公立高校入試の過去問はどれを使ったほうがいいのかと悩んでいる人もいるかもしれないので書いておきます。
目次
過去問は見にくい
まず、過去問は解答・解説が見にくいものが多いです。
一番見やすいのは、「高校進学研究会」の過去問で、他のものは同じくらい解説が不十分で見にくいです。
あえて、挙げるとすれば、東京学参の過去問が個人的に好きです(中身うんぬんよりも、なんとなく好きというだけです)。
問題が見やすいのは冊子型になっていない「教英出版」の過去問です。
大手出版社の過去問
東京学参の「福岡県公立高校入試問題(平成31年度版)」
英俊社の「福岡県公立高等学校(2019年度受験用)赤本 3040 (公立高校入試対策シリーズ)」
教英出版の「福岡県公立高等学校過去入学試験問題集2019年春受験用」
以上3つがあります。
教英出版は本ではなくプリントになっているので、解いているときにイライラしないで済みます。
どれが良いかは本屋に行って自分で確認してください。
問題をたくさん解きたいという人は「全国高校入試問題正解(分野別過去問)」(一定の実力がある人にお勧め)もあります。
高校入試虎の巻
「高校入試虎の巻」は福岡県の会社が全国に販売している過去問です。
福岡県内の中学生の中には学校で勧められた人もいるはずです。
最新2年分は通常形式、それ以前の過去問は単元別になっているので、単元別に学習をしたい人には一番勧められる過去問です。
特に偏差値40~55くらいの公立高校を狙う生徒がピンポイントで成績を伸ばしたい場合にお勧めです。
ただし、デメリットもあります。
剥ぎ取り式なので整理が苦手な人はすぐ苦ぐちゃぐちゃになって解きたい問題を解けなくなるかもしれません。
リスニングCDが、対策のためなのか、無駄なことをしているので返ってやりづらくなっているところです(購入したらわかるはずです)。
そのデメリットを補うために、通常の過去問に加えてこれも利用する、という形がいいと思います。
塾で過去問強制的に購入させられている人が、もう一つの過去問を買うとすれば、これがいいかもしれません。
高校進学研究会の過去問
2015年3月入試から入試本番で使われる用紙が開いたときにA3判(A4判を2つ合わせたサイズ)の大きさになったことにあわせて「高校進学研究会の過去問」の過去問もA3判になりました。
個人的には少し使いにくく、A4判のサイズに戻してもらいたいのですが仕方がありません。
そうであっても、この過去問以上に数学の解説が詳しいものはありません。
独学をするのであればこの過去問を勧めます。
ただし、社会は入試に全く関係のないどこかから文章を引っ張て来たような無駄な解説も多いので利用しない方がいいでしょう。
また、年によって理科・英語・国語の解説の質が異なるような気がします。
一時期「ん?」と思うことがあったのでそのイメージが残っているので少し不安ですが、また最近よくなっているような気もします。
福岡県の人であればこれを使うのが一番だとは思います。