ツイッターで「授業を受けない」「学業不振」が話題になっていたのでそれいついて書いておきます。

何でもかんでも教えない

自分でできる子はある程度放っておく方が伸びる

塾がやるべきことは

科目を教えるだけではなく

受け持った子を自分の力で勉強ができるようにさせること

教えるよりそちらの方が重要

いつまでたっても人から教えてもらわなければ勉強ができない

人から指示がなければ何をすればいいのか分からない

という子はいつまでたっても自分で何もできないままなんじゃないかと思う。

 

うちの塾では中学は英語・数学が中心で社会・理科を教えることはあまりないが

それは

中学の理科・社会など教える必要はないと思っているからで、むしろ教えないほうがいいとまで思っている(今までこのやり方でやってきているが、少なくともフクトで偏差値60前後くらいまでなら大半の子が取れるようになる。そもそも、市販の参考書を使って自分で勉強ができないようならそもそも上は目指せないこれを無責任の放任主義と捉えるか、自分の子にそうなってもらうためにそうしたほうがいいと思うかは人によって異なるとは思うが。私は、そもそも、中学の理科社会を自分の力で勉強ができないようなら人から教えてもらってもたいしてできるようにはならないと思っている。勉強ができる子っていうのはなんだかんだで相当の勉強量をこなしているからで、塾はきっかけになっているに過ぎない。勉強をしない子に授業をやったところで意味がないし、理科・社会が自分でできないのは単に勉強をしていないだけの場合が大半)。

 

高校では英語しか教えていないが、私立文系学部の入試で教えてもらわなければ効率的に勉強をするのが難しいのが英語だけで(英語も一人でやろうと思えばできるが)

国語・日本史・世界史・政治経済は市販の参考書を使って自分で勉強ができるしそうすべき(それを自分でできないのなら福大以上の大学に合格できるわけがない)。

 

勉強ができない子、やらない子ほど「教えてもらいたい」となるが(というより、やらない子は「教えてもらいたい」とすら思わず、ただ何となく時間を過ごしているだけのことが多い)

その考えは捨てるべき。

こういう子たちには

勉強は基本的に自分でするものだから

教えてもらうのではなく自分でできるようにすることが大切

という考え方を持たせてあげるべき(口だけで「勉強しなさい」と言い続けると、自分の意志で勉強をするという思考にならないような気がする。勉強をしない子に勉強をさせたいのであれば、塾に通わせるのではなく、家庭で勉強をするのが当たり前の環境を作ってあげる方が絶対に成績を伸ばすことができる)。

 

直前期に授業を受けたがらない

入試直前期に授業を受けようとしない子がいるから困る

なんて塾講師がいるみたいだけど

自分の場合はむしろそういってくれた方が嬉しい。

「今は授業を受けるよりも自分がやらなければならないと思っていることをやりたい」

ということを自分で分かっているから。

 

こう書くと

 

授業を受けたくないと思われるような授業しかしていないからそう思われるんだ

 

という講師の質のせいにする講師が出てくるのも分かる。

確かにそれは否めくはないが

集団指導塾って生徒の得意苦手科目を無視して皆同じ授業を受けることになるので

入試直前期は弊害になることの方が多い

普段は個別指導塾(フランチャイズの)に否定的な私も

この時期ばかりは集団よりも個別の方がいいと思ってしまう(ただこの時期は個別指導も必要ない。必要なのは独学できる力、いかに勉強時間を確保し自習ができるかが重要)

 

個人差がある

ただ、もうそれ以上頑張ることができないほど頑張っているのに思うような結果がでない

例えば

必死に勉強をしても平均点に達さない

とか

定期テストでは8割くらいは取れているのに模試や入試の過去問になると何一つ問題が分からず平均点に程遠い

とか

早稲田・東大などの大学に合格できるほどの実力にまったくならない

とか

いう場合は

勉強がすべてではない

と言ってあげることも大切だと思う。

実際に今の世の中勉強ができなくても自分でやりたいことを見つけてそれで飯を食っていくことが可能な時代

勉強ができなくてどうするんだ

という親からの圧で

どうにもならずに精神的に辛い思いをしている子は少なからずいるはず。