来年度大学受験を控えている子は大学受験を舐めないでください。
現在の自分の実力以上の大学を志望校にしている子はすでに受験勉強を始めていると思ってください。
目次
受験を決めた瞬間
受験勉強を始める時期は受験をすると決めたときです(多くは3年進級の前後と思う)。
私の場合は高校1年の4月から始めています(中学の学習内容をほぼすべて未修状態だったので・・・。「私の偏差値推移」を参考ください)。
普通の人なら高校1年から始める必要はありませんが、できれば高校2年の3月から始めることを勧めます。
2年の3月に気持ちを入れ替えなければ
「4月からやれば大丈夫」と遊びまくり
4月になってなると
「夏休みから本気を出せば大丈夫」
と自分で自分を納得させ
9月になってから
「いまから頑張れば合格できますか?」
と学校や塾の先生に尋ね
直前期に
「なんであのとき勉強しなかったんだろうか・・・」
と終わる。
可能性が大だからです。
大学受験は現役受験生が思っているほど甘くないということも早く気付いてください。
勉強をさぼってきていた子は勉強のやり方が分からず勉強時間のわりに成績が伸びないことが往々にしてあります。
私の場合は4・5月と日本史のテキストをノートにそのまま書き写して暗記するというアホなやり方でやっていましたが
「このやり方だと絶対に受験までに間に合わない」と思い、勉強のやり方を変えています。
もし、始める時期が遅いのに加え勉強のやり方が間違っていたら、勉強のやり方が間違っていることに気づいた時点で受験直前期になっていてすでに手遅れということになるかもしれません。。
勉強法は各人異なり、実際に自分が勉強をしていくうえで「このやりかたが自分に合っている」と気づくものです(だと思う)。
大学受験生は受験をすると決めた時が受験勉強を始めるとき、「まだ早い」なんてことはないので、高校2年の3月からは本気モードに入るべきです。
※ 高校入学時の偏差値が60未満の子が早稲田・慶応、旧帝国大の受験を考えているなら、高校1年から国語・英語・数学は受験を意識して勉強してください。
寝るわけがない
私が現役のときはどんなに疲れていても、ものすごく濃いブラックコーヒーを飲み、勉強の途中で寝るということはありませんでした(ただ、これはお勧めしない。15分くらいの仮眠をとるのがベスト)。
本気で合格をしたいと思っているなら、そして合格の可能性がほんの少しでも見えているなら、睡眠時間を十分確保しているのなら集中力が切れることもないはずなので眠くなりません(睡眠は最低でも6時間は取る)
夏休み過ぎに
ちょっと寝ようとして、気づいたら1時間も2時間も経っている
起きる時間が朝の10時
自分では5・6時間勉強したと思っているのに、集中している時間が1時間くらいしかない
こんな状況なら
偏差値40台前半から西南・福大や地方国立大を目指すなど無理と思ったほうがいいです。
偏差値50台前半からMARCH以上の大学を目指すのは初めから夢物語です。
塾講師が「あ、この子は絶対に無理だろう」と思うのはそういう子です。
受験まで残り2か月を切っている時期に1日の勉強時間が5時間なんてマジでありえません。
当然、毎日毎日気づいたら寝ていた・・・なんて子が受かるわけがないんです。
中にはそれくらいの勉強時間で問題ない異次元の子もいるかもしれませんが、ある程度のレベルの大学に合格する子で1日5時間程度の勉強とか気づいたら寝ているなんてのは本当にありえないです。
中堅私大以上を受験するのなら、直前期は学校がある日でも5時間、休日には10時間以上勉強しているなんてのは当たり前で(早稲田・慶応に合格するような人はそれを2年の3月から始めているはず)
休日に5時間しただけで「あ~、今日はたくさん勉強した」と思うレベルではありません。
本気で合格したいのなら、集中して必死になって可能な限り勉強してください。
合格する人は結局はやるべきことをやっている。
不合格になる人はやるべきことをやっていない。
「勉強しているのに成績が伸びない」という人は、大学受験に必要十分な勉強をしていない。
そのように思うべきです。
※ 早稲田A判定取れるくらいの人が西南・福大を受けるというような場合があるとすれば、当然話は変わります。ほとんど勉強をしなくても合格する可能性はあります。
睡眠時間
「寝ない」というのは「一睡もしない」という意味ではありません。
適切な睡眠時間は確保しなくてはいけません。
人によって適切な睡眠時間は異なりますが、高校生なら通常は6~8時間くらいに収まるはずです。
なので、夜12時前に就寝し、6時間~8時間の間で睡眠時間を決めてください(昼に15分程度の仮眠をとることも大切)。
なお、休みだからといって睡眠時間を変えないことを勧めます。
体内リズムが崩れ集中力がなくなることも考えられるからです。
定期テスト対策で一夜漬けをするのは多少の効果はあるかもしれませんが、長期戦の入試では逆効果になるので、次の日が休みだからと言って明け方まで勉強をするというのはやめてください。