高校入試が近づいてくると
どうしよう
何をすればいいかわからない
と不安を抱えてしまうかもしれません。
不安で勉強が手につかなくならないよう
今自分がやるべきことをしっかりと押さえておきましょう。
目次
大晦日・三が日
大晦日、三が日は生活習慣を乱さないようにすることが大切です。
お正月だからといって
一日中寝ながらテレビばかりを見ている生活を送れば
4日以降もしばらくは頭がボーっとするはずです。
年明け後はラストスパートの時期なので
そこでつまずかないように早寝早起きは守るように!!
勉強は・・・
4日くらいしなくても学力が大きく下がるわけでもないですし
したからといって大きく上がるわけではありません。
だから
してもしなくてもどっちでもいい
です。
ただ、
本気で受験勉強をしている子は言われなくてもやるはずです。
この時期に勉強ができない子は
中堅・トップ校を受験する受験生としての姿勢がなっていないので
合格は厳しいんじゃないかと思います。
直前期(1~2月)
「公立高校入試の過去問」に書いた通り
入試直前期は全科目をまんべんなく勉強をするのではなく
合格するために何をすべきかを考えて勉強をしてください。
模試でA・B判定
安定して模試でA・B判定を取れているなら、今のまま勉強をして構いません。
やるべきことは、
- 本番でケアレスミスをしないように日ごろから問題を丁寧に読む習慣をつける
- 本番をイメージしながら本番と同じように過去問を解く
- 自由英作文や国語の作文対策をする
- 体調管理に気を付ける
この4つくらいだと思います。
模試でC・D・E判定
模試でC~E判定を行ったり来たりしている子は
自分の得意・不得意を把握してください。
特定の科目が苦手
特定の科目が苦手で足を引っ張っている場合はその科目に勉強時間をかけてください。
英語・数学・国語は多少勉強をしなくても成績が急激に下がることはありません。
逆に勉強をしても急激に伸びることもありません。
苦手科目が社会・理科であれば
英語・数学・国語は過去問を解くなど演習をする程度にして
勉強時間の8割を社会・理科に割り当てる
なんて思い切ったことをしたほうが合格の可能性は上がるはずです。
逆に
社会・理科が得意で
英語・数学・国語が苦手な場合
社会・理科の勉強時間を5割程度に抑え
英語・数学にもある程度時間をかける必要があります。
国語は短期間では伸びないから
勉強をするとすれば作文の対策以外はしないのが得策。
得意不得意がない
自分が受験する高校がどれくらいの点数を取れば合格できるかを確認し
その点数を取るためにあと何点くらい点数を伸ばさなくてはいけないかを把握してください。
仮にあなたが
180点取らなければ合格できない高校を受験する予定で
5教科すべて32点で合計160点しかとれなければ
30点伸ばすためにどの科目を重点的に勉強すべきかを考えるんです。
短期間で点数を伸ばせない国語・数学
時間をかければ成績を伸ばせるが時間がかかる英語・社会
短期間で成績を伸ばせる理科
どれで点数を伸ばすのがいいか
理科・社会に力を入れ
それぞれ45点・40点以上を取れるように頑張る
社会は勉強時間がたくさん必要になるから英語に力を入れて
45点以上を目指す
ください。
演習中心
この時期にできる具体的な勉強法を教えてください
と問われても
解答に少し困っちゃいます。
他のサイトには
こういう手順で勉強をすれば成績が伸びる
なんてことが書いてあるものもありますが
勉強法って人それぞれだし
実際に勉強をしながら身に付けていくもの
だから
直前期の勉強法なんてありませんし
仮にあったとしても
そのやり方が自分に合っているかなんてわかんないですし・・・
そもそも
そんなやり方を聴いたところで
実践できますか?
多分、できないと思うんです。
私も他のサイトの勉強法を読んでも
書かれてある通りの勉強法で勉強はできません
だからこのサイトでは具体的な勉強法はほとんど書いていないんです。
でも
中堅・上位校を目指している子ならある程度勉強をしてきているはずだから
基本的な知識はつけているますよね?
そんな子にできるアドバイスならあります。
演習を中心にした勉強する
です。
『全国高校入試問題正解』の分野別のものを購入し
自分が苦手な単元の演習をする。
問題を解いた必要であれば、自分が持っている参考書の該当箇所の暗記をし直す。
何をやればいいか分からない子はこのやり方で勉強してみてください。
直前1か月で
他の都道府県の問題を解く余裕がないという子は
自分が住んでいる地域の過去問を5~7年分くらいを繰り返し解き
過去問なら何が聞かれても解答の根拠まで正確に答えられるようにする
というのもありです。
受験直前1週間で点を伸ばせる科目
1週間でも成績を伸ばせる科目があるとすれば
理科
です。
中学理科は範囲が狭いですし
暗記が中心の科目なので短期間で成績を伸ばしやすいです。
なので、あと15点以上点数を伸ばさないと合格が出来ない
という子が
理科が不得意で30点も取れない状況なら
勉強時間の9割を理科に回してもいいかもしれません。
理科以外では
英作文と国語の作文が短期間で点数を伸ばせる可能性が高いです。
両方とも配点が高いのでまったく対策をしていない子はすぐに対策を取ってください。
余談ですが
トップレベルの高校を受験する人の中には余裕をブッかまして作文の練習をしていない子もいますが
作文ほど恐ろしいものはないです。
自分ではできていると思っていても、
実際に採点してもらうと満点と思っていても、特に英作文は、ゼロ点ということだって起こりえます。
1週間ではどうにもならない科目は
- 国語
- 英語の読解対策
- 数学
です。
これらは直前期に必死に勉強するべきではありません。
受かる気がしない人へ
本気で勉強をしてきたのにD・E判定だけしか取れないと
入試直前期に焦るはずです。
受かる気が全然しないよ…
と。
そういう状況になると「あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃ」「あれやってない」「あ~これ覚えてない」「全然だめじゃん」「きぃ~~~~」となる人もいるでしょう。
そうなってしまっているなら
普段やってきた勉強を何も考えずにやりましょう。
この時期は無駄なことを考えれば考えるほど焦るだけです。
「受かる気がしない」
ではなく
「普段通りのことをやればいいや」
と気楽な気持ちになりましょう。
絶対にあの人は合格するだろうと言われる人が不合格になることがありますが、精神的なことも原因の一つだと思います。
一度不安になったらそこから抜け出すことは難しいのですが、
とにかく
普段通り
でいるように心がけましょう