糸島農業高校についての詳細情報を以下の順にまとめています。

偏差値・内申点

偏差値をつけることが難しいです。偏差値30台中盤でも合格する人が多いので不合格になる方が難しいです。

内申点は22以上あれば十分合格ができます。

内申点もある程度加味している学校だと思うので、偏差値40以下の人は24以上は必要になるかもしれません。

倍率が年度によって大きく変わります。倍率が低い方が確実に合格できますが、偏差値40中盤以上あれば倍率に関係なく合格ができると思います。

参考:福岡県高校入試情報
参考:福岡地区の公立高校偏差値
参考:偏差値は参考程度
参考:通知表・内申点の仕組み
参考:公立高校志願倍率の仕組み
参考:福岡地区の工業・商業系公立高校の倍率

平成31年度の定員・実質倍率

平成31年度の志願状況は以下の通りです。カッコ内は昨年度。

農業技術・農業経済科(くくり募集)

  • 入学定員  :80(80)人
  • 合格内定  :25(26)人
  • 一般合格枠 :55(54)人
  • 一般受験者 :69(80)人
  • 一般実質倍率:1.25(1.48)倍
  • 難易度   :易化

定員80名に対し26名の内定者がいるので一般入試では54名が合格できます。

中間発表後に志願者が3名減り94名になりました。

一般入試は志願者94名から内定者を引いた69名が受験予定なので、実質倍率は1.25倍(不合格になるのは14名)です。

昨年よりは志願者が増えましたが、増えたら減り、減ったら増えの波がある高校なので想定内の減少人数です。

志願者の多くが偏差値30台であること、数字上不合格になる人が14名であることを考えると

入試の点数が合否に影響するというよりも内申書で合否が決まると思ったほうがいいです。

食品科学科

  • 入学定員  :40(40)人
  • 合格内定  :13(9)人
  • 一般合格枠 :27(31)人
  • 一般受験者 :47(38)人
  • 一般実質倍率:1.74(1.23)倍
  • 難易度昨年比:難化

定員40名に対し9名の内定者がいるので一般入試では31名が合格できます。

中間発表後に志願者が3名減り60名になりました。

一般入試は志願者60名から内定者を引いた47名が受験予定なので、実質倍率は1.74倍(不合格になるのは20名)です。

昨年度も倍率が若干高めでしたが、本年度はさらに高くなりました。

昨年度は偏差値30台後半でも十分合格の可能性はあったはずですが、本年度は40台中盤は欲しいところです。

ただ、内申点がよければ偏差値30台後半の人でも合格の可能性はあるはずです。

生活科学科

  • 入学定員  :40(40)人
  • 合格内定  :13(13)人
  • 一般合格枠 :27(27)人
  • 一般受験者 :29(32)人
  • 一般実質倍率:1.07(1.19)倍
  • 難易度   :同じ

定員40名に対し13名の内定者がいるので一般入試では27名が合格できます。

中間発表後、志願者が2名増え42名になりました。

一般入試は志願者42名から内定者を引いた29名が受験予定なので、実質倍率は1.07倍(不合格になるのは2名)です。

内申点に問題がなければ偏差値40前後で合格の可能性があるはずです。

合格最低点・ボーダー目安

2019年度は

食品科学科は平均点が160点であれば130点前後、内申点は24

その他の学科は120点前後、内申点は22

が目安になると思います。

対策

特に対策を取らなくても、5教科すべてが1桁の点数などでない限り、合格できると思います。

確実に合格をしたいのであれば、好きな教科だけで構わないので頑張って勉強をしましょう。

高校受験用参考書

学校情報

農業技術・農業経済・食品化学・生活環境科で何を習うかを事前に確認しましょう。確認した上で3年間頑張れると思ったら進学してもいいと思います。

生活環境科は女子の割合が多いです。

「公立高校で簡単に合格できるから」という理由で糸島農業を受験する人が相当数を占めます。専門的なことを勉強する高校は、そのような気持ちで入学するところではありません。理由もなく農業高校を進学先にするのであれば、総合学科に進学した方がいいと思います。必ず自分の進学先は自分で考えて決めてください。

糸島農業に進学を考えているときは体験入学の時ではなく、中学校が平日休みの時に糸島農業に登校している生徒たちの姿や学園祭を見ておくことを勧めます。その雰囲気が合わないと思ったら進学先に選ばない方がいいです。

やる気があればしっかりと面倒を見てもらえます。

国際交流でベトナムへの海外研修をする機会があるみたいです。かなり海外研修に参加することができたらかなり貴重な経験ができると思います。

校舎はかなりきれいです。

校則は普通にしておけば全く厳しくないですが、無駄に自己主張をする人には厳しい対応がされるみたいです。

退学者数

基本的に低偏差値の高校で退学者が多いのは学校のせいではないのですが、数年前までは他の高校と比べると退学者数が若干多かったです。

調べたところ、1年の5月現在40名だったのに3年の5月に30名(25%が中退)になっていることもありました。

低偏差値の高校はこういうことが起こるのは仕方がないと思います。

平成30年度は学校が在籍者数をHPで公表しなくなったみたいなので分かりませんが、平成28年度と29年度の人数を比較する限り、問題があるようには見えません。

部活

  • ボクシング部
  • 軟式野球部
  • 柔道部
  • 剣道部
  • 弓道部
  • バレーボール部
  • バスケットボール部
  • ソフトテニス部
  • サッカー部
  • バドミントン部
  • ソフトボール同好会
  • 美術部
  • 生物部
  • 鯛こぶ
  • 書道部
  • 写真部
  • 茶道同好会
  • 華道同好会
  • 農業機械同好会
  • 部落解放研究同好会
  • 食品加工同好会

所在場所

糸島農業高校」は福岡県糸島市前原西三丁目2番1号にあります。

JR「筑前前原」から徒歩10分程度です。

自転車通学や乗り換えなしで電車通学ができるのであればそこまで不便なところではないです。

在校生数

平成30年度はHPに在校生数の公表がされていないので分かりません。

以下は、H29年5月現在の在籍生徒数(左男子・右女子)の人数です。

農業技術と農業経済はくくり募集がされているので1年の人数は農業技術・経済合わせての人数です。

農業技術

  • 1年:63名・17名
  • 2年:29名・10名
  • 3年:27名・12名
  • 合計:88名・30

農業経済

  • 1年:63名・17名
  • 2年:29名・10名
  • 3年:35名・2名
  • 合計:95名・21

食品科学

  • 1年:28名・12名
  • 2年:30名・9名
  • 3年:28名・12名
  • 合計:86名・33

生活科学

  • 1年:1名・39名
  • 2年:1名・38名
  • 3年:6名・34名
  • 合計:88名・111

進路・進学実績

進学と就職が半々です。