成績がなかなか伸びないです。
そうであるなら、夏休み・冬休みに見切りをつけ古文を捨てるべきです。
浮いた時間を利用して選択科目や英語の点数を伸ばした方が合格の可能性を高めることができるはずです。
現代文のペース配分の例
夏休みまでは語彙・現代文キーワードの暗記を隙間時間を使ってやります。
後は『船口のゼロから読み解く最強現代文』を英語・選択科目の勉強に飽きたときなどに読み込みます。
『船口は』最低でも2回はまわします。
現代文は他の科目と異なり、早い段階から過去問を解き始めても大丈夫です。
なので、夏休み以降は週1・2回のペースでやり始めてください。
西南・福大の現代文は模試の問題とは全く異なるのでとにかく過去問を解きまくって問題に慣れるとある程度点数が取れるようになるはずです。
古文のペース配分の例
夏休みまでは文法・単語の暗記を中心にします。
余裕があれば『古文入門 読解と演習23』で演習をします。
余裕がなければ『演習23』は夏休み以降に取り掛かります。
文法・単語の暗記がそれなりに終わり、『演習23』を読み終えたら過去問に解き始めます。
11月末くらいまでには過去問を解き始められるように知識を入れてください。
現代文ができない
中学時代は勉強しなくても点数が取れていたと思います。大学入試の現代文は語彙力・背景知識があるかないかで点数に大きな差ができます。
現代文を英語と同じように考え、「言葉を知らなければ読むことができない」と思ってください。
「剥落」「回心」「摂理」の意味を分かりますか?
「賛嘆」という言葉がどういう意味かイメージが付きますか?
「西洋近代」「日本の近代における欧化」その背景は?
「ツァーリズム」「アニミズム」って何ですか?
これらが??だと、現代文は解けません。
現代文ができない原因は読解力のせいだと思って、読解系の参考書を何冊も買う人がいますが、1冊で十分です。
語彙力・背景知識をつけることに重点を置いてください。
語彙・背景知識・読解をつけるためのお勧め参考書は上に挙げたものです。
上に挙げたものが自分に合わない場合は他のものを自分で探してください。
日本史・世界史・政治経済・地理
- センター対策用参考書
- 一問一答集
- 過去問
具体的に利用する参考書は『みんなのセンター参考書』か『面白いほどとれる本』『きめる!センター』『〇〇のセンター(〇〇には著者名が入る)』のいずれか。
一問一答は『時代と流れで覚える用語』『入試に出る一問一答』『〇〇一問一答(〇〇には科目名が入る』のいずれか。
問題集はやる必要はないです。
西南・福大の選択科目は理解よりも単純暗記が大切になります。
参考書と一問一答集の2冊を徹底的に繰り返した後、過去問を解けば8割以上取れるようになるはずです。
※『実況中継』はあまりお勧めしません。
※ 一問一答は『時代と流れで覚える用語』を勧めます(政治経済はない)。
※ 市販されている参考書が嫌なら、山川の教科書を使っても大丈夫です。山川を利用している人は一問一答は山川のものを利用しても大丈夫です。
ペース配分の例
4月の前半を利用して参考書を小説を読むように(暗記をしようとしないで)2・3回読みます。全体の把握とどれくらい覚えるものがあるかを漠然と把握するためです。
4月の中旬から夏休みが始まるまでに覚えるべき内容の5割を終わらせます。
夏休みが終わるころには8割、10月末までに全範囲を徹底的に暗記します。
11月以降は過去問を軸にした勉強に切り替えます。
※ 選択科目で進研模試の偏差値が60以下の人は勉強をしていないだけです。受験生として勉強の量が不足していると思ってください。選択科目で50以下しか取れない人は西南・福大受験を舐めているとしか言いようがありません。