夏休み前になって、やっぱり違う科目に変更したい

なんて思っても間に合わないので

選択科目は慎重に決めてください。

他人のお勧めは参考程度に

「世界史の方が日本史よりも簡単だ」

と学校の先生に言われて、

「じゃあ世界史で・・・」

なんてことは絶対やってはいけません。

どの科目が自分に合っているかは自分でなければ確認できないからです。

先生が簡単だと思っても自分にとっては難しく感じることは普通にあります。

 

日本史を選んでいたら偏差値60くらいは取れたかもしれないのに世界史は全然頭に入ってこないから偏差値50未満

なんてことになってからでは遅いです。

本気でやれば選択科目に何を選ぼうが偏差値50未満になることはありませんが

全く面白いと思えない教科よりも多少は面白いと思える教科の方が頭に入るに決まっています。

つまらないことはいくら覚えようとしてもなかなか頭に入ってこないけど

そこそこ面白く感じられることなら、頭に入りやすいです。

ポケモンのキャラを全部覚えろと私が言われても1ヶ月かかってもおそらく覚えられないと思いますが

ポケモン好きなら覚えようとしなくてもすべてのキャラを覚えてしまうはずです。

それと同じです。

なので

人が言っていることを何も考えずに受け入れるのではなく自分で考えて選択科目は選ぶようにしましょう。

 

もちろん、世界史だけでなく

地理や政治経済も同じです。

「これらの2科目は覚える量が世界史・日本史よりも少ないからお勧め」

何ていわれているのを真に受けてはダメです。

覚える量が少ない=簡単

なわけがないので、選択科目を決めるときは必ず複数の参考書を読んで決めてください。

選択科目を決める時期

私は高校3年の四月から日本史を選択しましたが(それまで世界史も日本史もほぼ勉強していなかった)

私立文系に的を絞っているのなら高校2年の3学期には何を選択するかを決めてしまってもいいと思います。

高校2年の1月から選択科目の勉強を少しずつ始めていれば、夏休みに入るまでには一周させることも可能なはずなので

相当のアドバンテージを持てるはずです。

だって、現役生の多くは高校の授業に合わせて勉強をするので

あれ?このままのスピードで進んでいたら間に合わなくない?

って、気づかない子が多く出てきます。

受験日が2月初旬にあるから1月末までにすべての範囲を終わらせればOK

なんてわけあるはずがないのに

ちんたらちんたら勉強しているから直前期になってから焦るわけです。

選択科目は夏休みまでに1周、夏休み終了までに2週、受験までには4周5周くらい。

それくらいやって当然です。

どれだけ遅くても12月末までには終わらせないと、直前期に全体の確認ができません(12月末に1周しかしていない子はたぶん合格できません)。

私大専願受験生の日本史・世界史

選ぶときのヒント

現在の大学受験生の多くは世界史と日本史を高校の授業で選択しているはずです。

2つのうち、こっちの方がマシだな

と思えるものを素直に選択するすることを勧めます。

地理を選択してしまった子は本当に地理でいいか改めて考えることを勧めます。

 

選択科目を選ぶときに

日本史と世界史は覚える量が多いから高校3年になってから本格的に勉強をするのなら

政治・経済か地理を選んだほうがいい

そんな言葉を信じ

政治・経済、地理を選んで大失敗することも考えられるので、絶対に安直に科目を決めないようにしましょう。

 

数年前までは選択科目は政治経済の方がいいと私は言っていましたが

今は無難に日本史・世界史のいずれかを選んだほうがいいと考え方が変わりました(「日本史が嫌い」という子を除けば日本史を選らぶのが一番だと思っています)。