塾に関連する疑問

検索結果から中学生の子供がいる親の多くが多くが塾に関して気になっていることについて私の勝手な回答を以下の順で書いています。

  • 公立トップ校受験の塾選び
  • 塾に入れば絶対に成績は伸びるのか
  • 個別のほうが集団よりも成績が伸びるのか
  • 個別指導塾の相場
  • 家庭教師業者には注意
  • 押しに弱い人

公立トップ校受験の塾選び

公立トップ校に進学をするのであれば大手塾に通いましょう。

自分の近所に地域で有名な個人経営の進学塾があり、それなりに進学実績があるところであっても避けたほうがいいと思います。

私の塾のような小規模個人経営塾は避けるほうが無難です。

大手塾を勧めるのは、合格してからのことを考える必要があるからです。

小規模な進学塾だと、トップ校に合格させることだけが目標になるので、公立に合格するための勉強を徹底させるはずです。

一方、大手塾でトップレベル校を目指すクラスに入れば難関私立のための勉強もすることになるので、かなりハイレベルなことをします。

公立に合格するためだけの勉強しかしないのと、公立レベルを超える勉強をしているのでは、学力差にかなりの開きが出てきます。

模試では学力差を測れない

各地域で行われている模試は公立高校受験に合わせて作成されており、問題のレベルが基礎と標準的なものが大半です。

これは、一定の学力以上の学力差を測ることができなくなることを意味します。

例えば、公立レベルに合わせた英語の模試を、英検2級に合格できる実力の子と英検3級にやっと合格できる子が受けたとします。

この場合、英検2級に合格できる子がケアレスミスで90点、英検3級にしか合格できない子が95点を取るということが起こってくるのです。

実力は明らかに英検2級に合格できる子のほうが上です。

しかし、問題レベルが簡単だと、実力が上の子のほうが点数が高くなるとは限らないのです。

このような見えない実力差に気づかないまま、トップ校に進学してしまうと、「自分は頭が良い」という自信(勘違い)が、一気に崩れてしまう可能性があります。

そうなっては、元も子もありません。

「井の中の蛙」状態を避けるために、トップレベル校に進学することを考えている子は大手塾のトップクラスで勉強したほうが良いです。

ただし、次元の違う能力の持ち主や大手塾の集団授業が苦手な子は、小規模の塾やしっかりと難関校受験の対応ができる個別指導塾を選んでも構わないです。

情報量・テキストにも差がある

大手塾では私のように、生徒の学力に応じて個別に対応をすることは難しいというデメリットはありますが、メリットもあります。

大手塾の情報量が半端ではないことと、使用するテキストの質です。

入試で分からないことがあれば、問い合わせればすぐに解決できるでしょうし、テキストは最新の入試傾向に合わせたものに適時改訂しているので、指示に従って勉強をすれば間違った勉強をすることもないはずです。

トップレベルを受験する人が入試直前期に必要なのは、教え方のうまい講師ではなく、正確かつ最新の情報と良質なテキストです。

それを考えても、トップレベルを受験する子は大手塾を選ぶほうがよいです。

個人経営の塾は

悔しいですが、大手塾の情報量とテキストの質に小規模の塾が勝ることは難しいです。

小規模の塾が情報を入手するには、各都道府県の教育課に問い合わせたり、知り合いの高校の先生から少し情報を聞いたり、生徒から学校がどのような状況なのかを間接的に聞くなどするしかないので、莫大な情報を一気に知ることはできません。

テキストに関しては、模試・過去問研究で可能な限り最良な問題を用意し、生徒に勉強をする方向に上手に持っていったり、個に合わせた指示をすることでカバーするしかありません。

参考:塾の選び方

塾に入れば絶対に成績は伸びるのか

分かりません。

学力が伸びるか伸びないかは個人の能力、やる気が影響します。

相性が良かったり、適切な指示を受けたりすることで劇的に成績が伸びる子がいます。

一方、伸びるどころか学年が上がるにつれ成績が下がり続ける子もいます。

やる気がなければ塾に通っても成績が伸びることはあまり考えられません。

塾に入れればそこの塾の指導力によって急に成績が伸びると勘違いしている親がいるかもしれませんが、やる気がない子のやる気を出させることはよほど相性が良くなければ難しいです(イケメン大学生講師に指導を受けることで、勉強を始める場合など)。

どれだけ、指導能力に優れた人が指導に当たったとしても、聞く耳を持たない生徒には暖簾に腕押しです。

「成績を伸ばしたい」と本人が思っていないのに親が無理やり塾に入れたところでお金をどぶに捨てるようなものです。

また、ものすごくつらいことですが、どれだけ勉強をしても成績を伸ばすことができない子も現実にいます。

参考:学習障害(LD)

個別のほうが集団よりも成績が伸びるのか

分かりません。

ただ、個別指導塾で成績が伸びる人は集団授業でも成績が伸びる可能性は高いです。

というよりも、個別で成績が伸びる子は塾に通わなくても成績は伸びるはずです。

そもそも、個別指導塾はトップレベルの学校に合格することを目標にしているそれなりに実力のある人、学校の授業についていくことができない人、集団塾に通いたいけれど時間的に難しいから個別指導しか選択できないという人が利用すべきものです。

普通に成績を伸ばすだけなら個別指導塾などに通わずに集団授業塾に通ったほうが絶対にいいです。

「集団授業が嫌いだから、個別指導に通う」という子がかなり多いですが、自分以外の人が周りにいる環境を避けて何か得なことがあるのか疑問です。

そういう子は高校になってからも個別指導塾に高い授業料を払うのでしょうか?

就職するときも、個人指導をしてくれる塾に通うのでしょうか?

子供が個別指導じゃなければ勉強ができないというわがままを受け入れると、それが当たり前になり、いつまでも無駄な教育費を払い続けることになります。

個別指導を利用するのは例外的な場合だけです。

個別を選ぶならしっかりと調べてから

中にはとにかく生徒さえ集まればよいと考え、勉強をせずに講師と会話だけをして終了、生徒数の多くガヤガヤ騒がしく勉強の環境ではない、携帯をいじったりすることも目をつぶっているところもあるみたいです。

自立学習型と謳っているところには、生徒に対する講師の割合が少なく、実際はただ自習をさせているだけのところもあります(小規模のフランチャイズは要注意)。

入塾させる前に、実際に勉強をしている環境を少しでもいいから見せてもらうといいでしょう。

参考:個別指導塾

個別指導塾の相場

1対1だと塾講師への給料が90分で2500円程度だとして、週1回90分で2万円前後は必要になると思います。

1対2でも1万5千円前後はするはずです。

1回60分で千円前後でできるような個別指導塾もありますが、そのような塾は講師1人に対し生徒が4人以上のところなはずです。

もしくは、講師の給料を低く抑えることで利益を出しているはずです。当然、給料が低いと質の高い講師は集まりません。

プロ家庭教師になると講師の時給が最低でも2500円以上(私が以前登録したことのあるところは最低給が2500円だった)になるはずなので、値段はピンキリだと思いますが週1で120分の指導で月に3万円くらいはするはずです。

プロ家庭教師を雇う家庭は基本的に金持ちで、大手予備校のトップクラスで授業を受けつつ、その授業のフォローのために家庭教師も雇うという人が多いのでしょうかね?

中3の夏休み以降になると、「公立高校受験のためだけに集団授業塾に加え個別指導塾にも通い月に5万円以上使っている人がいる」ということを耳にしますが、「あらら」と思ってしまいます。

ちなみに私の塾にでは必要だと感じたときは、中学生に対しては無料でマンツーマン指導をしています。生徒に必要以上に無駄なお金を使わせたくないですから。

※ やる気がない生徒には個別対応はしません

参考:夏期講習受講料の相場

家庭教師業者には注意

私の元教え子に九大を目指している子がいました。

その子は勉強だけでなく高校生活を楽しむためにあえて自由度が高い偏差値の低い高校に進学しました。

どこかで名簿を購入し家庭教師の派遣外車から彼に問い合わせがありました。

家庭教師の業者もまさかその子が九大を目指しているとは思わなかったのでしょう。

「九大を目指している」と家庭教師業者に伝えると、すぐに電話を切ったみたいです。

つまり、ハイレベルな高校生を指導するだけの指導力を持った塾講師の確保ができていないのです。

この時点でその斡旋会社に在籍している講師の質が見えてきます。

高い授業料を払うのだから、質の悪い家庭教師よりも、質の良い家庭教師に見てもらうほうがいいに決まっています。

トライなどの大手家庭教師業者では講師の確保ができているはずなのでこのようなことは起こりえませんが、名前も聞いたことのないような中堅の家庭教師業者はこういうところが多いと思います。

押しに弱い人

押しに弱い人は注意してください。

個別指導塾の中には格安授業料(キャンペーン価格)を提示し体験をさせ、体験授業を受けた後に入塾時に30万・40万くらいかかることを伝えるというところがいまだに残っているみたいです。

押しの弱い人がそのような塾の体験に行ったら、体験授業に行くだけのつもりが入塾していた。というようなことになりかねません。

塾は「特定継続的役務提供取引」に当たるので中途解約はできますが、押しに弱い人は一度お金を支払ってしまったらほぼ泣き寝入り状態になるはずです。

そうならないために、個別指導塾の体験に行く前は「無理な料金を請求されたらその場ですぐに帰る」という気持ちでいくか、事前に情報を集め高額料金を請求されない塾を選んでください。

また、個別指導塾は講習期間に何十万も請求するところもあるので、その時も上手に断れるように心構えをしておく必要があります。