中堅私立大学受験

私立専願・進研模試で偏差値50~62程度の高校3年生が知っておいた方がいいことを書いています。

目次

  • 模試の偏差値は気にしない
  • センター利用はしない
  • 7割弱を目標に
  • 選択科目は何を選ぶか
  • 過去問を解き始める時期
  • 一発逆転

模試の偏差値は気にしない

模試には大きく3つあります。ベネッセ・進研(駿台)、河合、東進が行っている模試です。地方の大学を受験する人にとっては、受験者数が一番多い進研模試が自分の実力を一番正確に測れる模試です。

とはいっても、模試はあくまでも模試でしかありません。模試の偏差値が高ければそれなりの実力があることは証明されますが、だからといって合格ができるとは限らないのです。

模試の判定が完璧に信頼できるのであればA・B判定をもらった人が不合格になることなど考えられませんし、E判定の人が合格することもほぼ不可能でしょう。

しかし、現実にA・B判定で不合格になる人はいます。E判定で合格してしまう人もいます。なので、模試はあくまで模試であって、本番ではないということを覚えておいてください。

模試で分かることは「偏差値30台であればFランクの大学にしか合格できない」「60台だったら難関大学を受験できる実力がある」というふうに、自分の実力がどの大学を受験できるレベルにあるのかを知る程度のことです。

偏差値50台前半(進研模試で、以下同じ)くらいあれば日大・駒澤・近大・龍谷・西南・福大なら十分合格ができます。

なので、模試の偏差値はそこまで気にしないでください。

気にするのは受験する大学の入試問題を意識した勉強をすることです。それをするかどうかで合格の可能性が数倍高まります。「あいつが不合格になったのに、俺が?私が?日大・駒澤・近代・西南に合格?」なんてことが普通に起こります。

センター前期・併願は利用しない

センター前期・併願は基本的に国立大学が第一志望の人が滑り止めに利用するものです。私大専願の人は、どのような形式のセンター利用入試も考えない方がいいでしょう。

なぜならば、私大入試に特化した勉強をした方が合格率が高まるからです。

多くの学校ではセンター対策の授業が中心になります。なので、何も意識していない人はセンターで点数を取るための勉強を必然的にしてしまっています。しかし、私大入試とセンターの問題形式は異なることが多いです。

「センターの対策だけしかしてないから私大の問題を解けない」、ということはないですが、受験する私大に照準を合わせることで、センターの勉強だけをしているよりも確実に合格の可能性が高まります。

「偏差値50台前半でも駒澤・近大・西南に合格できると」上述したのはここにあります。特に地方の私立大学はセンターのように情報処理能力(スピード)を求めません。知識量だけが合否を分ける言っても過言ではありません。

3科目で7割弱取ることを目標に勉強をする

受験する大学・年度によって若干異なりますが、一般入試で7割取れて不合格になる私立大学はほとんどありません。自分が受験する大学の合格最低点をネットやパンフレットなどで確認してみてください。その多くが6割~6割5分の点数で合格できていることが分かると思います。

意外なのですが、このことすら知らない人が意外と多いです。「これを知って何か意味があるのか?」と思うでしょう。大いにあります。苦手科目を捨てても合格ができるということが知れるからです。

たとえば、3科目のうち1つで20点を取ったとしても、残りの2科目で90点とれば200点になります。200点を取ることができれば、ほぼすべての私大に合格ができます。

英語が得意なら英語で80点、残りの2科目は60点、合計で200点。合格です。英語が苦手なら選択科目で80点、国語60点、英語50点、合計で190点。これを目標にしてみてはどうですか?

国語が嫌いなら、英語・選択科目で80点取って、国語で40点。国語で40点って、記号問題が多いの私大入試なら勉強をしなくても取れる可能性があります。

どうです?合格最低点を考えれば、どの科目で何点を目標に勉強をすればいいかが見えてきますよね。

ちなみに、私の知る限り、Fランクではないけれど偏差値が45前後・倍率が2倍前後の大学(九州だと九産大以下の大学)で、合格最低点を公表しているところはりありません。

そのような大学は私の推測でしかありませんが、5割を超えれば合格できると思います。数年前に私が実際に某大学受験をし、5割5分程度の点数になるように解答を提出したら合格できていたので、この推測はある程度信用できるはずです。

偏差値40台から早稲田・慶応に合格できるか?

選択科目はどれを選ぶべきか

どれを選択するかは合否に影響を与えます。夏休みに入る前に選択科目を変えることのないよう慎重に選んでください。

目標点・興味関心から選ぶ

基本的に日本史と世界史は政治経済と地理に比べ高得点を狙えるといわれています。政治経済と地理は日本史と世界史よりも高得点は狙えないが短時間で最低限の点数が取れるようになるといわれています。

しかし、それらは一般的に言われていることであり自分に当てはまるかどうかは分かりません。興味関心があるかないかで判断するのが一番無難な選び方だと思います。

日本史

日本史は現代文のテストにも活かせるので、「日本史大嫌い」という人を抜かせば日本史を選んでいいと思います。

世界史

「授業で世界史を受けているから」という理由だけで世界史を選択するのは止めた方がいいです。世界史に面白さを感じていないのであれば他の科目を選びましょう。

定期テストと入試は次元が違います。「世界史ってなんだか覚えにくい」と思っている人は多分成績が伸び悩みます。

他の科目にも興味がない場合は世界史を選んでも構いません。

政治経済・地理に関心がない限りに日本史・世界史を選択することを勧めます。

政治経済・地理

政治経済に興味がないのに、「短時間で最低限の点数が取れるから」という理由で選んでしまっては、勉強に身が入らず最低限の点数すら取れない可能性も出てきます。

政治経済・地理を選択しようとしている人は次のすべてに該当するかどうか確認してください。

  1. 政治経済・地理に多少なりとも関心がある
  2. 時事問題が気になることがある
  3. 多数派と異なる科目を勉強しても不安にならない自信がある
  4. 勉強をしていくと先が見えずに不安になるときが必ず来るが、それに耐えられる
  5. 模試で偏差値50以上を取れなくても不安にならない自信がある

以下、少しだけ補足しておきます。

関心がある

まったく関心のない人は絶対に政治経済・地理を選択してはいけません。

政治経済・地理は覚える量は少ないですが、頭に入ってこないで混乱するのがオチです。また、多数派と異なる科目をやっていることに不安を覚え、途中で日本史・世界史に切り替えそうな人も選択してはいけません。

偏差値がでない

偏差値が50を超えないことがあるかもしれません。

まったく政治経済をやったことがない人は、模試の問題に面食らうことがあるからです。また、政治経済は受ける模試によって第1回の模試から全範囲から出題されることもあります。

これが原因で日本史や世界史のように簡単に偏差値が上がらない場合があります。

「政治経済と地理は日本史や世界史に比べテキストが薄い。だから、覚えることが少なくて良いので、勉強時間が少なくて済む」と短絡的に政治経済・地理を選ばないようにしましょう。

地理はできるだけ避ける

地理は、よほど好きな人でない限り選択しない方がいいです。6割くらいまではすぐに取れるようになりますが、その後伸び悩む可能性が高いからです。

つまり、高得点を取りづらいのです。

西南・福大受験生

論述問題や簡単な計算問題が出題されますが、問題の多くは単純暗記で解けるものばかりです。西南・福大を受験するのであれば、興味関心が薄くても政治経済を選んでもいいかもしれません。

中堅私大に合格できる人・できない人

過去問を解き始める時期

過去問を解き始める時期があります。

英語

過去問を解く能力があるならすぐにでも解き始めましょう。しかし、多くの人は過去問を解く段階に達していないです。

実力など関係なく、受験を考えたらとにかく過去問を解けという指導者がいます。「出題傾向を把握するため」「現在の自分の実力を知るため」というのが大方の理由です。

しかし、大学入試の問題を解く基礎学力がない人は、過去問を解いたところで出題傾向の把握などできません。

「全く分からなかった」「5分で終わった」となるだけです。意味なしです。逆にやる気がなくなって挫折してしまう可能性が高まります。

英検準2級の筆記問題が普通にとけるようになることを最低の目安にしてください。MARCH、関関同立、西南学院大学以上の私立大学を受験する場合は2級を目安にしてください。

選択科目

一通り暗記が終わってから解き始めましょう。学校の授業に合わせていてはいつまでたっても過去問を解けません。

時期的には夏休み以降に解け始めると思います。どんなに遅くとも年末までには過去問が解けるようになってください。

国語

現代文はいつから始めてもいいと思います。

古文は古文単語・文法を一通り覚えてから始めましょう。

⇒ 西南・福大受験計画

 

一発逆転

勉強をサボってきたり英語が極端に苦手だけれど中堅以上の大学に合格したいと思っている高校3年生に向けて書きます。

年度初めや夏休み前になると次のような検索が増えます。

  • 中堅私立合格するには
  • 知識ゼロから1年で〇〇大学に合格できるか
  • 半年で〇〇に合格できるか
  • 偏差値30・40台から大学に合格したい
  • 英語が全然わからない

さて、知識ゼロや高校英語が全く分からない状況から中堅大学に合格はできるのでしょうか。

結論から書くと、合格できます。知識ゼロからでも日東駒専・産近甲龍・西南・福大なら十分合格ができます。

ただし、国語・選択科目はどうにでもなりますが、英語には相当苦労をするはずです。やってもやっても成績が伸びない、問題が解けないという状況が続くはずです。

英検準2級にやっと合格できる実力からでもかなり苦労をするのに、ましてそれ以下の状況から合格を目指す場合、次元を超える努力が必要になります。

成績が伸びない人の特徴

選択科目

選択科目は政治経済を選びましょう。勉強をしたことがない人にとって政治・経済はとっつきにくい科目かもしれませんが、日本史・世界史のように膨大な知識を要する科目を選んでいては時間が足りなくなります。

国語

関連記事

高校入試

  1. 塾を利用して地域トップレベル(偏差値60後半以上)の公立高校を目指している中学3年生、且つ、合格圏内...
  2. このページでは福岡県の各科目の対策を書いています。
  3. 過去問を解かずに本番に臨むのはダメです。入試直前期になってから過去問を解き始めるのは少し遅いです。

大学入試

  1. スタディサプリって月額980円でものすごく安いから信用できないのでは?そういう相談を生徒からされたこ...
  2. 偏差値30台・40台から早稲田、半年で早稲田、3ヶ月で早稲田などで良く検索されることがあります。

お勧め

  1. 勉強が好きではないけれど、やらなくてはいけないとわかっている子は勉強をします。
  2. ひと言でいえば「大人になった時に、社会で生きていく能力を身につさせる」、これができる塾が残ると私は思...
  3. 独学で高校・大学受験を考えている人のために市販されている参考書の簡単な紹介をします。

大学

  1. 宮崎国際大学は国際教養学部(比較文化学科)と教育学部(児童教育学科)からなる宮崎県宮崎市清武町加納丙...
  2. 福岡県内にある看護大学の一覧です。
  3. 福岡工業大学の受験情報・対策などをまとめたページです。