合格する実力がほぼついていないのに、超運が良くて合格してしまうことはありますが、そういう例外を除いて

不合格になる子は受験の前からある程度わかります。

夏休みの姿勢で見えてくる

高校入試が直前1・2か月でどうにかなってしまうのと異なり、

大学入試は、不合格になる人は夏休み明けにほぼ決まっています。

夏休み終了時点で「この子は合格できない」と思った子で合格した子は一人もいません。

なぜ合格できないことが分かるのか

それは不合格になる子が

授業の姿勢が悪く、ダラダラと集中できていないですし、

「その程度の努力で合格できるなら全員合格しちゃっている」

と言いたくなるくらいの勉強しかしていないからです。

大学受験を高校受験と同じくらいに思っていて

ちょっとの勉強で偏差値50台の公立高校に合格してしまったことで

大学受験もその程度でいいだろう、なんとかなるだろうと勘違いをしているわけです(だから1日1・2時間ダラダラ勉強することしかできない)

 

不合格になる子は不合格になるべくして不合格になっているということを、本気で大学受験を考えている来年の高校3年生は知らなくてはいけません。

しかも、定員が厳格になってしまったことで4・5年前なら西南・福大にぎりぎり合格できていたであろう子は今ではまず合格できなくなっています。

部活が終わってから必死になって勉強すれば西南・福大程度なら合格できるだろうと楽観している子がいるなら考えを改めてください。

部活が終わってから成績が一気に伸びるのは基礎が出来ている子だけです。

基礎がゼロで偏差値が40台前半くらいしかないのなら、部活が終わってからの数か月の努力では福大くらいなら不可能とまではいえませんが、それでもかなり厳しいです。

中学の時に2・3か月本気で頑張り特定の科目が偏差値40台前半から60前後になり中堅公立高校に合格できた子は根拠のない自信を持っていたりするはずなので

そういう子も危険です。

中学で偏差値40前半から特定の科目を偏差値60前後にすることはたいして難しいことではない(本人にとっては難しいと思う)が、大学受験はそんなに甘くない(中学時代偏差値60くらいで自分ができると勘違いしてしまい高校で勉強をさぼっていたら福大にすら合格はできない)。

大学受験を舐めていたら自分がバカにしていた大学にすら不合格

同じ問題を間違えない

不合格になる子は、同じ問題を間違えます。

私の塾では常に復習を入れているので、1年間通えば、文法4択問題であれば同じ問題を何度も何度も解くことになります。

にもかかわらず、同じ問題を同じように間違える子が出てきます。

残念ですが、そのような子は合格できません。

授業で説明したことを、すぐに文法書で復習して知識の定着をはかれと言っているのにそれができないのだから合格できなくて当然です。

集中力がない

授業に集中することすらできない子は、おそらく、家でも集中していないはずです。

「学校が休みの日に1日10時間やっている」

と思っている子でも、

実際は集中して勉強している時間はどれくらいあるのでしょうか?

本当に集中してできている子もいるでしょうが、勉強していると思っているだけで実際は1時間もしていないというようなこともありえます。

自分が本当に勉強が出来ているかどうかストップウォッチを使えば分かるので、

ストップウォッチで集中力を高める」を参考に自分の勉強時間の記録をしてみてください。

一つ追記すると

必死に努力した子の中には

「かなりの確率で合格できるだろう」と思える子だけでなく

「頑張ったけれど合格は難しいかもしれない」と思える子が出てくるのは当然

努力をしたのに結果を出せない人も多くいる。

受験は、個人の能力差(理解力・暗記力・集中力など)、勉強のやり方、運などが合否に関係するから当然と言えば当然。

 

必死に勉強をしたと自分で思っていたとしても、それが明らかに非効率なやり方であれば、受験勉強がどういうものか分かっている人には敵わない。

 

A・Bの2人がいてAの方が偏差値的に5高かったとしても、自分が得意な個所が運よくでてきてBは合格Aは不合格ということもある(ただ、この手の運は本当に努力した人しか起こりえない)。

合格する人は寝ない