このサイトでは繰り返し書いていますが
5教科で一番重要な科目は国語です。
英語でも数学でもありません。
目次
国語は小学生のうちに学ぶべき
国語は日本語だから勉強しなくても取れる
というのは完全に勘違い
仮にそうだとすれば
なぜ国語の問題が解けない子が出てくるのか
日本語だったら解けるというのなら全員が国語のテストで8割くらいは取れているはず
にもかかわらず
現実はそうではありません。
公立中学レベルの問題であれば
理科・社会は暗記さえすれば点数が取れます。
英語・数学は積み重ねが必要になるので理科・社会と比べ点数が取りにくくなりますが(一概に取りにくいとも言えませんが)
暗記さえすれば点が取れます。
しかし、国語は違います。
定期テストであれば暗記で対応できるかもしれませんが
実力テストでは暗記しようにも暗記しようがありません。
書かれてある日本語を意味も考えずにただ追うだけしかできなければ正解にたどり着きません。
暗記に偏った勉強をしたとしても定期テストで400点くらいは普通に取れるようになりますが
定期テストで400点くらい取れるのに実力テストになると偏差値60以上を取れない
そのような状況にいる場合
かなりの確率で暗記だけに頼った勉強が習慣化されているはずです。
これを変えられない限り、公立高校入試では一定レベルの高校に合格することができるかもしれませんが
高校進学後99%成績が伸び悩みます。
定期テストでは平均以上は取れるけど、実力テストになると偏差値50以下になるはずです。
個人差があるのですべての人が国語ができるようになるわけではないのですが
小学生のうちに文章を読む訓練をすれば、しないよりも国語ができるようになる可能性が高いです。
中学受験を考えていない場合、小学生のときは塾に通う必要はないと思われる家庭が多いと思いますが、その場合は家庭で国語の勉強をしっかりとさせることを勧めます。
中途半端に英語なんか学んでもほぼ意味なしです(小学生のときに英検4・5級を取ればそれはそれで凄いとは思いますが、英検4・5級などちょっと勉強しさえすれば何もわかっていなくても合格できてしまう程度の試験でしかありません。そんなことをさせるよりも国語の勉強を重視すべきだと私は思います)
国語だけは平均を超す
勉強をさぼってきた子は全科目いい結果が出ないのは当然です。
が、そんな中
定期テストでは全科目平均以下なのに実力テストの国語だけはなぜか偏差値50は取れてしまう。
そんな子もいるはずです。
私が中学だったとき、フクトで10点前後だったという記憶しかありません。
その結果からして、おそらく偏差値は30台だったはずです。
まったく勉強をしていなければそのくらいの結果になるのが当然なのにそうならないということはどういうことか。
おそらく、勉強をしていないのに50以上を取れてしまうという子は潜在能力が高い可能性があります。
勉強をすれば比較的早く成績が伸びるはずです。
数学の文章題が苦手
数学の文章題が苦手な子は数学に原因がないかもしれません。
書かれてある文章が理解できないので式を作ろうとしても作れないだけの可能性があります。
少なくとも公立中学の定期テストレベルの問題であれば、文章を読んでそれを式にすればいいだけなので
文章が読めていれば立式できない訳がありません(小学生の算数のほうが難しい)。
にもかかわらず式が作れないというのは
文章が読めていないか
解説をされても理解する力がないか
のいずれかになります。
文章題が解けないからといってひたすら文章題を解かせてパターン暗記をさせたとしても
定期テストではそこそこ点は取れるが実力テストになると全く手が出ない
ということになりかねません。
そうならないためにも国語(読解力)を高めておくことが重要になります。
一生必要な科目
国語ができるかどうかは大学入試だけで重要になるわけではありません。
英語・数学・理科・社会は大人になってから使わなくなる人が大半になりますが
国語(読解力)は一生必要になる科目です。
読解力が乏しいのは子どもだけでなくて大人も同様です。
専門書が読めないのは仕方がないかもしれませんが
比較的読みやすい新書はもちろん
ビジネス書や資格試験の参考書ですら読めない(読まない)人もいるはずです。
すべての基本は国語です。