公立高校国語の作文対策

福岡県の国語の作文には、ある程度傾向があります。あらかじめ準備をしておくことで書くスピードがアップするはずです。配点が高いので必ず対策を取っておきましょう。

過去問、傾向、対策の順で書いていますが、傾向、対策を見てから過去問を見れば作文の対策として何をすべきかが見えてくると思います。

私の塾では受験期に塾生たちが何をすべきかを的確に指示するため過去問研究を徹底的にしています。国語の作文対策に関しては、ブログでもある程度説明ができるので書くことにしました。

塾に通っている人は塾の先生がちゃんと指示を出してくれていると思うので、見る必要はないと思います。「とりあえず作文を書け」という指示しかしない塾はないと思いますが、もしあるなら、このページを参考にしてください。

ただし、どのような問題が出されるかは受験当日に実際にテストを受けるまで分かりません。全く見当違いになる可能性がないとは言えないことを理解したうえで参考にしてください。

英作文対策は下のページを確認してください。

参考:英作文

目次

  1. 過去問
  2. 傾向
  3. 予想
  4. 対策

福岡県過去問

平成18年以降の過去問の<条件>の部分をチェックしておきましょう。出題者が論理的に文を書かせようとしていることがからわかると思います。

18年より前の過去問は眺める程度で構いません。

平成13年3月入試 配点14

私たちは、さまざまな人との出会いをとおして、多くのことを学んでいる。

このことをもとにして、次の<注意>にしたがい作文せよ。

  1. 文章は二段落構成とする。前の段落には、あなたのこれまでの出会いの中で、最も印象に残っている出会いについて、具体的に書くこと。その出会いから、あなたがどのようなことを学んだかについて書くこと。
  2. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、九行で書くこと。ただし、文の数は問わない。

平成14年3月入試 配点14

現在、福岡県で展開している「青少年アンビシャス運動」は、「若者が、豊かな心、幅広い視野、それぞれの志を持ち、たくましく生きていく」ことを支援する県民運動である。

このことをもとに、次の条件に従い、作文せよ。

  1. 文章は二段落構成とする。前段には、「豊かな心」「幅広い視野」「志」の三つのうち、あなたにとって最も必要と思うものを一つ選び、それが必要であると思う理由について、あなたの体験を交えて書くこと。公団には、前段の内容に関連して、今後あなたが努力したいことを具体的に書くこと。
  2. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、九行で書くこと。ただし、文の数は問わない。 (注)「志」とは、「こうしようと心に決めたこと」の意味である。

平成15年3月入試 配点14

あなたが学校生活などで体験した「話し合い」をもとにして、次の条件にしたがい、作文せよ。

<条件>

  1. 文章は二段落構成とする。前の段落には、有意義な「話し合い」にするために、あなたが聞き手として心がけることを具体的に一つ書き、後の段落には、そのことを心がける理由を、あなたの体験を踏まえて具体的に書くこと。
  2. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、九行で書くこと。ただし、文の数は問わない。

平成16年3月入試 配点14

次のグラフは、成人を対象とした「国語を美しく豊かにするためには、一人一人がどのようなことに心がけたらよいと思うか」という質問に対する回答結果のうち、上位五位を示したものである。このグラフを見て、次の条件にしたがい作文せよ。

  1. 文章は二段落構成とする。前の段落には、あなたがグラフから読み取ったことを書き、後の段には、前の段の内容を踏まえて、国語を美しく豊かにするということについてあなたが考えたことを書くこと。
  2. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、九行で書くこと。ただし、文の数は問わない。
  3. グラフの数値を原稿用紙に書く場合は、下の例にならってかくこと。 例16%

グラフ

グラフの画像が用意できません。国立国語研究所が平成12年に新「ことば」シリーズ11『豊かな言語生活のために』をもとに上位五位のグラフが与えられていました。

  • ア 相手や場面にふさわしい言葉づかいを身につける(57%)
  • イ 話し言葉における豊かな表現力を身につける(43%)
  • ウ 正しい発生や発音を身につける(35%)
  • エ 正確な文章を書く力を身につける(31%)
  • オ 漢字の読み書き能力を身につける(23%)

平成17年3月入試 配点14

次の図は、アイディアを生み出す流れの一例を示したものである。次の条件にしたがい作文せよ。

  1. 文章は二段落構成とする。前の段落には、あなたが図を見て、その中から気づいたことや考えたことを書き、後の段落には、前の段落の内容を踏まえて、あなたが今後の生活の中で心がけたいことを具体的に書くこと。
  2. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、九行で書くこと。ただし、文の数は問わない。

図は掲載できません。以下のようなことが図になっていました。

久恒啓一(ひさつねけいいち)さんの『伝える力』をもとに図を作成したみたいです。

アイデアの必要性を自覚する

アイディアを出す(方法例:広い知識を身につける、いくつかの分野の知識を深める、いろいろな経験をする、思い付きをメモする、アドバイスを受ける、集団で討論する)

アイディアをまとめる

平成18年3月入試 配点14

あなたが学校生活などで行ったスピーチの体験をもとにして、次の条件にしたがい作文せよ。

<条件>

  1. 文章は三段落構成とする。
  2. 第一段落には、スピーチをするときに、あなたが最も心掛けていることとその理由を書くこと。
    第二段落には、第一段落と異なる考えを想定して書くこと。書き出しは 確かに とすること。
    第三段落には、第一・二段落の内容を踏まえて、あなたの考えを書くこと。書き出しは しかしとすること。
  3. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、十行以上、十二行以内で書くこと。ただし、文の数は問わない。

平成19年3月入試 配点14

学級活動の時間に、四月の重点目標を話し合う中で、「学校をきれいにしよう」と「あいさつをしよう」の二つの案がでた。どちらかの案を選び、次の条件にしたがい作文せよ。

<条件>

  1. 文章は三段落構成とする。
  2. 第一段落には、四月の重点目標として、あなたが選んだ案とそれを選んだ理由を書くこと。
    第二段落には、第一段落と異なるもう一方の案のよさを書くこと。書き出しは 確かに とすること。
    第三段落には、第一・第二段落の内容を踏まえて、あなたの考えを書くこと。書き出しは しかし とすること。
  3. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、十行以上、十二行以内で書くこと。ただし、文の数は問わない。

平成20年3月入試 配点14

中学校を卒業するにあたって、学級で文集を作り、それを十年後にみんなで読み合うことにした。話し合う中で、「未来のわたし」と「中学校生活の思い出」の二つの題材から、各自どちらかを選んで書くことになった。あなたはどちらの題材を選ぶか。左の枠の中の条件に従い、作文せよ。

<条件>

  1. 文章は三段落構成とする。
  2. 第一段落には、あなたが選んだ題材とそれを選んだ理由を書くこと。
  3. 第二段落には、あなたが選んだ題材と異なるもう一方の題材のよさを書くこと。書き出しは 確かに とすること。
  4. 第三段落には、第一・二段落の内容を踏まえて、あなたの考えを書くこと。書き出しは しかし とすること。
  5. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、十行以上、十二行以内で書くこと。ただし、文の数は問わない。

平成21年3月入試 配点14

文化庁が行った「平成十九年度 国語に関する世論調査」(全国の十六歳以上の人が対象)で、「今の国語は乱れていると思う」と答えた人は、調査対象人数の約八割いた。そう答えた人たちに対して、さらに、「言葉について乱れていると思う点」を、八つの項目から一人につき三つまで選択してもらった結果が、上のグラフである。このグラフを見て、左上の<条件>に従い、作文せよ。

<条件>

  1. 文章は、三段落構成とすること。
  2. 第一段落には、グラフを見てあなたが気づいた点を書くこと。
  3. 第二段落には、第一段落で述べたことについて、あなた自身の経験を例示し、あなたの考えを書くこと。
  4. 第三段落には、第一段落と第二段落の内容を踏まえて、言葉についてあなたが考えることを書くこと。
  5. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、十行以上、十二行以内で書くこと。ただし、文の数は問わない。
  6. グラフの数値を原稿用紙に書く場合は、下の例にならうこと。 例45%

グラフ

グラフは掲載できません。

上の文化庁の調査結果のページをもとにグラフが作成されていました。

言葉について乱れていると思う点

  • 敬語の使い方(67%)
  • 若者が使う言葉(60%)
  • あいさつの言葉(39%)
  • 新語・流行語の多用(36%)
  • 発音やアクセント(25%)
  • 外来語・外国語の多用(17%)
  • 慣用句・ことわざ等の使い方(12%)
  • 手紙や文章の書き方(11%)

平成22年3月入試 配点14点

次の□にある標語は、家族のきずなや家庭での教育の大切さなどを呼び掛けていくために募集した標語の中で、優秀作品となったものの一部である。これらの標語を読んで、左の<条件>に従い、作文せよ。

□の枠内

  • ア 「がんばったね。できたね。よかったね。うれしいたね(種)が集まったね。」
  • イ 「ありがとう 今日は南海 言えるかな」

(平成二十一年度文部科学省「親子でつくろう我が家のルール」標語募集の優秀作品による。)

<条件>

  1. 文章は、三段落構成とすること。
  2. 第一段落には、ア・イのどちらかの標語を一つ選んでそのことが分かるように記号で書き表し、その標語で作者がつたえたいと思ったことを考えて書くこと。
  3. 第二段落には、第一段落で選んだ標語について、あなたが気づいた表現上の工夫を書くこと。
  4. 第三段落には、第一段落と第二段落を踏まえ、標語というものの働きについてあなたの考えを書くこと。
  5. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、十行以上、十二行以内で書くこと。ただし、文の数は問わない。

平成23年3月入試 配点14

中学二年生の田中さんが、職場体験学習でお世話になった職場の方(松本さん)に、お礼の手紙を次の□のように書いた。あなたは、その手紙の【 】内の部分について、助言をすることになった。左の条件に従い、作文せよ。

□の枠内

晩秋の候、松本様には、お変わりなくお過ごしのことと思います。

【さて、先日は、そこでの職場体験学習で、とてもお世話になりました。この体験学習で、わたしはいろいろなことを学びました。

これからは、私もしっかりやっていこうと思いますので、松本様もがんばってください。】

それでは、どうぞお体を大切になさってください。

<条件>

  1. 文章は、三段落構成とすること。
  2. 第一段落には、【 】内の部分について、お礼の手紙として不十分な部分を一か所指摘した上で、どのようにした方がよいのかを書くこと。
  3. 第二段落には、第一段落で述べたことについて、そう考える理由を書くこと。
  4. 第三段落には、第一段落・第二段落を踏まえ、お礼の手紙に限らず、手紙を書く際に大切なことについて、あなたの考えを書くこと。
  5. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、十行以上、十二行以内で書くこと。ただし、文の数は問わない。

平成24年3月入試 配点14

インタビューをする際に使われる言葉の例として、次の□のようなものがある。左の条件に従い、作文せよ。

□の枠内

  • いいですねえ。
  • そうなんですね。
  • わたしもそう思います。
  • 本当ですか。
  • それはなぜですか。

<条件>

  1. 文章は、三段落構成とすること。
  2. 第一段落には、右の□中から一つ選んで、その言葉がどのような意図で用いられるのかを書くこと。
  3. 第二段落には、言葉以外で、インタビューをする際に大切だと思うことを一つ挙げ、その意図を書くこと。
  4. 第三段落には、第一段落と第二段落でかいたことの共通点を踏まえ、インタビューに限らず、人の話を聞く際に大切なことについて、あなたの考えを書くこと。
  5. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、十行以上、十二行以内で書くこと。ただし、文の数は問わない。

平成25年3月入試 配点14

次の□の中のア~オのように、古くから使われている言葉がある。左の条件に従い、作文せよ。

□の枠内

  • ア わざわいを転じて福となす
  • イ ちりも積もれば山となる
  • ウ 玉磨かざれば光なし
  • エ 石の上にも三年
  • オ けがの功名

<条件>

  1. 文章は、三段落構成とすること。
  2. 第一段落には、表現、内容などの視点で考えて、あなたが共通点を持っていると思う二つの言葉を、右の□中から選んで記号で書き表し、その共通点を一つ、具体的に書くこと。
  3. 第二段落には、第一段落で選んだ言葉が、今でも使われていることについて、あなたが考える理由を書くこと。
  4. 第三段落には、第一段落で選んだ言葉に限らず、右の□中のような言葉を、人とのかかわりの中で使う際に気をつけることについて、その理由も含めて、あなたの考えを書くこと。
  5. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、十行以上、十二行以内で書くこと。ただし、文の数は問わない。

平成26年3月入試 配点14

話し合いを行う際に気をつけることとして、次の□中のア~ウのようなことがある。左の条件に従い、作文せよ。

□の枠内

  • ア 初めに話し合いの目的を明確にする。
  • イ 発言していない参加者に発言を促す。
  • ウ 話し合いを時間内に終わらせる。

<条件>

  1. 文章は、三段落構成とすること。
  2. 第一段落には、あなたが司会者の立場として大切だと思うことを、右の□中から一つ選んで記号で書き表し、その理由を書くこと。
  3. 第二段落には、右の□中に書かれていること以外で、司会者として気をつけることを一つ挙げ、その理由を書くこと。
  4. 第三段落には、討論や対話のような話し合いが、社会生活の中で必要とされている理由について、あなたの考えを書くこと。
  5. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、十行以上、十二行以内で書くこと。ただし、文の数は問わない。

平成27年3月入試 配点14

次の□中のグラフは、十六歳以上の男女を対象に文化庁が自死した「平成二十五年度 国語に関する世論調査」の結果の一部である。このグラフを見て、□中の条件に従い、作文せよ。

<条件>

  1. 文章は、三段落構成とすること。
  2. 第一段落には、人が最も読書すべき時期は十歳代である、と答えている人が多いことについて、あなたの考えを書くこと。
  3. 第二段落には、年齢に関係なくいつでも読書すべきである、と答えている人も多いことについて、あなたの考えを書くこと。
  4. 第三段落には、第一段落と第二段落の内容を踏まえて、あなたにとっての読書の意義と今後どのように読書に取り組むかについて、あなたの考えを書くこと。
  5. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、十行以上、十二行以内で書くこと。ただし、文の数は問わない。
  6. グラフの数値を原稿用紙に書く場合は、左の例にならうこと(※例は省略)。

グラフ

グラフは掲載できません。

上のPDFの10ページをもとに人が最も読書すべき時期のグラフが書かれていました。

10歳代が44.8%、年齢に関係なくいつでも20.2%と突出していました。

平成28年3月入試 配点15

太郎さんと花子さんは、国語の授業で、批評する文章を書く学習をしている。次は、【授業中の一場面】、【選挙に関する資料】、【選挙啓発ポスター】である。これらを読んで、条件1から条件4に従い、作文せよ。

【授業中の一場面】

先生:皆さんは、効果的なポスターとはどのようなものだと思いますか。

太郎:目的や相手を意識して描かれたポスターだと思います。

花子:私は、表現の仕方に様々な工夫がなされているものだと思います。

先生 そうですね。二人とも、とても大切なことを述べてくれました。この【選挙に関する資料】を見てください。これは3年ごとに行われる参議院議員通常選挙に関する資料です。この資料をもとに、【選挙啓発ポスター】が描かれました。
 さて、【選挙に関する資料】からは、選挙における投票について様々な課題が読み取れますね。そのような課題の解決を図る上で、あなたなら、【選挙啓発のポスター】のAとBの2枚のうち、どちらがより効果的だと考えますか。

<条件>

  1. 文章は、二段落構成とすること。
  2. 第一段落には、【選挙に関する資料】を見て、選挙における投票について課題として挙げられることを書くこと。
  3. 第二段落には、第一段落で挙げた課題の解決を図る上で、あなたなら、【選挙啓発のポスター】のAとBの二枚のうち、どちらがより効果的だと考えるか(どちらのポスターを選んでも構いません。)、あなたの考えを理由とともに書くこと。
  4. 題名と氏名は書かず、原稿用紙の正しい使い方にしたがい、十行以上、十二行以内で書くこと。なお、数値を原稿用紙に書く場合は、左の例にならうこと(※例は省略)。

参考:平成28年3月入試過去問 (福岡県HPのPDF)

傾向

今までは文科省の「国語に関する世論調査」をもとに「言葉」に関連する問題が作られる傾向にありました。

ですので、世論調査の質問項目を利用して「自分ならどう思うか」という事を考えるだけで効果的な対策ができていました。

しかし、2020年以降の新大学入試制度を考えたのでしょう。去年( 2016年3月入試)から今までと傾向が変わりました

私が塾講師を始めてから15年以上は立ちますが、始めて国語の作文で配点が増えました。今まで14点だったのに15点になりました。

これは、「これからはこういう作文問題になるよ。難しいよ。だから配点を挙げたんだよ。」ということを示しているはずです。ですので、おそらくこれからは去年に似たような形で作文が出題されると思います。

そうだとしても、今までの傾向が全く無視されるとは限りません。一応以下の内容は押さえておきましょう。すべて、世論調査の質問項目です。これと過去問を照らし合わせれば、今までの入試がどれだけ世論調査をもとに作られていたのかが分かるはずです。

  • 毎日使っている日本語を大切にしているか,していない
  • 「美しい日本語」があると思うか,そうは思わないか
  • 敬語はどうあるべきだと思うか
  • 毎日の生活に必要な情報を何から得ているか
  • 言葉や言葉の使い方に大きな影響を与えるのは何だと思う
  • 相手とどのような方法を用いてやり取りをするか
  • 次の各場面での携帯電話(スマートフォン含む)の使用についてどう感じるか
  • どのようにインターネットを利用するか
  • 情報機器の普及によって,言葉や言葉の使い方が影響を受けると思うか
  • 「ら抜き」,「さ入れ」,「やる/あげる」どちらの言い方を普通使う
  • 慣用句等の意味・言い方

予想

基本的にその年に何が出題される可能性が高いかを予想することは意味がないです。何が出題されるかなど誰にもわからないからです。予想不要についてはメインサイトでもう少し詳しく書いているのでそちらを参考にしてください。

しかし、国語の作文は例外です。あらかじめ準備をするかしないかで大きく点数が変わる可能性が高いです。ある程度予想をして臨む必要があります。

福岡県の作文を書くときは、次のパターンを必ず覚えておいてください。

2つを対比自分の意見それに対する反論反論を覆す自分の意見を書く」

このパターンで書かせる可能性は高いです。あとはどのような題材が使われるかに注意してください。

去年までは「言葉」から予想をしていましたが、今年からは全く違う予想をすることにしました。全く見当はずれになる可能性もあります。予想を信じるか信じないかは自分で判断してください。外れても責任は持てません。

  • 言葉の使い方(ら抜き言葉をどう思うかなど)
  • 読書の大切さ
  • 必要な情報の得かた(新聞・ネット・スマホ何を使うか)
  • スマホの使用(スマホを使う時間などマイナスとプラス面)
  • 18歳成人に賛成か反対か
  • 環境問題(ゴミ・温暖化など)
  • 外国人が増えてきたことに関連すること
  • エネルギー問題(原発・バイオ燃料など)

英語の早期教育(教科化)もよい題材になるとは思ったのですが、国語の作文で英語教育について触れる可能性はないと思い予想から外しました。

以上のことについて、あらかじめ自分の考えをまとめておけば、似た内容が出題されたら7・8分でほぼ満点の作文が書けるはずです。福岡県の国語の試験は問題の質に対して時間があまりにも少なすぎるます。作文がスピーディー書けるようになれば他の問題に使える時間が増えるので点数が伸びる可能性が高くなります。

「お前のようなどこのどいつだか分からないような奴の予想などやっている時間はない」という人は、一昨年までの傾向だった「言葉」を中心に対策をしてください。

対策

傾向をつかむこと以外に、以下のことを意識して作文対策をしてください。

事前に表現を決めておく

普段何も考えずに作文を書いている人が多いですが、事前に決まり事を作ってください。それだけで、時間が短縮できます。

予め自分の表現パターンを決めておき、常にそれを使うのです。表現はたくさんありますが、混乱を避けるためここでは一つの例だけを挙げます。

例に挙げたもの以外にも覚えておいたほうがいい表現はありますが、福岡県の公立高校入試で利用しやすいものだけをまとめています。

接続詞

  • 順接:したがって~(原因・理由を書いた後、結果を書く)
  • 逆説:しかし(前に書いたことと反対のことを書く)
  • 例示:例えば(例を挙げる)

呼応

ある語を使ったら決まった語を使わなければならないものがいくつかあります。以下は特に重要なもなので覚えてください。

  • きっと~だろう
  • 少しも~ない
  • まるで~ようだ
  • もし~なら

文末表現

  • 自分の意見を言うとき:~と考えている。
  • 理由を書くとき   :なぜなら~だからだ。
  • 事実を書くとき   :~である。

形式主語

形式主語で特に気をつけておくのは次の3つです。

  • 「思った通り」ではなく「思ったとおり
  • 「友達に会った時」ではなく「ともだちに会ったとき
  • 「Aの方が」ではなく「Aのほうが」

資料解析問題

グラフなどの資料を解析する問題が出た時は次のことを意識してください。

  1. 何についての資料なのかを一番に確認
  2. 明らかに他と違う極端な特徴・変化・差に着目
  3. 自分の体験・考えと関連付ける

当たり前のことですが、何についてのグラフなのかを絶対に見落としてはいけません。設問にも資料の中にも何についての資料なのかが書いてあります。

当たり前のように書いてあるので、意外と確認を怠っている人がいます。余裕をかましていると資料を無視した勝手な作文書いてしまい大幅な減点を食らうかもしれません。

当たり前すぎることでも絶対に絶対に確認して下さい。それができれば、必然的に他と違う特徴も見えてくるはずです。

福岡県の高校入試はどんな作文でも「自分」を出す必要があります。「自分」ならどうなのかを無視しては高得点をもらえる作文は書けません。

社会的なテーマを扱った問題

今までの傾向では社会的なテーマは出題される可能性は低かったのですが去年の出題を見る限り今後は出題の可能性が高くなるはずです。

具体的に何をするかを2016年3月入試の過去問を利用して対策の仕方を書きます。

  • 条件1は「選挙における投票についての課題をグラフからみつける」
  • 条件2は「ポスターはどちらが効果的か」考えを理由とともに書く

この2つの条件を無視して書いたら大幅な減点になります。必ず丁寧に条件を読んで何を書くべきか絶対に意識してください。

次にグラフをパッと見て、「ん、これ、なんか特徴的だ」と思うものを書き出します。

私なら無難に「20代と60代で選挙に行く人違いすぎ」「年齢が下がるにつれて選挙に行かなくなる」と書き出します。特徴は頭の中で思うだけではダメです。必ず空いているスペースに書いてください

特徴を書いたら、A・Bどちらを選んだほうが書きやすいかを考えます。私が書き出した特徴ならA・Bどちらでも書くことができますが、今回はBを選びます。

「自分が書き出した特徴は20代の人の投票率が少ない。投票率を上げる必要がある。だから若者に向けたポスターが必要」「条件でどちらが効果的かと聞かれている。比較する必要がある。Aはなぜダメ?若者の投票率を挙げたいと自分は思ったんだから、すべての世帯に向けたものでは若者にインパクトを与えられない。だからBだ」

あとはこれを文にまとめるだけです。

こういうことを考えること自体が難しいと思う人も多いでしょう。そういう倍は、上に挙げた予想テーマをもとに予め自分の考えをまとめればなんとかなるはずです。「出るかどうかわからないことをやっている時間はない」「そんなこと面倒だからしたくない」という人はやる必要はないです。あなたがそう思うならそれが正しい選択です。

作文を捨てて他の科目で点数を稼ぐという作戦もありです。何をすれば合格に近づくかは自分で考えましょう。

まとめ

ごちゃごちゃと書きましたが、本番で特に意識するのはこの3つです。

  • 条件を丁寧にみる
  • 特徴を書きだす
  • 考え・理由を書くときは比較をする

もし、作文で満点が取れるようになれば、合計で30点以上はとれるようになるはずです。国語で30点とれれば、他の科目でカバーすれば、筑紫丘・修猷館・福岡・城南・春日などのトップレベルの高校以外なら合格できます。国語が極端に苦手な人は作文に力を入れましょう。