福岡地区の私立高校の倍率はあまり気にしなくていいです。

名目倍率

受験者が多ければ多いほど倍率が高くなりますが

実際は定員以上の合格者を出すので

倍率は気にしなくて大丈夫です。

例えば

定員が30名の学科に300名が志願すれば

倍率は10倍になります。

数字上は10人に1人しか合格者が出ないことになるので

合格が難しく感じられます。

これが名目倍率です。

 

 

実際は

定員が30名であっても

150名が合格することもあります。

この場合

10人中5人が合格しているので

倍率は2倍になります。

これが実質倍率です。

 

私立高校は、合格者が公立高校に流れてしまうことを考慮して

定員の3倍4倍の合格者を出すのが普通なので

名目倍率に不安になる必要はありません。

私立高校・大学の実質倍率と名目倍率

定員が急に変わる

超特進:30名

特進:60名

進学:120名

仮にこのように定員を設定している私立高校があったとします。

 

そして、それぞれの志願者数が

超特進:350名

特進:200名

進学:200名

だったとします。

 

さらに、受験の結果は次のようになったとします。

超特進:150名合格

特進:150名合格

進学:400名合格

 

この時点で、すべての学科で定員オーバー状態です。

福岡地区の私立高校はこのような感じで合格者がたくさん出てきます。

もちろん、全員が合格できている分けでなく

どの学校にも一定の不合格者がでています。

ただ、よほどのことがない限り、偏差値的に一番下の進学クラスにはよほどのことがない限り合格できてしまうのが現状です。

 

これだけ合格者がでたとしても

超特進の合格者の多くは公立トップ校に合格してしまいますし

特進・進学に合格した子も多くが公立に合格します。

 

なので、

実際に入学する生徒は

超特進:24名

特進:56名

進学:180名

進学科だけが定員を超える生徒が入学するパターン

 

超特進:13名

特進:35名

進学:89名

すべての学科で定員を下回る子しか入学しないパターン

 

超特進:60名

特進:80名

進学:200名

これは稀ですが

定員の倍の生徒が入学するというパターンもあります。

急に志願者数が増えて今までの何倍もの入学者がでた私立高校でこういうことを見ます(絶対に超特進は増やさないと説明会で言っておきながらです)。

 

こういうのを見てしまうと

私立高校の定員はかなりアバウトだな~って思ってしまいます。

事前に決めていた定員がいきなり変わるんですから・・・。

公立高校入試、大学入試では絶対に考えられないことです。

 

これは実際の数字ではありませんが

実際にこのようなことが起こっているので

私立高校はよほどのことがない限り受験生を合格させている

ということは分かるはずです。

 

なので、倍率が高かったとしても気にする必要はありません。

福岡地区の私立専願・前期の合格最低点

特進

既に上で書いているので重複してしまいますが

特進の倍率が高くて合格が難しくなるのではないかと不安になる子もいると思うので書いておきます。

 

定員以上の生徒が合格していことは上に書いた通りです。

これがどういうことを意味するか。

私立高校は定員にかかわらず学校が決めている合格ラインを超えていたら特進に合格できるということです。

仮に定員30名のところに100名の志願者がいようが300名の志願者がいようが

合格ラインに達していれば全員合格します。

不合格になったということは、学校が決めていた合格ラインを下回ったからで、倍率の高低は関係ありません。

なので、倍率が高いことで不安に思っている子は

倍率の高低を気にするのではなく

入試本番で自分の実力を出して合格ラインを超えることを気にするだけにしておきましょう。

倍率ではなく不合格者の数

倍率が何倍だろうとよほどのことがない限り不合格になることはないので

倍率など気にする必要はありません。

そんなことよりも、受験する高校がどのくらいの不合格者を出しているかを見るべきです。

ほとんどの私立高校は特進でなければよほどのことがない限り誰でも合格できます。

しかし、一部の高校は一番下のクラスでも不合格者がでています。

そのような私立高校を受験する場合は自分に合格の可能性があるかどうか、事前に確認しておく必要があります。

不合格者がたくさん出る福岡・筑紫地区の私立高校