「勉強をする意味」

私自身、よく考えるんですが、難しいです。

最近確信を持つようになったのは、万人に共通する「勉強をする意味」はない、ということです。

10年前の私と今の私でも全然違っている・・・

1人の人間の中でも時間によって変わるんだから、普遍的な「意味」なんかないな・・・と。

意味は後からついてくる

子供の心に響く言葉」という検索があったのでこの記事を書いているのですが

誰かが言った言葉を借りたところで、

子供がすぐに勉強を始めるとは思えませんし、

勉強をする意味を理解できるとも思えませんし、

何も響くことはないと思います。

 

子供たちに響くなんらかの言葉を投げかけ理解させることが出来る方法があるなら、

「勉強しなくてはいけない」となんとなく思っていても、行動に移せていない子を多く見るはずがありません。

 

もちろん

「勉強をする意味に考えても意味がない」

「子供たちに伝えても意味がない」

と言っているわけではありません。

子どもの教育にかかわっている大人は自分自身も日々勉強し

子供たちはなぜ勉強をするのか?

その意味を考えて「自分にとっての勉強をする意味」を持っておくべきだと思いますし

日々の生活でそれを伝え続けることも大切だと思います。

ただ、「勉強をする意味」を伝えようと思っても1日や2日で伝えられるものではありません

子どもたちが普段の生活の中でいろいろな大人と出会い、そこから意識的・無意識的に感じ取ったものが蓄積され

それを基に自分自身で何年も何年もかけて学び続けることで知らぬ間に気づくのが

「自分にとっての勉強の意味」

です。

人の言葉を借りるのではなく、自分で考え伝える

しかし、自分で考え伝えたとしても子供がどのようにとらえるかは分からないし、時間を必要とする・・・。

「勉強の意味」・・・難しいですね。

勉強をする一つの理由

勉強をすることの一つの理由に

「勉強をすることで、勉強することを馬鹿にする人がいる場所から離れるため」ということをツイッターで書いている人がいて

確かにそれも一つかも

と思いました。

 

勉強をしなかったとしても、ただそれだけで人生で失敗するということはないですし

運良く成功することもあるはずです。

逆に、勉強をしたからと言って必ず成功するとも限りません。

 

しかし、勉強をして能力を高めておくことで可能性を広げられることは間違いありません。

 

何にも打ち込むことをせずダラダラとその日を暮らしている人

「勉強をするなんて無駄だ」と、勉強をしないことを正当化する人

が集まる場所に自らを置いてしまうことで

それにつられて自分も勉強を避けるようになり

勉強をしないことで考え方が浅くなってしまう。

そうならないためにも勉強をする。

これも、勉強をする理由の1つ…

 

ただ、私が名前を書けばだれでも合格できる高校に進学したので分かるのですが、

勉強を馬鹿にしている子って意外と少なく

努力の経験がないことで何をすればいいのか分からないという子が大半で、

それを「勉強を馬鹿にする人」と捉えるのは少しだけ違うかな~と思います。

小さいころに努力の経験があったならば、

おそらく勉強をしなくなってしまった多くの子(中学生・高校生)も勉強をしていたと思います。

こういうことを考えていると

小学生のうちに

勉強の大切さ

努力の大切さ

を日々の生活で伝えていくことが、想像以上に重要なことなんじゃないかと思います。

 

最後に一言

勉強をしないという選択は

自分の可能性を自分で閉ざしてしまう

ということだけは間違いありません。

大人は勉強の大切さをしっかりと子供たちに伝えていきましょう。

学歴はそんなに大切ですか?