塾を選ぶときの注意点

世の中にはいろいろな塾があります。塾を選ぶときは最低限の知識を付けておきましょう。

何も調べずに塾に入ると、成績が伸びないだけでなくとんでもない料金を請求される可能性もあります。

  1. 塾を利用する上での注意点
  2. 「絶対に成績を伸ばす」という塾
  3. 塾を利用すべきかどうかの判断基準例
  4. フランチャイズの塾に思うこと

塾を利用する上での注意点

注意点をで上げます。

体験に来た子の学力テストを受けて、「合格するためにはこれだけのコマ数は受ける必要がある」などと不安を煽り単価を上げようとするところもある(個別)

授業料を安く見せておき、入塾時の必要経費として何十万も支払わせる

1対2以上だと、ボケーっとしている時間がほとんどで何をしに塾に行っているのかわからないということもある(個別)

1対2以上だと、講師が生徒を伸ばすための指導をすることは難しい(個別)

他に人がいたら先生に質問するのができないタイプだと、個別指導であっても問題を解くだけで終わってしまうことがある(個別)

教室の中で勉強以外の会話ばかり聞こえてくるところもある(個別)

1コマまるまる大学生とおしゃべりで終わるということもある(個別)

講師の質が悪いことがある(個別)

特待制度で無料と謳いながら夏期・冬期講習で10万以上の授業料を請求されることもある(集団)

通常の授業料を安くし、講習・特訓など通常授業以外でぼったくる(集団)

一番下のクラスに配属される講師の質は悪い(集団)

これらは私が大手塾にいたときや個別指導から移動してきた教え子から聞いたものです。塾を通わせる前に塾がどういう経営をしているのかを知りましょう。

名前は挙げませんが、凄い指導者が集まっている中堅塾(本当にお勧め)、犯罪レベルのありえないぼったくりをやっていた(10年前に聞いた話なので今はどうなっているかわかりません)個別指導塾、いろいろな塾があります。

ある人には良い塾でもある人には悪い場合もあります。当然、私の塾をダメな塾だと思っている人もいるはずです。

子供のことを考えるなら、塾がどういうものなのかを知ったうえでどの塾に入るべきかどうか真剣に考えてください。

「絶対に成績を伸ばす」という塾

「うちの塾に入れば、どんな子でも絶対に成績を伸ばします」「10点台、20点台、30点台が、一気に80点、90点になります」

このような無責任なことを言って、入塾をさせようとしてはダメだと思います。

定期テストで10点台の子が体験をすることになった時は「絶対に伸びるから入塾してください」ということはいうべきではありません。

事前に「勉強をしても伸びない可能性がある」と伝え、学習に何らかの困難を抱えている可能性があることも考えながら慎重に受け持った生徒を見るべきです。

「絶対」はない

確かに、30点台の子がいきなり80点台になるというようなことは私の塾でもあります。

5教科合計が200点台前半だった子がいきなり300点台後半をとることもあります。

一気に100点以上のUPです。

しかし、すべての生徒がそうなるわけではありません。

苦手科目を集中して勉強すれば、他の科目の点数が下がってしまうこともあります。

暗記が他の子よりも苦手な子は、たくさん努力してもなかなか定期テストの点数が伸びないこともあります。

計算が苦手な子は、得意な子の倍以上の努力をしても思うような点数が取れないこともあります。

だから、「どんな子でも絶対に成績を伸ばす」。そんなことは私には言えません。

何と言うか

転塾を考えている生徒の親と面談をするとき「塾に入ったら必ず成績は伸びますか?」ということを聞かれることがあります。

そのとき、私は次のようなことを言うことが多いです。

  • 伸びるかもしれないし、伸びないかもしれない
  • どうすれば伸びるのかを生徒を見ながら考えていきます
  • なぜこれまで成績が伸びなかったのか原因を把握します
  • 他の塾で伸びなかったとしても、うちでやれば伸びる可能性はある

私の塾に入塾する生徒が定期テストで平均点以下をとるようなことはほぼありません。

そうであっても、「絶対に伸びる」ということは絶対に言いません。「絶対」はありえないからです。

事実、7・8年前だったと思いますが、半数以上の生徒が定期テストで常に平均点以下という学年がありました。これに関しては、何も言い訳できません。

他の塾で伸びなかったとしても、うちの塾なら伸びる可能性は高いですが、絶対ではないということです。

「絶対に伸びると言わないのは、成績が伸びなかったときの保険なんじゃない」と思う人もいるでしょう。そう思ってもらってもかまいません。

「100%成績を伸ばす」と断言する嘘つきになるより、逃げたと思われた方がましです。

塾を利用すべきかどうかの判断基準例

塾を利用するかどうかの判断基準をいくつか書いておきます。

自学ができるのであれば無理に塾を利用しなくてもよい場合

  • 難関私立中学を受験しない小学生
  • 偏差値50~60の公立高校を受験する予定の中学1・2年生
  • 偏差値50以下の公立高校を受験する予定の中学生
  • 西南・福大・日東駒専レベルの私立文系大学を受験する高校生
  • 佐賀大・大分大学など比較的簡単に合格できる国立大学

自学ができても塾を利用した方がよい場合

  • 難関私立中学を受験する小学5・6年生
  • 公立トップ校や難関私立高校(西南学院以上) を受験する予定の中学生
  • 偏差値50以上の公立高校を受験する中学3年生
  • 2次試験の問題が難しい国立大学を受験する場合

塾に通わせた方が良い場合

  • 自学ができない場合
  • 集団指導が合わない場合

参考:夏期講習の料金相場

フランチャイズの塾に思うこと

中には利益第一主義のところもありますが、個人経営塾は本気で子どものことを考えている塾が多いです。

しかし、フランチャイズの個別指導塾(直営もそうですが)の多くは利益第一主義です。教育に無関心だけれどお金になるという理由だけで始める人もいます。

友達を誘えとしつこい塾が多いみたいです。友だちを紹介したらクオカード3千円・5千円というように、もので釣るような塾は本当に嫌いです。(それができれば私の塾はもっと生徒が集まっているのでしょうけれどね・・・)

はっきり言って、私は個別指導塾は嫌いです。個別指導塾を利用するべきではないと思っています。

ネットを見ていると、西区に「この経営者の個別指導塾はすごい」というところもありますが、ほとんどの個別指導塾が口では教育が第一と言っておきながら、お金のことしか考えていないのではないでしょうか。

サービス業だから、指導した対価をもらうのは当然ですが、無駄な授業を受けさせ単価を上げて利益を出そうとしている人が教育第一とは言ってもらいたくないです。

もし、教育が第一なら、夏期講習で必要以上のコマ数を受講させ、30万・40万という、ぼったくりレベルの料金を請求することはしないでしょう。30万っていったら、中学3年生が私の塾に1年通う料金より高いです。中学1年生なら半分で1年間通えます。

本当に子どものことを考えているなら、自分で勉強をさせる力をつけて、週に1・2回の指導で高得点を取れるように・合格できるようにするのではないでしょうか?

成績が伸びないからコマ数を増やせって、「それってあんたの塾の指導がクソだからでしょ?」と言いたくなります。

また、学習障害の可能性がある子にたくさんコマ数を取らせ、頑張れば成績が伸びるという個別指導塾はそこらへんにたくさんあります。学習障害の子供たちにどのような指導をすればいいのか知っているならまだしも、学生講師に丸投げ、楽しく勉強をしてるふりをさせてお金をもらう。そういうことが現実にあるので怒りすら覚えます。

しかし、近いうちに集団授業の塾の多くが消えるかもしれないんですよね。数年後は、ネットを利用して授業を受けることが常識になる可能性が高いからです。そうなったときは、残るのは個別指導塾だけかもしれません。

そのときは、「個別指導塾など利用するな」と言っている私の考えが変わるかもしれません。もし、私の考えが変わらなければ、集団授業塾の需要がなくなったときが私の塾講師人生の終焉ですね。

参考:これからの塾