暗記の仕方は人によってことなるので勉強をやりながら自分なりの暗記法を身につけてください。
ここでは一つのやり方を示しておきます。
目次
英語に慣れていない人の単語暗記法
一般的な暗記のやり方はどうかわかりませんが、多分、暗記が得意な人は似たようなやり方で暗記をしていると思います。
英語を勉強し始めたばかりの中学1年生が、疑問詞、what、when、where、why、who、howを単純暗記するやり方です。
まず、whatの発音・意味・綴りを頭の中で10秒くらい繰り返します。
具体的には、綴りw・h・a・tを意識しながら『ホワット・何、ホワット・何、ホワット・何』と頭で繰り返します。それが終わったら紙に実際にwhatと書いてみます。
綴りを間違えずに書け、さらに意味が分かっていれば終了です。たったこれだけです。
このように覚えれば、10秒も掛からずwhatを覚えることができるはずです。
whatが書けるようになったら同じようにwhenを10秒くらいかけて覚えていきます。
whatのときと同じように絶対にwhenを覚えられるはずです。
ここからが大切です。
whenを覚えたら、次にやるのはwhereを覚える作業ではありません。
次にやるのは、それまで覚えた単語を何も見ずに紙に書けるかどうか確認をします。
この時点ではwhatとwhenを覚えているので、whatとwhenを紙に書いて、しかも意味が分かっているのかを確認します。
これを繰り返します。whereを覚え終わったら、what・when・whereの確認。whyを覚え終わったら、what、when、where、whyの確認。この作業をしてください。
単語7個くらいまでなら5分もかけずに覚えられます。
仮に1日7個の単語を覚えるとすれば、1週間で49個の単語を覚えられるようになります。しかも必要な時間は35分程度です。
とはいっても、いうのは簡単ですが実際はそんなに簡単には覚えられません。
暗記に慣れていない中学生・高校生が上記のやり方で暗記をすれば、簡単な単語であればできるでしょうが、ちょっと難しい単語になったらできないかもしれません。
少しずつ覚えることに慣れる
ではどうすればいいのでしょうか。
簡単です。無理に1週間で49個の単語を覚えようとしなければいいのです(慣れてくれば少しずつたくさん覚えられるようになる)。
中学1年生だったら1週間に20個くらいの単語を覚えるだけで十分です。1週間で20個を目標に頑張りましょう。
1週間で21個覚えるとするなら、1日に3個ずつ覚えればいいのでしょうか?ダメです。間違った暗記法です。
私が1週間で21個の単語を覚えなければならないとすると、21個の単語すべて、初日で暗記しますます。
そして、翌日も初日に覚えた21単語を暗記します。3日目も同様に初日に覚えた21単語の暗記をします。
21単語を1週間毎日暗記するのです。このようにすれば初日に20分くらいかかった暗記は最終日には1分もかけずに終わってしまいます。
というのも3・4日後には、21単語をほぼ完ぺきに覚えているからです。その時点で、暗記というより確認になります。
かりに1日3個、1週間で21個を覚えようとすれば、思い出す作業を一切しないことになります。
難しい単語だと、初日に覚えた3個は1週間後には忘れています。
暗記をしたのに忘れては意味がないですよね。21個を毎日暗記すれば、1週間後には確実に記憶に定着します。
一度定着すれば、2・3ヵ月復習しなくても忘れることはありません。
このようなやり方で暗記をすれば、1年間で中学で習うべき英単語のほぼすべてを覚えられます。
その場限りの一夜漬や、復習をしない暗記とは違い記憶にも残り続けます。
この暗記をすれば「暗記ができない…」などという人はいなくなるでしょう。