高校生の学習内容はどれもこれも中学の内容と比較できないほど難しくなります。
目次
数学
基本内容を独学でも勉強できるものとして私がお勧めしているのが
【数学のトリセツ】
です。
高校準備講座では4回ほど授業をしますが
4回(6時間)で進めるのはこの参考書でいうと8ページ分くらいです(全体の4%)。
「Fスコア」60前後あり、中学時代、少なくとも学校で習う数学に苦手意識を持ったことがほぼない子
計算問題の解説などほぼしなくても余裕で解ける子でも
6時間で8ページ分くらいしか勧めません。
これくらい手こずるのが高校数学なんです。
わずか4%の内容をするのに6時間
単純に計算すれば残りの96%を終了するのにかかる時間は150時間
入試レベルの問題を解けるようになるにはさらに倍くらいの勉強が必要になると考えれば倍の300時間くらいは必要になるかもしれません(あくまでも今回の授業を元に出した時間なので実際に300時間の勉強が必要になるかどうかは人により異なります。100時間で済む子もいれば600時間やっても解けない子もでてくるはずです)。
高校数学が計算のように公式や解く手順を覚えてしまえばできるものならたいした苦労をしなくて済むのですが
そううまくはいきません。
中学数学ではそこまで苦労したことがない子であっても
何をやっているのか理解不能…
ということも起こります。
人によってはどれだけ丁寧に説明されても何を言っているのか全く理解できない単元もでてくるはずです。
高校数学
大変です。
高校に進学する前に少しでもいいから数Ⅰの計算をやっておくことを勧めます。
すぐにできなくなる?
高校進学後部活をやる子は勉強時間をあまり取れなくなるはずなので
そういう子は授業中に理解と必要事項の暗記をしなければすぐにできなくなります。
「すぐに」というがどれくらいすぐにかというと、高校1年の4月の第2週くらいからできなくなる子は本当にできなくなるはずです。
塾では4回の授業でかなりスローペースで超基本的な計算問題を解いていきますが
通う高校高校によっては
「計算なんか解説する必要ないから教科書読んで自分でやってできるようになっておいて」
と下手をすればほぼ解説なしで1時間くらいで終わらせるところもあるかもしれません。
そういう高校に進学するとなったら
数学が得意で余裕でついていけるのなら問題ないのですが
そうでない場合は授業のスピードについていくために、毎日何時間も勉強をしなくなります。
当然
学ぶものは数学だけではないので、他の科目の勉強をしなくてはならないので、苦労する子は相当苦労することになります。
高校数学
大変です。
中学のときと同じように考えてはダメ
中学のときのようにテスト直前期にちょろっと勉強しただけではどうにもならないことを高校進学前に知っておくことは大切だと思います。
うちの塾で高校準備講座をやるのはこのことを知ってもらいたいからでもあります。
わざと煽って「大学に進学するなら勉強をしておかないとやばいよ~」というわけです。
中学でそこそこ数学が得意だと思っていた子は
内申のために真面目に聞いているふりをする子はいたとしても
中学の授業はほとんど聞いていなかったはずです。
高校でも同じようなことをしようものなら
本当に瞬間的に数学が出来なくなることもあります。
内申のためとかは関係なしに、自分のために学校の授業を無駄にすることはやめましょう。
高校数学を受け、直感的にヤバイと思ったら、上で紹介した参考書を利用して予習をしてから授業に臨み、授業を復習として利用するほうがいいと思います。
ある程度勉強が出来ていた子は予習と復習どうっちが大事だろうか?など
そもそも学校の授業に合わせて勉強をしていなかったはずなので考えることもなかったと思いますが
高校進学後は予習と復習をどうするかということも考えておいた方がいいです。
なお、苦手科目は学校の授業を聴いても全く分からないはずなので予習をすべきだと私は思います(苦手だから予習できないという言い訳はダメです。自分で予習が出来なければ学校の授業を聴いてもおそらく理解できないはずです)。
でも、高校進学後すぐに勉強に必死になる子なんて少数派ですよね(私のように急に勉強をし始めるようになる子なんて滅多に出てこない)。
頑張れば九大に合格できる実力があるのに、高校1・2年で勉強しないから西南・福大にしか合格できないなんてことになるから本当にもったいないと思います。
英語or数学のいずれかでもとびぬけてできるようになって置くだけで、高3の1年間の頑張りで国立も目指せるので、最低限の勉強はやりましょう!!