私が大学生の時に勉強で集中力がなくなったときに使っていたのがストップウォッチです。

テレビを見ていたら私と同じようなことをしている人がいて驚きました。

その後ネットで検索してみると、意外とやっている人が多く「自分が考案したと思っていたのに…」と少し残念に思いました。

15分設定で集中力UP

私は大学3年生の時は大学にもいかず司法試験の勉強を家に引きこもって1日中していました。

しかし、「机の前に10時間以上いるのに実際はほとんど勉強をしていないのでは?」と思える状況が続く(まったく集中力がない)時期がありました。

そこで、思いついたのがストップウォッチで15分だけ集中するという方法です。

どうせ集中できないのなら1日15分でもいいから集中して勉強をしようと思ったのです。

これは大成功でした。

最初は15分経過したら休憩、15分経過したら休憩と、ストップウォッチが鳴れば勉強を中断していましたが、次第に以前通り勉強ができるようになりました。

「15分でいいからとにかく集中する」目標を設定することで、スランプから脱出することができたのです。

もし、勉強をしなくてはならないのにどうしても集中できないという人は一度ストップウォッチで勉強時間を区切ってみてはどうでしょうか。

ストップウォッチで時間を測って分かったこと

勉強時間を15分で区切る必要がなくなってから、ストップウォッチを利用して自分の勉強時間を測るようになりました。

勉強時間を測ることで分かったことが2つあります。

  • 勉強をどれだけしたか
  • 自分の集中力のなさ

この2つです。

勉強をどれだけしたか

ストップウォッチで勉強時間を測り(私の場合は1時間で鳴るように設定していました)、1日にどれだけ勉強をしたのかグラフに書いていきます。

そうすることで、自分がどれだけ勉強をしたのかが視覚化されます。

視覚化されると「自分はこれだけ勉強をしたんだから、自信を持っていい」という気持ちになれます。

そうすると、やる気がどんどんでてくるようになります。

実際にやってみると分かるのですが、本当に自信につながります。

また、グラフをつけることで勉強時間に波があることに気づきます。

そうすると、「先週は30時間勉強したのに、今週は20時間しかしてないな、来週は気合を入れよう!!」というように、勉強をやらなくてはいけないという気持ちがわいてきます。

このようなメリットがあるので興味のある人はストップウォッチを使ってみてください。

自分の集中力のなさ

ストップウォッチで勉強時間を測るとき、勉強をやっていないときは時間を止めます。

つまり、勉強に集中しているときはストップウォッチは動いていて、集中力が途切れ、ちょっと休憩をするときは止まっていることになります。

そうするとどうでしょう?

今まで休みの日は朝の9時から夜の11時まで、1日14時間は勉強していると思っていたのに、実は6時間くらいしかしていないなかったのです。

初めてストップウォッチで勉強時間を測ったときは本当に驚きました。

「1日中勉強をしていると思っていたのに、1日どころか半日もやっていないじゃん…」と。

これに気づいたときは結構ショックでした。

そのときに、勉強は量ではなく質だということを改めて確認しました。

寝る以外のほとんどを勉強時間に使っているのに実際は勉強をしていなかった。

時間の無駄。いや、人生の無駄。無駄な時間を使うんだったら集中して勉強を終わらせ、浮いた時間で遊んだ方がいいということに気づいたのです。

ストップウォッチを使っていなければ、だらだら勉強をし続けていたと思います。

1日5時間の勉強でも集中すれば14時間も勉強する必要はないことに気づけました。

9時間も無駄にする必要がなくなったのですから、ストップウォッチに本当に感謝です。

勉強を継続的にできない理由

勉強は量より質?

親からすれば子供がとりあえず机の前に座っていれば安心するかもしれません。

しかし、集中していなければ時間の無駄になります。

勉強時間が少ないことは問題ですが、受験期でもないのに中学生が1日3時間も4時間も勉強をする必要はありません。

1日1時間~2時間集中して勉強すれば学年でトップレベルの成績を取ることも可能だと思います。

もちろん、勉強をすることが苦ではなく、何時間でも集中して勉強ができる人ならやっても構いません。

しかし、親が、嫌がる子に、何時間も無理やり勉強をさせているのであれば、勉強時間を減らしてあげてください。

無理やり3時間4時間勉強をさせるよりも1時間集中して勉強をさせた方が絶対に効率の良い勉強ができるはずです。

浮いた時間で、外で遊んだり部活に打ち込んだ方が子供の発達に良いはずです。

それに、知識がゼロの状態では質の高い勉強をしようと思ってもそううまくはいきません。

中学1・2年の時は受験期に困らない程度の勉強時間を確保し将来的に質の高い勉強ができるようになるための基礎固め的な期間として考えるほうがいいかもしれませんね。

 

とはいっても、受験期(中学生なら中3の夏休み以降、高校生なら高校3年の4月以降)は質も大切ですが量も大切になります。

どれだけ質が良くても1日1時間くらいしか勉強をしないようでは成績を伸ばすことは難しいです。

そのことについて「高校生の勉強法」に簡単に書いているので参考にしてください。