宮崎県の公立高校はいまだに相当数の子が強制的に課外を受けているみたいです。
記事には
確かに、別の生徒から「できれば受けたくないけど、自分一人だけ受けないのは怖い」という声を聞いた。教員から「先輩はみんな受講してきた」と言われると心配になり、受講してしまうようだ。
こういうことがかかれているんですが
自分が不思議で仕方ないのはここなんですよね。
なんで自分一人だけ受けないのが怖いのか
明らかに自分にとってマイナスになるのに
みんなが受けるから
という訳の分からない理由で受ける意味が分かりません。
先輩はみんな受講してきた
って、そりゃ強制なんだから受けざるを得ないし
課外を受けたことが合格にどれだけプラスに働いているのかの検証もされていないのに(少なくとも宮崎県は全国で・・・というより福岡を除く九州地域はセンターの平均点が全国的に低い。これは個人的に受験に対する意識の違いが原因で、強制課外のせいではないと思っているが、数字上は結果が出ていないのは確か)
ただ受けていた
と言うだけでなぜ学校が強制的に課外を受講をさせるのか(現在福岡では朝課外の受講率が67%になっているみたいです。正直これも多すぎと思いますが・・・)
それって
昔からそうすることが当たり前だったから
と何も考えず過去を踏襲しているだけでしかありませんよね?
合格するために課外が本当に必要なのか学校側がしっかりと考えなくてはならないはずです。
(課外がデメリットでしかないと感じている生徒が実際に多くいるから声が挙がっているんですから)
また
課外を受ける生徒と受けない生徒がいれば、先生が授業の準備や計画を立てにくくなる。
とも書かれていますが
授業準備や計画は通常授業のためにするものであって
課外ありきで通常授業を考えている時点で間違っているんじゃないかと思います。
課外が強制になっていない他の多くの地域で、同じことを言う先生が果たしているのでしょうか?
そもそも合格するのに必要なのは大量の授業ではありません。
通常の授業大量の授業を受けているのにそれに加えて朝・夕と授業を増やして、復習の時間は大丈夫なの?
授業を受ければ成績が伸びると勘違いしている子がいるのかもしれませんが
たくさん授業を受けたからといって成績が伸びるわけではありません(事実、入学者の多くが偏差値60以上なのに、それを考えると大学進学実績はとんでもなく悪い公立高校がある)。
授業を受けた後の復習が大切なのに復習の時間を削ってまで授業を受けるなんてナンセンスすぎます。
完全選択制にして
本当に課外が必要な子だけが受講し
自分で勉強ができる子は自分でやる
これがベストなやり方だと思います。
自分で勉強ができない子、指示を仰いでもらったり勉強ができる環境が必要な子が課外を選択すればいいだけで
自分で勉強ができる子に強制的に課外を受けさせることにメリットがあるとは到底思えません。
特に英語や社会などの暗記科目(授業内容によっては国語も)、大量に授業を受けるくらいなら自分で勉強したほうが絶対に成績は伸びます。
理系科目は自分では勉強しにくいかもしれないので課外を受ける意味はある程度あるかもしれませんが
それでも
その授業を受けることで自分が受験する大学に合格できる可能性をあげられるのか
は考えたほうがいいです。