高校受験がまじかに迫ったときに、後悔しないよう

特に中堅校を志望校にしている中学3年生は

英語・数学を早い段階で仕上げておきましょう。

中堅校

偏差値が53~60台前半くらいの中堅校を受験する場合、英語・数学の2科目が合否を分ける重要科目になると思ったほうがいいです。

中堅校を受験する子はフクトでも5教科合計で偏差値が55前後くらいは取れているはずなので

これから頑張れば偏差値60の高校にも合格できるかもしれないと自分でも思っているはずです。

ただ、ここで気を付けておかなければならないことがあります。

例えば

中学3年の12月のフクトの結果が

英語(30点)・数学(30点)・国語(35点)・理科(45点)・社会(45点)、合計185点(偏差値55)のAさん

英語(45点)・数学(45点)・国語(35点)・理科(30点)・社会(30点、合計185点(偏差値55)のBさん

この2人が仮に偏差値60の高校を目指すとしたら

明らかにBさんの方が合格する可能性が高く、Aさんは不合格になる可能性が高いです。

 

なぜなのか?

それは

高校の合否は試本番の5教科の合計点数(と内申点)で決まるからです。

 

Aさんは英語・数学が苦手で勉強をしても面白くないから、勉強の中心が理科・社会になっています。

理科・社会はすでに45点以上取れる実力なので、これ以上勉強をしても点数を伸ばすことは難しいです。

英語・数学の成績を伸ばさない限り偏差値60の高校に合格することができません。

英語・数学は短期間に成績が伸びる科目ではないので残された期間で成績はあまり伸びません。

もちろん、英語1科目だけを勉強すればいいのであれば、十分成績は伸びます。

しかし、受験は5教科必要なので英語の勉強だけでなく、理科・社会・数学の勉強もしなければなりません。

仮に英語・数学の成績を伸ばそうと勉強時間を割けば、暗記科目である理科・社会の成績は伸びるどころか下がり始めます。

 

一方、

英語・数学ですでに45点以上を安定してとれているBさん

理科・社会は嫌いだから勉強をしてこなかったけど、受験直前期にそんなことは言ってられません。

英語・数学は理科・社会と異なり一度できるようになってしまえば急激に成績が下がることはありません。

全くしないということはお勧めしませんが、理科・社会の勉強を9、英語・数学を1くらいの割合にしてもまったく問題はありません。

入試まで残り3ヶ月も残っているこの時期に理科・社会に勉強時間の大半をつぎ込むことが出来れば

30点しか取れない状況から45点くらいは取れるようになります。

 

Aさんが成績が伸び悩む状況にいるのにBさんは伸び続けるわけです。

 

フクトでD・E判定しかもらえなかった元うちの塾生でも

福翔・筑紫中央・福岡中央・筑紫・春日に合格できたのはこれが大きな原因であることは間違いありません(残念ですが、高校受験生の多くは入試直前期にならないと本気で勉強を始めません、もっと早い段階から勉強をしていればフクトでD・E判定を取ることなんかないのに・・・。ただ、そんな子たちでも英語・数学の基礎を普段の勉強でしっかりと身に付けていれば、直前期に挽回できるわけです。D・E判定で上記高校に合格したうちの塾の元生徒が、受験直前期に理科・社会ばかりをさせてあげることのできない塾に通っていたとしたら、おそらく合格はできていなかったと思います)。

入試直前期に英語・数学に時間をかけるなんてことをしていたら、合格できるものもできなくなってしまいます。

英語・数学は2学期終了までに

公立トップ校

公立トップ校を受験する子であればどの科目も満遍なく勉強ができ

公立高校入試の過去問であれば全科目45点以上取れる実力があるはずです。

なので、英語・数学が合否を分ける科目にはなることはありません。

では、何が合否を分けるか。

一部の記念受験生を除き、トップ校に合格できるかどうかは受験勉強に徹することが出来るかどうかが重要になります。

私立高校受験が終わっているのに、公立には出ないような難問を解くことに一生懸命になっていませんか?

公立高校に出題されることがない難問をいくら頑張って解いてもあまり意味がありません。

トップ校は1点の差で合否が変わってくる可能性が高いです。

なので、残りの期間は、本番でいかにしてミスを減らし、自分の実力を最大限出せることを意識して勉強をする必要があります。

 

英語は英作文の対策だけする

数学は解くのに15分くらいかかりそうな明らかな難問は捨てて大問1の見直しの時間に使うよう過去問演習の時に意識する

理科・社会は穴を作らないよう残りの期間で2・3周する(当然苦手単元があればそれを重視、得意単元はさっさっと流す)

といったように

公立高校に合格するため何をすべきかをしっかり考え勉強をしてください。

実力差が点に表れない

偏差値50未満校

偏差値50未満の公立高校は倍率が低いことも多いですし、合格ラインもかなり低いことが予想できます。

なので、英語・数学・国語が4割くらいしか取れなくても理科・社会で7割くらい取れてしまえば合格の可能性は十分あると思います。

受験勉強をするのが遅かったせいで英語・数学ができないという場合は

理科・社会の勉強を中心にして合格を狙うのもありです。