映像授業を導入している個別指導塾についてさっと書いています。

成績は伸びるか?

この手の塾に入れば、

「映像を見るだけで勉強をした気になって終わり」

の子を除けば大半の子が定期テストの点数を伸ばせるはずです。

映像を見せて、分からないところがあれば講師が説明するのですから、子供たちがやることは必要十分な暗記と演習だけ。

塾の指示に従ってこつこつ勉強ができる子は成績が伸びて当然です。

だから、映像授業を導入しているという理由だけでその塾を否定しないほうがいいです。

映像授業を導入していても良い個別指導塾はあります(実際に私がその塾に通ったわけではないですが、近場にも良い噂を聞く塾がありますし、いろいろな塾を検索していると面白そうなことをやっているところが意外とあります)。

迷っているなら

映像授業を利用している塾に通うかどうか迷っているなら

その塾の塾長がどういう考えで子供たちの指導に当たっているかを判断材料にしてください。

なんでそんなこと?

と思われるかもしれないので、「フランチャイズ 塾」で検索してみてください。

フランチャイズの塾が

  • 映像授業を使えばあなたが教えなくても大丈夫
  • 簡単に生徒を集められます
  • 利益〇〇〇万円

つまり「経験や能力にかかわらず、開業資金さえあればだれでも運営でき利益を出せますよ」というものだということが分かります。

「あなたが教えなくても大丈夫」という謳い文句に惹かれて塾を運営している経営者が本当にいるとしたら、少なくとも私はそんな人の下で自分の子どもを学ばせたりはしません。

映像系の塾(映像系ではなくフランチャイズ塾の話になってしまいましたが)へ入塾を考えるなら

塾長の教育理念を事前に調べることを勧めます。

それを怠ると「儲かるから」という理由だけで塾を開いている塾に入塾することになりかねません。

あとは、与えられたテキスト以外は指導対象外、という塾は危険です。

違うテキストでは指導ができない講師を雇っている可能性が高いからです。

他にも余計なことをたくさん書いてしまったのですが、さすがに消すことにしました(授業中うるさい、個別指導塾なのに学生講師と話して終わり、そういう個別指導塾のうわさは結構耳にしますが、子供がそういう塾を辞めたいと言わないのは、勉強をしなくても勉強をしたと親を思わせられるからかもしれません)。

 

すくなくとも私が子供に個別指導塾に通わせるとすれば、フランチャイズではなく個人で経営されているところから探し始めます(最近は塾教材の販売会社が個人経営の塾に映像授業導入をバンバン勧めているので今後は映像授業を導入する個人経営の塾が少しずつ増えてくるかもしれません)。

お勧めの映像授業

映像授業は興味があっても「なんで映像を見るだけでたいした解説がないのにこんなに高額なの?」と思って迷っている人がいるのなら(中にはどう考えてもそれは高すぎるだろう、というところもあります)

多くの人は既に知っていると思いますが、無料なのにかなり質が高い映像授業もあるのでチェックしてみてください。

個人的にお勧めなのは、葉一(はいち)さんが運営している塾チャンネルか、CMで有名なあれです(いずれも塾が利用することはできませんが、個人で利用するなら無料です)。

あれを無料で提供されたら有料で映像授業を提供している会社はたまったものではないですね。

無料授業を見て基礎を理解し、学校のテキストをしっかりとこなせば、塾に通わなくても定期テストで400点以上は取れると思います(映像授業を利用しなくても取れますが・・・、というよりテキストを読んで自分で理解ができるようになってもらいたい)。

 

 

ちなみに

うちの塾でも映像授業を導入しようと思わないことはありません。

事実、最近の塾業界を考え今の場所に移転してからずっと導入しようか迷ってい、一度は契約を結んだけど実際に使おうとすると自分のやりたいことと何か違い使わずじまいに終わるという経緯もあります。

今後は生徒の求めによっては導入するかもしれませんが、映像授業導入に対する抵抗がまだまだあります。

※ 映像授業を見ても頭に入らない子が一定数いるはずなので、そういう子は避けたほうがいいです。

個別指導塾の実態

BIGLOBEニュースに個別指導塾の実態がマンガに

個別指導の塾講師をした大学生

少なくとも10年位前までは個別指導塾の常識(2000年代前半くらいまではこういうところは本当に多かったと思う)で

時給換算したら400円以下、まじめにやろうとすればするほど割に合わないものでした。

今は多少改善されてきているようですが、まじめな子ほど割に合わないということは変わっていないみたいです。

学校の授業についていけてない高校生には誰でも指導ができると偏差値50未満の大学の学生をあてるとか、

レベルの高い大学を目指している高校生に、そのレベルの大学に通っている学生が本当に教えられるの?とか(ハイレベルの子は九大生が見るのが通常だと思うが、学生を十分に確保できていないところはこうせざるを得ないのだろう。聞いたときは本当に驚いた)

塾がどんどん増えて学生確保ができず、大学名に関係なくとりあえず採用して、中1・中2にあてておくとか

は今でも耳に入ってきます(当然すべての塾がそうしているという分けではありません。ただ、入塾前にその塾の情報をしっかりと集める必要があります)。

 

ただ

最近は個を売っている個別指導塾が増えてきているのも事実。

フランチャイズの個別指導塾に自分の子を通わせる気はまったくありませんが、

「この個別指導塾なら通わせたい」と思える個人経営の塾はいくつかあります。

今までは個別指導塾に通うのは

トップレベルの子

学校の授業についていけていない子

だけと思っていましたが、

それ以外の子も

お金儲けが第一のフランチャイズ塾でなければ、

個別指導塾に通わせる価値があると考えが少し変わってきました。