私立高校入試の現実

全く勉強をせず学校の授業にもついていけない。偏差値は40台どころか、38。

いやいや、38どころか、30台前半。模試も1桁しか取れない。そんな自分は高校に行けるのだろうか。

偏差値は50以上はあるけれど、私立の過去問を解いたら難しくて半分くらいしかとれないけど大丈夫なのか。

入試直前になるとそのような不安を抱くようになる中学3年生が少なからずいるはずです。

そのような受験生に向けて以下の順で書いています。

  1. 現実
  2. 私立高校入試問題が難しい
  3. 私立対策は必要か
  4. 私立専願の人は塾に通う必要あるか
  5. 偏差値低い公立・私立どちらが良い

現実

超難関私立や普通の私立の特進クラス以外は名前を書けば合格するというのが私立高校入試の現状です。

この状況は、福岡県内の私立高校だけでなく、関東以外の地方の私立高校と同じような状況だと思います。

ちなみに、九州で超難関私立は久留米附設・早稲田佐賀・ラサール・弘学館などです。

福岡県内にある西南学院・大濠高校もギリギリ超難関私立に入ります。

これらの高校は入試で点数を取れないと合格は難しいです(内申点はオール2でも大丈夫です。私立は内申を見ません。不合格になったとすれば合格最低点を上回ったからで内申が低いことは関係ないです)

原因

少子化が進み子どもの数が減少しました。

それが原因で、10年程前なら不合格者を一定数だしていた地方の私立高校も全入に近い数字です。

以前なら絶対に合格できなかったであろう子でも合格できるようになりました。

筑陽学園・東福岡・福工大付属城東などでも中学時代に問題を起こしたことがある人を除けば偏差値30台でも合格する可能性が十分考えられます。

当然、私立は内申点を見ないのが普通なのでオール2でも問題ないでしょう。おそらくオール1でも学校で授業妨害をしていたり補導などの問題を起こしていない限り合格できると思います。

北九州地区は私立高校の試験日が異なることもあり、いくつかの高校を受験することができます。そういうこともあり、福岡地区と比べると不合格者数が一定数出ます。

しかし、人気のある九州国際大学付属高校以外の私立高校は名前を書けば合格してしまう可能性があります。

私立高校入試問題が難しい

私立高校(普通科)の入試は公立高校よりも難しいことのほうが多いです。

ある程度レベルの高い私立高校(大濠・筑女など)の入試問題は、公立高校の対策しかしていない人にとっては5割を取ることも難しいはずです。

ただ、難しいのは自分だけではありません。全員が難しいと思っています。

難しいのだから平均点も低いです。必然的に合格最低点も低くなります。ですので、難しいからといって特に焦って対策を取る必要はないのです。

「偏差値が10高い私立高校は合格できるか」という検索もされていましたが、偏差値40の人が偏差値50の私立に合格するのは簡単だと思います。

私が過去受け持った偏差値30台後半・40台前半の生徒も偏差値50前後の私立高校に普通に合格できています。

唯一不合格者を出したことがあるのは、城東の電気です。専願で不合格になりました。

明らかに、中学のときに問題を起こしたことが原因です。

この現状を考えて、私の塾では難関私立や学力特待を目指して受験する人を抜かして私立高校の対策は一切行っていません。

公立高校の対策をするだけで十分合格ができます。

私立対策は必要か

私立の過去問を使って対策を取ることは無駄ではありません。

時間に余裕があったり、学力特待を目指すのであればやるべきです。

また、いろいろな問題に触れることが公立高校の対策にもなります。

私の塾で私立の対策をしないのは、普段の勉強でいろいろな問題を解いているからです。

ですので、ほぼ確実に合格できる私立高校の対策を入試直前期に無理にやる必要はないと考えています。

普段から真面目に勉強をしているのであれば、自分が受験する私立高校の過去問を2・3年分解き、どのような形式で出題されるのかを確認する程度で十分です。

ただ、この点に関してはいずれ考え方が変わってくる可能性はあります。

私立高校が今後の大学入試に合わせた入試問題を作成し始めたらそれに対応するために対策が必要にると思います。

私立専願の人は塾に通う必要あるか

「専門学校に行く。大学に進学はするつもりはない。だから高校に合格さえすればいい」という考えなら塾に通う必要はありません。

誰でも合格できるのだから、塾に通うお金がもったいないです。

塾にお金を使う代わりに専門学校の入学金をためた方がいいです。

ついでに書くと、自分で勉強ができるなら公立高校を目指している人も塾に通う必要はありません。

「成績を伸ばすためには塾に通わなければならない」「合格するには塾に通わなければならない」と思っている人がたくさんいますが、そんなことは全くありません。

「独学では難しい、塾には行きたい。だけど塾に通うのは金銭的に厳しい。」という人は「manabo(マナボ)」がお勧めです。

料金は若干必要になりますが、2018年4月現在、これ以上にお勧めできる通信教材はありません。

スタディサプリ・進研ゼミ・Z会と連動させれば、勉強習慣のある人なら塾など通う必要性がなくなってしまうかもしれません。

 

偏差値低い公立・私立どちらが良い

「偏差値低い公立私立どちらが良い」という検索もされていました。

学校の設備を重視したり特殊な勉強(公務員対策・芸能・料理等)をしたいのであれば私立の方がいいかもしれません。

普通科に進学するなら公立・私立どちらでもいいと思います。

ただし、偏差値30台の高校は公立・私立を問わずヤンチャな人が集まる可能性があります。

そのような環境が苦手な人は、事前にどういう人が集まる傾向にあるかを学校の先生に聞き、その高校を避ける必要はあります。

また、大学進学実績を必要以上に気にする人は「実績良いのは私立か公立か」で少しだけ触れているので参考にしてください。

偏差値40台の公立校・私立校

公立・私立のどちらが良いかでは判断しない方がいいです。

大学に進学する場合

検索されたのが「どっちに進学すれば大学に進学しやすいか?」という意味であれば、管理教育がされているか、放任主義がされているかで決めればいいと思います。

誰かに指示をもらわないと勉強ができないタイプであれば管理教育がされている高校、自分のペースで勉強をしたいタイプであれば放任主義の高校を選びましょう。

詳しくは「大学進学を考えている中学生の高校の選び方」を参考にしてください。

大学に進学しない場合

「大学進学はしない場合ならどっち?」という意味であれば、普通科ではない学科を選ぶことを勧めます。

大学進学にこだわらず、子供の可能性を広げてくれる学科を探してください。

公立高校にも単位制高校・総合学科はありますが、私立の方が設備が整っていることが多いので私立の方が選択肢が多いかもしれないですね。

また、学習障害の可能性がある場合は普通科は避けた方がいい場合が多いと思います。