西南・福大よりも問題レベルが明らかに低い九産・福工大・久留米の入試問題ですが、
原則、西南・福大用の参考書を使っておけば構わないと思います。
ここでは
「ネクステやヴィンテージは難易度的にやるだけ無駄なのでは?」
「少し簡単な参考書はないの?」
と思っている人へお勧めできるものを挙げておきます。
目次
英語
単語帳は「ターゲット1200」で大丈夫です。
「1200」だとあまりにも簡単すぎて不安に思うかもしれませんが、少なくとも九産・福岡工業・久留米大学は「1200」で必要十分の単語を覚えられます。
文法書は「大岩のいちばんはじめの英文法」を一から丁寧に読んでください。
文法の問題集は「スクランブル英文法・語法Basic」を使ってみてはどうでしょうか。
これを完璧にすれば、文法4択問題で「全く分からない」ということはなくなるはずです。
「ネクステ」「ヴィンテージ」よりも量が少ないので、英語が苦手な人が要領よく基本的な文法問題を勉強するのに適しています。
とはいっても、大学入試用の参考書なので、少し勉強をすれば誰でも簡単に理解ができるようになるわけではありません。
その点は勘違いしないように気を付けてください。
長文の対策は、英語が苦手の人には少し難しく感じるかもしれませんが「英文読解入門基本はここだ」を使ってください。
「何が書いてあるか理解できない」
と言う場合は・・・
「受験期が近づいてきた高2」に紹介している参考書を使ってもいいです。
それもヤダ
という場合は
とりあえずターゲット1200で単語の暗記に徹するしかありません・・・。
九産・福工大・久留米大の英文はものすごく簡単なので
単語を覚えた獲るだけでもある程度英文が読めるようになるはずです。
参考書を一通り終わらせれば、過去問の長文で実践演習です。
文章正誤問題を解くときは、選択肢にある英単語と同じ単語を本文の中に探し出してみてください(キーワードを見つける)。
同じ単語を見つけることで、本文のどこを読めば答えを出せるかが見えてきます。
可能であれば、
- 「every」「always」などの極端な表現がある場合「本当にすべてなの?いつもなの?例外はないの」といったことを確認する
- 主語と目的語が入れ替わっていないか
- 本文では肯定的に書かれているのに選択肢では否定的になっていないか
このような視点を持てば正誤判定がある程度できるようになるはずです。
日本史・世界史
九産等を第一志望にしているということは
そこまで勉強が得意ではなかったり
西南・福大を受験するくらいの勉強時間を確保できない
などの理由があるはずです。
おそらく
日本史・世界史は山川の教科書で十分なんですがあれを一から丁寧に読む気にはなれない
はずです。
そんな場合は
を使ってみてください。
これをある程度覚えることができたら、後は過去問です。
過去問を解くことで、自分が苦手な分野、出題されやすい箇所などに気づけます。
それを基に参考書を読み直す。
その繰り返しで必要十分な点数は取れるはずです。
現代文
「船口のゼロから読み解く最強の現代文」を利用して、現代文の解き方の基本を身につけてください。
後はひたすら過去問です(ひたすらと言っても他の科目との兼ね合いもあるので「10年分の過去問を解く」なんてことはしません。
現代文の読み方の基本を身につけたら、あとは自分が第一志望にしている大学の過去問を夏休み以降に週1くらいで解いてください。
漢字の暗記は必要であると思うならしてください(言葉を知ることは社会に出てからも役立つので不要なわけはないが、漢字を勉強に時間が回らない場合は捨てるしかない)。
※ 普通の参考書を読んでも結局何をすればいいのかわからないという人は、試しに「板野博行の現代文教室」を読んで見てください(予備校講師からはかなり否定的にとらえられているものですが、普通のやり方が無理なら試してみる価値はあります。ただし、個人的には勧めません)。
古文
各大学、問題のレベルの割には合格最低点が高くないので、状況によっては古文を捨ててもいいと思います。
最低限の対策をしたいというのであれば、西南・福大受験の人にも勧めている「望月光の古文教室」を使って文法の基本だけは覚えておいてください。
古文単語は学校で配られた単語帳を使ってかまいません。
「ランクA(超頻出単語)」を完璧にしてください。
後は過去問を解いて問題を解くことに慣れれば十分合格点に達するはずです。
数学
他の科目と異なり、数学は参考書を使って自分の力だけでどうにかしようと思ってもどうにもならないはずです。
なので、学校の授業の理解に徹するべきだと思います。
ただし、学校で採用している参考書が難しいようだったら、チャート式の白レベルのものを使ったほうがいいと思います。