東洋経済新報社は様々なランキングを発表しています。
その中に、「面倒見がよい大学ランキング」という、大学を受験する人が気になるであろうものもあります。
目次
面倒見の良い大学
東洋経済オンラインで2018年「最新版!『面倒見がよい大学ランキング』TOP100」が閲覧できます。
2017年は「『面倒見がよい大学』トップ100ランキング」
2016年は「『面倒見がよい大学』トップ100ランキング」
福岡工業大学・中村学園大学は当然のように入っているのに、九産大がなぜ入らないかと思っていましたが、2018年にやっと入ったみたいです。
ただ、ランキングのつけ方が、微妙で、私感がものすごく入っているような気がしないでもないです。
大学の選び方の一つ
「高校生が志望校を決める時期」で書いた通り
何もやりたいことがないのなら、受験勉強を必死になり、できるだけ偏差値の高い大学に入っておいた方がいいと思います。
しかし、勉強をしなくはいけないと思ってはいるけれども遊んでしまい、現役で中堅以上の大学に合格するのが難しくなってしまった子も多いはずです。
そういうときは、この手のランキングを参考にするのも一つの手で、
西南・福大に合格するのが難しいなら、比較的簡単に合格できて、面倒見がいいと関係者から思われている大学を選ぶのが賢い選択だと思います。
ランキングに入っている九産大と福工大は合格難易度はそれほど高くなく、
高校3年の夏休みから必死に勉強を始めれば合格ができる可能性が十分あります。
勉強をさぼってきた子にとってはお得な大学だと思います。
親世代の尺度で大学を評価しない
福岡工業大学・九州産業大学という名前を聞いて、「そんな大学行く意味がない」と思われる方が多いかもしれません。
学部にもよりますが、本気で学びたいと思えるものがあるなら、西南・福大に行くよりも充実した大学生活が送れる可能性もあります。
また、充足率厳格化で「中堅私立大学が難化」し、福岡工業大学・九州産業大学もそのあおりを受けています。
比較的簡単であることは間違いないですが、名前を書けばよほどのことがない限り合格できる大学ではなくなっています。
自分の子が偏差値50くらいで「せめて福大くらいには合格してもらわないと…」と思っている方がいると思いますが、舐めていると、全く想像もしなかった結果になるかもしれません。
偏差値50前後をウロウロしている状況だと、福工大・九産大に合格できない可能性もあります。
高校3年の4月に進研模試で偏差値40台前半の子が1日1時間程度の勉強を1年続けるくらいでは合格は難しいはずです。
「福工大・九産大なんか勉強しなくても誰でも行けるだろう」という考えがあるなら、それは捨てたほうがいいです。