以前、中学生に向けて「受験勉強をやらない子へ」という記事を書きました。

そこでは

どうせ勉強をするなら挽回が簡単にできる中学のときから勉強を始めたほうがいい

高校になってから挽回するのはかなり厳しい

と書いたのですが

私のように(「私の偏差値推移」)高校になってからの挽回も不可能ではありません。

中学で挽回する何倍もの苦労が必要になることは間違いありませんが

強い意志を持てば

中学のときにまったく勉強をしたことがなく高校1年の1学期に偏差値が30台だったとしても

九大・九工大・早慶・MARCH・関関同立・西南・福大

も目指せます。

通っている学校を基準にしない

 

人生が変わる

偏差値50の公立高校に不合格になり名前を書けば合格できる私立高校にしか合格できなかった

親・先生・友達、周りの誰からもバカとしか思われていない状況から

一定以上の大学に合格することが出来たら

絶対に人生が変わります。

周りの反応が全く変わる快感も味わえます。

あれができるかもしれない

これができるかもしれない

あれもやりたい

これもやりたい

今まで何もしたいことがなくただ時間を無駄にしていた状況が

間違いなく変わります。

 

中学のときにまじめに勉強をしていた子が

九大・早慶・MARCH・西南・福大に合格していたとしたら

合格したときはうれしく思うかもしれませんが

人生が大きく変わることはないはずです。

だって、過去の経験からそうなることがあまりにも当たり前なので

そこまでの感動を味わえないはずだからです。

高校1年次

超底辺

福大に合格したい

と言えば

「お前なんかが『福大に合格する』なんて馬鹿?できるわけないだろ」

と先生からも思われるレベルから

一定以上の大学に合格できてしまったら

ずっと努力をしてきた人とは

大学合格

の凄みが違うんです。

 

中学まで勉強をさぼってきたのは大失敗ですが

高校から挽回することで

それまで普通に頑張って大学に合格した人よりも

人生を大きく変えられるきっかけを手にすることができる

ということを考えれば

中学で勉強をしなかったことはラッキーかもしれません(合格できればの話になりますが)。

自分の意志で自分のために勉強をすれば

たとえ現在の実力がどれだけひどいものだとしても

合格できます(高校3年の9月ころから勉強をはじめるとするなら浪人を前提に1年半頑張って合格を目指す。実はものすごく頭がいいのに勉強をさぼってきただけというのであれば早稲田だって夢じゃない)。

合格できないのは勉強をしないから

それだけです。

自分の人生を大きくプラスに変えられるチャンスなんて滅多にありません。

しかも

勉強をして合格する

こんな簡単なコトだけで変えられるんです(合格するのは難しいかもしれませんが、社会人になってから自分の人生を大きく変える何かに遭遇することと比べれば何十倍も楽なはず)。

ダラダラと何もしていないのなら

勉強しないのはもったいなさすぎますよね?

 

教養がなければ自分が損をするだけです。

お前が合格するのは無理・不可能と言われた大学でも気にせず目指せ!!

今の学力を気にするな

話をうちの塾のことに変えます。

個人経営の集団授業塾の中には現在の学力から入塾を断るところもありますが

私の塾では開塾してから一貫して今現在の学力を基準に入塾を断ったことがありません。

勉強が極端に苦手でない限り、正しい勉強をすれば成績は誰でも伸びるからです。

特に中学生はそうです。

偏差値60くらいの子を対象にした授業でも

20回30回と同じことを繰り返し説明しても覚えられないということでない限り

偏差値50以下の子でも、個別のフォローが必要ですが(このフォローを拒まれるとどうにもなりませんが)、授業についてこられます(これは経験上間違いありません)。

授業についてこられれば当然成績も伸ます。

5教科すべてを一度に伸ばすのは難しいかもしれませんが

1・2科目なら偏差値30台から夏休みの一カ月で50台・60台になるなんてことも起こり得ます。

現在の学力など関係なく

本人が頑張ってみたいというなら、そういう子を受け入れ成績を伸ばしてあげる。

初めから春日・筑紫丘を目指す生徒を募集せずに

平均前後から上位を目指すという塾のコンセプトはこういう考えからできたものです。

勉強しなかったことが原因で偏差値30台だったのなら、偏差値50以上にするのはそこまで難しくありませんし

偏差値50前後であれば50台後半にもっていくのも十分可能です。

少なくとも

中学で勉強をさぼりまくっていた高校1年生が高校になってから勉強を始め

1年で偏差値50にすることより遥かに簡単です。

偏差値60の壁