以下、勉強をしないことが原因で平均以下の子を念頭に書いています。
塾講師をしている立場から塾に通う必要はないというのはおかしいかもしれませんが
勉強をしないことが原因で学校の授業にもついていけない場合
塾に入れるよりも前に
簡単な目標を持たせてください。
まったく勉強をしない状況で塾に通わせてもほぼ意味がありません。
英単語1個覚える
これだけでも絶対に変わってきます。
勉強をしない子っていうのは自分が努力したことが結果になって見える経験をしていないので
勉強をしたところで絶対に勉強ができるようにはならない
なんてことを思っていたりします。
そういう子に1日1単語でもいいから覚えさせてしまえば
1カ月以内に何かしら変化が見えてくるはずです。
「勉強しなさい」
なんて言っても勉強をしない子は絶対にしません(やったふりはする)
「この単語を覚えてみて。覚えたら1秒でも勉強を終わってもいいから」
といったことからスタートすれば
どんなに勉強をしない子でも勉強をします。
「「やる気」より「行動」」にも書いた通り
とにかくやり始めることが先決なんです。
1日1単語はあまりにも簡単なので本当に1秒で終わってしまうので
5単語でもいいです。
1時間勉強しろといってダラダラ意味もなく時間を過ごすより
5個でもいいから単語を覚えてしまう。
1日5個でも1週間で35個、1か月継続してやれば、復習をすることを考えても100個以上の単語・熟語は覚えられます。
英語の定期テストで覚える単語は100個もないので、これをするだけで、勉強ゼロのときと比べたら20点くらいは点が伸びるはずです。
そして大半の子が1日5個を1ヶ月も続ければ
定期テスト前になれば
ちょっと勉強やってみようかな~
と自分の意志でやりヤジめるようになります。
その時間は30分と短いかもしれませんが
人から言われてダラダラする1~2時間の勉強よりも自分の意志で30分する勉強の方が頭に残る量は多いです。
いきなり100%を求めるのではなく、少しずつできるようになっていくことが大切です。
繰り返します。
勉強習慣がゼロ、1日1分も勉強をしないという場合
塾に通わせても意味がありません
塾に通えば少なくとも塾に行っている間は勉強をするだろう
なんて思うかもしれませんが
勉強をしない子は塾に通ってもほとんど勉強をしません(しているフリで終わります)。
1日5分でもいいから1か月継続して勉強ができるようになってから始めて塾に通わせるかを考えるべきです。
個別指導塾では季節講習としてコマを取らせますが、中学生の学習内容は正直なところ解説することはそこまで多くないので
授業を受けるより自習をさせたほうが成績は伸びます。
勉強をしないことで平均以下の中学生は勉強時間が少ないからその結果になっているだけなので、コマ数を増やすのではなく、勉強時間を増やすことが先決です。
塾に通わないと成績が伸びない
というのは絶対に間違いで
勉強をしていないから成績が伸びない
という当たり前のことに気づきましょう。