福岡魁誠高校についての詳細情報をまとめています。
目次
偏差値・内申点
例年、合格者の7割が偏差値41~50、1割が51以上、2割が30台になります。偏差値45で不合格になることはほぼないです。
第4・5・6学区の中にある公立高校の中で最も偏差値が低い高校の1つです。
合格者の内申点は22~27が多いです。上位合格者でも40台前半ばかりで、46以上の人はほとんどいません。
偏差値が40以上あれば、内申点が10台でも合格の可能性は十分あります。
私立併願先はバラバラです。福工大付属城東・九州高校・九産大・筑紫台・博多・東福岡などを受けているみたいです。
平均点が何点であっても120点以上取れていれば合格の可能性は十分あると思います。
志願者は年度によって波があり、50人くらい増えても受験者層に変化がほとんどなく、難易度は低いままでしたが平成29年度にそれが大きく変わりました。
それまでは3割近くの受験生が偏差値40未満だったのが、29年度は2割もいませんでした。
これは、偏差値が40を超えている志願者が増えたことが原因だと考えられます。
平成30年度の入試結果をみないとまだ分かりませんが、以前のように120点くらいあれば合格の可能性があるとは言えなくなるかもしれません。
平成30年度の受験を終えて
記載内容の大幅変更をします。
線が引っ張っている部分は過去のもので現在参考にできません。
平成29年度より、なぜか急激に偏差値が上昇しました。
30年度はどうなるかと様子を見ると、さらに難易度が上昇しました。
低偏差値の高校であることには変わりませんが、3年前とは全く状況が異なります。
倍率(平成30年度は一般入試は2人に1人は不合格)を考えれば、偏差値45では一般入試で合格できるかは微妙な状況です。
31年度はさすがに倍率は減ると思いますが、総合学科が普通科に行くよりもお得なことを知る親世代が増えれば高偏差値の人が受験する可能性もでてくるので、受験者層が高くなることも考えられます。
なぜ2年でここまで人気が出てきたのかは分かりませんが、受験を考えている人は偏差値50以上を目標に受験勉強を頑張ってください(平成29・30年度は150点前後が合格の目安になっていたと思われます)。
参考:福岡県高校入試情報
参考:福岡地区の公立高校偏差値
参考:偏差値は参考程度
参考:通知表・内申点の仕組み
参考:公立高校志願倍率の仕組み
参考:第4学区の過去の倍率
H31年度の定員・実質倍率
平成31年度の志願状況は以下の通りです。カッコ内は昨年度。
- 入学定員 :280(280)人
- 合格内定 :91(90)人
- 一般合格枠 :189(190)人
- 一般受験者 :238(375)人
- 一般実質倍率:1.38(1.97)倍
- 難易度 :かなり易化
定員280名に対し91名の内定者がいるので一般入試では189名が合格できます。
中間発表後、志願者が1人増え329名になりました。
一般入試は受験者329名から内定者を引いた238名が受験するので、実質倍率は1.38倍(不合格になるのは47名)です。
想像以上に志願者数が減りました。
昨年度の実質倍率は1.97倍で、不合格になるのは185名でしたが、
本年度の実質倍率は1.38倍で、不合格になるのは47名です。
28年度入試までは偏差値50台後半で受験する人がほとんどいない状況から、29・30年度は50台後半で受験する人が一定数出てき始めています。
受験者層が変わったことで、今までなら魁誠を志望していた30台の人が受験を控えたことも本年度の受験者減少に関係していると思います。
しかし、倍率がここまで下がってしまったので過去2年の入試と比べかなり合格しやすくなることは間違いないと思います。
合格最低点・ボーダー目安
2019年度は
平均点が180点であれば140点前後
平均点が160点であれば、125点前後
内申点25
くらいが目安になると思います。
対策
特に対策を取る必要はありません。高校に進学してから気持ちを入れ替えて大学進学を目指そうと思っている人は、英語を中学1年生から復習しましょう。
数学は1年~3年の方程式の計算問題と、関数のグラフ問題の勉強だけはしっかりとしておいてください。
合格を確実にするために社会・理科の勉強もしっかりとしてください。
英語・数学が苦手でも、その2科目で十分カバーできます(偏差値が高くなったといってもそれは以前との比較で、普通に勉強をすれば合格可能です)。
学校情報
偏差値30台前半でない限り不合格になることはない学校なので、中には調子に乗っている人もいるみたいですが、学校内の人たちは意外と団結力があるみたいです。
しかし、総合学科という性質上、友達が1人もできないで3年間を過ごすという可能性もないわけではないです。逆に、友達とつるむのが苦手で一人でいる方が楽な人には良い環境になるかもしれません。
2年次からほぼ選択科目になるので、自分が好きな勉強をすることができます(卒業に必要な単位をとるという条件は満たす必要がある)。ハングル・中国語の勉強、プログラミング、簿記などを学びながら大学進学の勉強もできるという、超お得な高校です。
多くの受験生は、偏差値の高い高校に進学しないと難関大学に進学できないと思っていますが、はっきり言って低偏差値の高校からでも普通に難関大学に合格できます。低偏差値の高校から大学進学実績が出ないのは、勉強をする生徒が少ないからです。
どんな高校に入ろうが努力をすれば誰でも難関大学に行けます。実際に私も名前を書けば誰でも入れる高校(私が進学した当時時は福大2名合格を大々的に宣伝するくらい低レベル)から、現役で明治大学に合格しました。魁誠でも、努力をすれば誰だって難関大学に合格できるはずです。
高校名にこだわらないのであれば、福岡・香住・新宮・宗像に行かずに、魁誠で自分のペースで勉強をした方が九大に合格しやすいのではないかと思います。周りが遊んでいる中でも自分は勉強ができるという自信があれば魁誠ほど良い高校はないと思います。
何も考えずに学校に通っている人は、なんとなく専門学校や名前を書けば合格できる大学へ進学するみたいです。例年20~30%の人が就職をしています。
私の教え子でこの学校から九州工業大学に進学した人がいます。教え子が言うにはほとんどの生徒がやる気がないとのことでした。ただ、最高に面白い高校だとも言っていました。教え子は勉強もスポーツもなんでもこなせるタイプだったので、総合学科という自由に勉強ができるところを選んだみたいです。公立・私立、2桁もの高校からスポーツで声がかかっていたのですが、それらを全部蹴って、魁誠を選んで正解だったと思います。
元教え子曰く、数学か理科で(どちらか忘れました)ものすごい先生がいたみたいです(かなり前なのでもう移動していると思いますが)。
校則はかなり緩いと思います。ここの校則を厳しいといっているのであれば、他の高校の人からふざけるなと言われるはずです。
在校生数
H30年5月現在の在籍生徒数(左男子・右女子)は以下の通りです。
- 1年:145名・135名
- 2年:109名・167名
- 3年:125名・136名
- 合計:379名・439名
以下は平成29年度
- 1年:110名・170名
- 2年:130名・140名
- 3年:136名・133名
- 合計:376名・443名
退学者数は人気が高まった平成29年度はわずか280名中4名です。
偏差値が50以上の普通科でもそれくらいの退学者数が出ることが普通にあるので全く気にする数字ではありません。
逆に低偏差値の高校の退学者数がここまで少ないのはすごいかもしれません。
魁誠高校5教科250点未満でも合格?
「5教科の合計点数が250点未満でも福岡魁誠高校は合格できるか」という検索がされていました。
定期テストで250点未満でも合格できるかどうかを知りたいのだと思いますが、定期テストの点数では合否は分からないので何とも言えません。
ただ、魁誠高校の偏差値、合格最低点(推測)を考えると、定期テストで250点未満の人でも合格の可能性は十分あると思います。
最近の合格最低点は160点くらいなので、大手塾の合格ライン予想は150点台前半となっていますが、140点台前半でも合格している人は多くいると思います。
比較的簡単に高得点が狙える理科を徹底的に勉強し、他の科目で最低20点以上を取るための努力をすれば十分合格の可能性は考えられます。
魁誠だけでなく、同程度のレベルの高校を受ける場合も同じです。
所在場所
「福岡魁誠高校」は福岡県糟屋郡粕屋町長者原東5丁目5番1号にあります。
自転車で通える範囲の人でないと通学は面倒です。特に鹿児島本線を利用する人は乗り換えが必要で、学校の最寄駅の長者原から10分は歩くと思います。
部活
- フェンシング部
- 柔道部
- 剣道部
- 陸上競技部
- 野球部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- サッカー部
- ソフトテニス部
- ハンドボール部
- 相撲部
- ソフトボール部
- 空手道部
- 吹奏楽部
- 書道部
- 放送部
- 茶華道部
- 新聞部
- 演劇部
- イラスト部
- エコロジー研究会
- 文芸部
- 写真部
- 英語研究会
- ボランティア研究会
- キャリアアップ研究会
- 健康クラブ
進路・進学実績
数年分さかのぼって進路・就職実績を公表しているので学校HPで確認をお願いします。
4年制大学に進学する人の割合は半数以下なので、大学進学を考えている人は環境に流されないように頑張るしかありません。