最近英検関連の検索が増えてきたのですが
に書いた通り
英検など英語が出来なくても誰でも合格できます。
ここで言いたいことは最後の数行なので
途中は読まず下の方にスクロールしてください。
高校3年で英検2級に合格したらすごい
なんて思っている子が意外と多いですが
はっきりいってあんなのは大したものではありません。
元教え子に中学1年で2級に合格した子がいて、それはさすがにすごいと思いましたが
高校3年生なら
英検2級なんか合格して当然です(合格できないのは高校生がやるべき勉強量をこなしていないだけで、勉強をさぼってきた自分が悪いだけ。少なくとも自分の母校、明治大学で英検2級で自慢する人は皆無。合格して当然なんだから自慢のしようがない。準1級になって初めて少し凄いね、となる程度)。
事実、今から考えると英語がまったくできなかった高3の第1回目英検2級1次試験で私は対策なしで満点に近い点数(ここ記憶が曖昧ですが少なくとも9割は取れていたはず。リスニングは間違いなく満点に近かった)合格できていますし(試験終了後自己採点することもなく合格を確信した)
二次試験の会話も適当にそれっぽく話しただけで高得点で合格です(これも試験終了後、あれで不合格になったらたぶん誰も合格できないと思うくらい自信をもって合格を確信した)。
こう書いたら、あんたが頭がいいだけでは?
と思われるかもしれませんが(英検2級程度で頭がいいなんてことはないので、そう思う人の方が少ないかもしれませんけど)
私は完全に努力型で頭がよいという訳ではありません。
もし私が天才なら、高校1年の時にあれだけ勉強をしたのに英語の偏差値が50になるのに1年もかかるわけがありません「私の偏差値推移」。
高校3年で英検2級にかなりのハイスコアで合格できたのはそれだけ努力をしていたからです(努力をすれば誰でも合格できるわけでそんなのはすごいことでもなんでもない。受験生なら当たり前)。
これが英検準2級合格レベルになると、本当にまったく英語ができないということがあります。
中学のときのように単語と単語をつなぎ合わせて自分勝手な訳しかできず、福大レベルの英文さえまともに読めないです(英検準2級に合格できないレベルでも文の構造を把握して英文を読める子のほうが福大英語で合格点が取れる。英検など所詮単語の暗記とライティングの書き方を覚えるだけでなので、単語を大量に覚えさえすれば英語が読めなくても合格できる。「英語の勉強=単語の暗記」になっている子は英文の構造を把握できるように訓練する必要がある。ただし、文の構造を把握しようとどれだけ頑張ってもそれが出来ない子も中にはいると思います。そういう場合、英検に合格できたとしても大学入試の英語で合格点に達することは難しいかもしれません)
勉強ができないと言っている人の8~9割は単なる努力不足なはずなので、合格したければ頑張ってください(中学のときにまったく勉強をしていなかったり、高校進学後勉強をさぼってしまったりすれば、挽回するのに今まで経験したことがないくらいの努力が必要になります。1日の勉強時間がゼロから毎日5時間集中して勉強するなんて普通はできません。だから、大半の子が成績が上がる前に途中であきらめてしまうわけです)。
もちろん、英検の勉強が無駄かと言われれば完全に無駄という訳ではありませんが
大学に合格することが目標な子が英検にこだわっている姿を見ると
英語だけでなく国語も選択科目もやるべきことが何かわかってなく、やみくもに勉強をしているだけなんじゃないかな~
って思うんです。
英検2級に合格することではなく、大学に合格するために何が必要かを考えて勉強したほうがいいと思います。