公立トップ校受験対策

各都道府県の地域トップレベルの公立高校を目指している中学3年生、且つ、合格圏内に既にいる人に向けて以下の順で書いています。

  1. 合格するために知っておくこと
  2. 科目ごとの対策
  3. 英語の勉強について
  4. 完璧主義はダメ
  5. ケアレスミス
  6. 勉強時間
  7. 学校での勉強
  8. 直前期の注意事項
  9. 最後に

独学で挑戦する人は「トップ公立高校独学用参考書」を参考にしてください。

合格するために知っておくこと

最高でも偏差値68しか取れなかった人が合格し、偏差値70以上を常にとっていた人が不合格になってしまうことが受験では起こりえます。

この原因は公立高校の問題レベルにあります。

受験する高校によって問題を選ぶ地域もありますが、通常のは公立高校の入試問題は全体的に標準的な問題が出されるので一定の実力に達したら、たとえそこに大きな実力差があったとしても点数に差が出なくなるんです。

例を出して説明します。

トップレベルの高校を受験する中学3年生に、英検5級と2級を受けさせたとします。

すると、英検5級全員合格2級は合格率は1割くらいになると思います。

一方では全員が合格、一方では1割しか合格ができません。

このような結果になるのは、英検5級がトップレベルの高校を受験する中学3年生にとっは簡単すぎ、2級になると難しすぎるからです。

極端に言うと、公立高校入試は英検5級を受けているようなものなのです。

実力差があっても問題が簡単すぎるので、差が点数に出にくいのです。

これにより、実力では確実に上の人が少しのミスが原因で不合格になるということが起こってしまいます。

トップレベルの受験生は、私立対策のために難しい問題をたくさん解き、簡単な問題をミスなしで解くという訓練をしない傾向にあります。

難しい問題の勉強ばかりを解くことが合格に近づくわけではないということに気づかなければ、思いもしなかった結果になる可能性が出てくると思ってください。

「なんであの子が不合格に?」という結果にならないように、公立に合格するための対策をしっかりと取りましょう。

科目ごとの対策

差が出にくいということを知ったうえで、各科目の勉強をしていく必要があります。

英語

リスニングを含め、わからない問題は1問もないと思います。公立高校に合わせた模試では、常に満点近い点数を取っているはずです。

ただし、気を付けてもらいことがあります。

英作文です。

英検準2級・2級をすでに持っている生徒であっても英作文を減点なしで完璧にかける人は意外と少ないです。

自分では書けている気になっているのですが、中途半端な文法知識で難しく英文を書いているので、文法的なミスが多くなり、減点が多いのです。

公立高校で要求されている英作文は、中学1・2年までに習う文法を使って簡潔に書くことです。

塾の先生にしっかりと添削をしてもらい、減点されない英作文を書けるようにしておきましょう。

対策をする時期は、私立受験が終わってからでも十分間に合います。私立が終わるまでは普段通り勉強をしてください。

なお、2018年3月末から「トップ校受験英語クラス(塾サイトに移動)」を受験情報局ステップUPで開講します。

参考:自由英作文対策

数学

トップレベルの高校を受験するだけの実力があれば、よほどの難問が出ない限り、特に対策を取らずとも万点近く取れるはずです。

ですので、数学は特に対策を取らず、普段通りの勉強をしていけば大丈夫です。

しかし、以下の2点には注意してください。

超基礎問題のミス

過去、偏差値60台中盤の塾生が、数学の大問1の(1)間違えるということがありました。

大問1の(1)はどの都道府県の公立高校の入試問題でも中学1年で習う簡単な問題になっているはずです。

正答率がほぼ100%になる問題です。

そのような問題を偏差値60台でも間違えてしまうことがあるのです。

このようなケアレスミスはよく起こります。

数学は常に見直しをするように意識してください。

焦り・不安・緊張

一発勝負という緊張のせいか、いつもなら解ける問題ができなくなることも考えられます。

特に、正答率10%以下の問題には注意です。

普段なら正答率が10%以下の問題だろうが簡単に解けるのに、入試という緊張と不安が入り混じっている状況からパニックになり、問題が解けなくなることがあります。

パニックを起こし1つの問題に10分以上時間をかけてしまい、解くことはできたけれど気づいたら終了時刻が直前。

残りの問題を慌てて解いて自滅という最悪なパターンも起こりえます。

解答速報で答え合わせをしたら焦って解いた問題は大量のミス。見直しもできていなかったので、大問1でも間違えた。方程式の文章題の式の組み立てを間違えて0点だった。

そうならないように、「分からない問題が出てきたらとりあえずスルー。1・2問は捨ててもいいから見直しに時間をかける。時間が余ったらその問題に戻る」という自分なりのルールをあらかじめ決めて、模試で実践してください。

国語

トップレベルを受験する人は特に意識することはありません。勉強をしなくても9割以上は取れると思います。

なので対策としては、過去問を解くだけで十分です。

作文苦手意識があるなら、塾の先生に添削してもらいましょう。

時間に余裕がある人は語彙力(漢字だけでなく、いろいろな表現・用語も)をつけてください。

参考:公立高校国語の作文対策

社会・理科

この2科目が苦手な人はいないはずです。

普段通り勉強してください。

英語の勉強について

トップレベルの高校を受験する人は高校進学後のことも意識して勉強をする必要があります。

せっかくトップ校に合格したのに、その中で最下位になってしまってはもったいないです。

特に英語は最低でも英検準2級くらいの実力は持っておくべきです。もし3級レベルしかなければ、ゴールデンウィーク明けには授業についていけなくなる可能性も出てきます。

大手塾に通っている人は授業を受けていれば英検準2級レベル、もしくはそれ以上の授業を受けると思うので特に気にする必要はありませんが、個人経営の塾で公立対策だけしかしていない人は注意してください。

完璧主義はダメ

満点を狙わないようにしましょう。トップ校でも8割5分以上取れれば合格できます。満点を狙って勉強をするのは不可能です。

英検準1級を持っている私でも公立高校の英語で満点を取れないこともあります。

満点を狙って勉強すると精神的にきつくなるだけです。やめてください。

ケアレスミス

数学のところでも書きましたが、このレベルの受験生が気を付けなければいけないのはケアレスミスです。

普段からミスが目立つ人は、本番に向けてミスをしないように意識改革をしてください。

ケアレスミスは、設問をしっかりと読むだけで回避できることがほとんどです。

勉強時間

一部の天才を抜かし、寝る時間以外は勉強をしているというのが普通だと思います。

「3時間勉強した」「4時間勉強した」など、意味のないことを言う人もいないはずです。

時間ではなく、「これとこれは今日の勉強。予定より早く終わり、まだ勉強をする気があるなら漢字・英単語・理科・社会の用語暗記などをする」というように、その日に何をするということを意識して勉強しているはずです。

学校での勉強

学校の授業が無駄で仕方がないと思っている人が大半だと思います。

公立中学の授業は成績が中~中の下の子に合わせて行われることが多いと言われています。はっきり言って、トップレベルの子が受けても意味がないです。

「授業に無駄なものはない」という人もたまにいますが、きれいごとでしかないと思います。

ですので、どの授業ではどのような態度で臨むのかをあらかじめ決めておくことを勧めます。

先生にばれないように内職をすることも私は悪いことではないと思います。

あからさまな内職は先生に失礼です。先生が内職を許していない限りやめましょう。

直前期の注意事項

体調管理をするのは当然ですが、緊張しすぎて勉強が手につかないという人が出てきます。

どうしても勉強ができなくなってしまったら1週間くらい勉強をしないで遊んでも構いません。

たとえ遊んだとしても、「合格するためには勉強をしなくてはいけない」という気持ちがなくなることはないので、思い切って勉強から離れてみると、元通り勉強に集中できるようになるはずです。

入試までにスランプなくスムーズにいく人はあまり多くないです。必ず1度は沈むことがあります。

沈んだ時は「みんなも一度はこういうことがある。これが当たり前だ」と思ってください。

参考:入試直前期に注意すること

最後に

合格圏内にいる人は、ほとんど実力が同じです。知識量に差はそこまでありません。

自分の力を過信せず、公立に合格するための勉強をしてください。