浪人生に向けて書いていますが、現役生が読んでも問題ないです。
目次
可能性は十分ある
西南・福大を目指していたのに現役で福岡工業大学・九産大にしか合格できなかった・・・
という場合
1浪して西南に合格できるかどうか
ですが
合格できるかどうかは結果が出るまで誰にもわかりませんが
合格の可能性は十分あると思います。
倍率が5倍前後になっていた数年前の西南なら相当厳しいと言わざるを得ませんが
この2年間の倍率を考えれば
福工大・九産に現役で合格できているのなら
1年頑張れば西南なら可能性は十分あるはずです。
なぜか西南は国立よりも難しいと思っている人もいるみたいですが(「佐賀・大分・宮崎・鹿児島・琉球大学は西南より簡単に合格できる」)
少なくとも
現役の時に文系3教科しか勉強していないというのであれば
浪人1年で佐賀・大分大学を目指す倍くらい楽に合格できるはずです。
合格最低点の目安
受験年度や学部によって異なりますが、200点前後(6割7分)くらい取れれば合格の可能性が出てくるのが西南学院大学です。
一般選抜で受験するならすべての科目を7割以上取れるようになれば
ほぼ間違いなく合格できると思って間違いありません。
とはいっても
言うのは簡単ですが数字的には3人に1人くらいが不合格になっているので200点前後を取ることができない受験生が多くいるわけです。
浪人をしてでも西南に合格したい
という強い気持ちを持っているのであれば
まずは全教科7割以上取れるように自分が何をするかを考えることから始めましょう。
西南学院大学に合格するために
国語は英語・選択科目と比べると
絶対とは言えませんが合格者と不合格者の点数差がそこまでありません(パンフレットの後ろの方に合格者平均と受験者平均が載っているのでそれを見ればすぐに分かります)。
つまり
差があまりつかない科目と言えます。
選択科目は勉強さえすれば7割以上取れるのは当たり前です。
不合格者と合格者の差は単純に勉強量の違いだと考えられるので、合格する人の間では選択科目で差はあまりついていないはずです
仮に選択科目で6割くらいしかとれず合格できなかったとすれば、勉強をしない受験生が悪いだけなので、不合格になっても仕方がない、としか言えません。
大半の受験生が世界史・日本史を選ぶと思います。
浪人生なら現役の時に選んだ科目を浪人時にも選ぶべきですが
現役生の場合は慎重に選ぶことを勧めます。
学校の授業で世界史の方が先に進んでいるから
といって、世界史を選ぶ子がいるかもしれませんが、
世界史好きですか?覚えられていますか?
仮に、覚えるのに苦痛を感じているのなら、3年に進級する前に1・2週間でもいいから日本史の勉強をしてみてください。
勉強をしてみて日本史の方が覚えやすいと感じたなら、世界史ではなく日本史を選ぶ方が結果的に点数が取れるようになる可能性が高いと思います。
同じ歴史でもどちらが覚えやすいかは人によって異なるということは知っておきましょう。
さて
英語です。
「偏差値30~40台前半からでも全員合格した理由」にも書いた通り
私立大学はどこでも同じことが言えますが
英語ができるかどうか
これが合否を大きく分けます。
西南の選択科目(世界史・日本史)は暗記さえすれば間違いなく7割以上とれますが
英語はそううまくいきません。
同じ勉強量をこなしている人でも
7割超えられる人も言えれば
5割も取れない
ということが起こってしまう(可能性が高い)科目です。
勉強をしても5割前後しか取れなければ、他の科目で7割取れたとしても合格できるかどうか微妙になってしまいます。
実際に、西南・福大が第一志望だったけど不合格になり浪人を決めた人の多くが英語ができないことが原因だったはずです。
合格の可能性をしたければ英語で7割以上を確実に取れるように勉強してください。
西南の英語はそこまで難しくない
西南学院大学の英語は福大よりも確実に難しいですが(福工大・九産と比べると、英語がそこまで得意でない人からすれば比較できないくらい難しい)
基本的な文法と必要な単語・熟語の暗記をし
丁寧に英文を読み正確に訳ができるようになれば
7割以上取るのはそこまで難しくありません。
情報処理が苦手で共通テストで7割以上取ることができなかったとしても西南の問題なら8割くらいは取れるようになるはずです。
浪人生なら十分時間があるはずなので、共通テスト併用でも受験を考えて構いませんが、
共通テストの対策だけでなく、一般入試の問題でも7割以上確実に取れるようにやるべきことをやっておきましょう。
福工大・九産じゃダメなの?
まず、理系学部に合格しているのであれば
浪人してまで西南を目指す必要性はそこまでないのではないかと思います。
世間的な評価からすれば、西南と福工大・九産を比べれば、かなりの差があることは間違いありません。
しかし、周りの評価が気にならないのであれば、文系学部で学ぶことよりも理系学部で学ぶことの方が将来の選択肢が増えて、社会に出た時に有利になるはずです。
それに、文系科目は学ぼうと思えば一人で学ぶことが出来ますが、理系科目はなかなかそうもいきません。
学歴を気にせず、福工大・九産で真剣に勉強をし、政治・経済・経営など必要だと思うことは自分で学ぶことで、少なくとも西南以上に貴重なことが学べるはずです。
語学だとすればなおさらです。
英語・韓国語・中国語・フランス語・ドイツ語くらいならどこの大学に進学しようが専門に指導している教授がいるはずなので、学部に関係なくその人の元で学べます。