塾に入ることで成績が伸びる子がいる一方、成績が伸びるどころか下がることもあります。

これは、塾の教え方だけでなく、本人の勉強に対する姿勢も大きく影響しています。

以下、塾に入っても成績が伸ばすのが難しい子の例を挙げているので参考にしてください。

成績が伸びない人の特徴」「勉強ができないの原因が発達途中なだけの場合も考えられる」。

    設問を読まない

    設問を読まないことが原因で実力が出せない子が本当に多いです。

    設問を斜め読みして、何が問われているのか捉えていない状態で問題を解こうとするから答えられないのです。

    問題を丁寧に読むことが苦手な子にはいくら丁寧に読みなさいと言っても、それに素直に従う子は多くありません。

    なので、このタイプの子も塾に入っても実力に見合う結果が出ない、というより波が大きい、場合が多いです。

    「今回は絶対にいい点が取れた」と、実際に80点以上取れる実力があるのに、結果が返ってくると50点くらいしか取れないことが見られるのです。

    設問を意識的に読ませるためにできる具体的な指示は

    どの科目でも、重要だと思える文章、理科・数学なら具体的な数字、英語では「並べ替えなさい(ただし1語不要なものがある)」「正しくないものを選びなさい」という個所に線を引っ張る。

    指・シャーペンで1文字ずつなぞりながら、何が問われているか面倒くさがらずに丁寧に読む。

    最近の入試は設問が長くなったこともあるので、面倒くさがらずに丁寧に設問を読む癖を時間をかけて身につけさせることが今まで大切になってきています。

    計算ミス・綴りミスが多い

    数学で、計算のやり方は完全に分かっている、文章題の解き方・証明の仕方が分かっている、実力を出せれば満点も狙える、

    それなのに、ケアレスミスが多すぎて50点くらいしか取れないという子もいます。

    英単語を書くときに

    • 「b」と「d」
    • 「a」「o」
    • 「r」「l」

    などのを間違えて書いてしまうミスをしてしまう、

    ミスをするというよりも、もともと単語を正確に覚えられない子もいます。

    この原因を「ADHDが原因」「認知に偏りがある」と言う人もいます。

    確かに認知的なことが影響してミスを繰り返すということもありますが、ミスをするからといって必ずしもそうとは限りません。

    しかし、ミスと言えないくらい頻繁に間違える場合、認知に何らかの問題がある可能性も否定はできません。

    学習障害(LD)

    聴く耳を持たない

    勉強のやり方は人によって異なります。

    「こういう勉強をすれば覚えやすい」というパターンは人によって違います。

    ですので、ある人には良い勉強の仕方でも、ある人には合わない勉強の仕方があります。

    しかし、絶対に間違った勉強の仕方はあります。

    間違った勉強の仕方はある程度共通しています。

    間違ったやり方でやったら成績は伸びません。

    頑なに間違った勉強のやり方を変えようとしない子は成績は伸びにくいです。

    具体的には

    基礎ができていないから基礎をやりなさいと言っているのに、難しい問題ばかり解く

    暗記ができていないからまずは暗記をしなさいと言っているのに、演習ばかりやりたがる

    そのようなタイプの子は伸びにくいです

    なお、「東大生の勉強法」のような本が売られていますが、天才がやってきたことができる人はほとんどいないはずです。

    「それができるから東大に入れるのでは?」と思います(例外的に、京大卒の人が書いた本で、「これ本当に京大の人が書いたの」というような、ものすごくよい勉強本があります)。

    間違った勉強法

    伸びない原因を考えない

    勉強を始めたばかりの時は勉強のやり方を知らないので、自分流の勉強が唯一の勉強法だと勘違いしている場合があります。

    勘違いしているというより、とにかく何か勉強らしいことをしていればそれが勉強だと思い、勉強のやり方など考えたことがないといったほうが正しいかもしれません。

    勉強のやり方を進化させる必要があります。

    勉強をどれだけしても思うように成績が伸びないなら、自分のやり方が間違っているのではないか?と考えるのです。

    成績が伸びていないのに、今のままのやり方を続けていれば結果が良くなる可能性は低いです。

    受験の悩み

    300点台後半を取っている子

    すでに300点台後半をとっている子の成績を伸ばすのが一番難しいです。

    塾に入っていないのに、このくらいの点数が取れてしまう子は

    もともと能力が高いが、勉強習慣がなくテスト直前に焦って勉強を始めるタイプが多いような気がします。

    直前に焦って勉強をするタイプだと、勉強に偏りが生じ、まんべんなく70点前後しかとれなかったり、40点~90点と科目によってで点数に差がでたりします(好きな科目ばかりやる)。

    たまたま勉強したことが多く出ればある程度の点を取り、そうでなければ極端に点数が下がってしまうなど、成績の増減は運に左右されることも多いです。

    また、このくらいの実力にある子の「成績が伸びる」は「400点以上を取る」ということを意味しているはずです。

    400点以上を取ることで初めて「成績が伸びた」と親は感じるはずなので、入塾時と同じ点数を取れたとしても(まして見た目の点数が下がれば)、成績が伸びたと思えません。

    このような状況にいる場合、どうしても400点以上を取らせたいのであれば、

    • 強制的に勉強をさせる厳しい塾に通わせる
    • 強制的に勉強をさせなくても勉強をすることが当たり前だと思っている子が多く集まっている塾通わせる
    • 3年になって自分の意志で勉強をするようになったときに塾に入れる

    がお勧めできます。

    400点以上を取るには、相当の勉強時間が必要なので、勉強習慣があまりなく、やる気がそこまでないのに無理やり塾に入れさせられた場合、

    かえって成績が下がり、勉強を極端に嫌がる可能性もあります。

    そうなった場合、親が期待するレベルの成績上昇は望めなくなるはずです。