福岡大学の英語に関する内容をまとめています。
目次
基礎が出来ていれば解ける
福大の問題ははっきり言って簡単です。
どれくらい簡単かというと
たとえ高校3年の最初の模試で偏差値が30台だったとしても、うちの塾でやることをやりさえすればよほどのことがない限り70点前後は取れるようになります(今これを読んでいる人は大半が入試直前期の受験生なので高校1・2年生は見ていないと思いますが、もし高校1・2年生が見ているとしたら、是非、うちの塾も検討してみてください)。
それくらい簡単です。
ただし、難易度にばらつきがあります。
実力があれば常に7割以上取れるとは思いますが
英文の構造の理解を無視して長文を読んでいたり
単語・熟語・語法暗記が中途半端だと
30点~70点くらいの差がでてきます。
一定の実力があれば30点台を取るなんてことは考えられないので
波がある子は自分の実力が微妙だということに気づいてください。
実力がないのに自分ができると勘違いしていては合格できません。
大問1の英文和訳
和訳の勉強をするときは
頭の中で訳すのはやめてください。
頭の中でうまい訳が出来ていると思っても
実際に書いてみると日本語になっていない文しか書けないことはよくあることです。
また、
ちゃんと書いておかなければ
答え合わせのときに自分の訳が正しいのか間違っているのかあいまいになり
力が伸びないかもしれません。
英文和訳を得意にしたいのなら
文の構造を意識して定期的に和訳することを勧めます。
普段から文の構造を意識していれば和訳問題を得意にすることが出来るはずです。
文法問題
福大の文法問題は大して難しくないので合格する人は1・2問くらいしか間違わないと思います。
しかし、そんな子でも「適していないものを選べ」には苦労しているみたいです。
正しいものを選ぶ問題しか解いていない子には下手をすると1問も自信をもって答えられる問題がないかもしれません。
福大を受験する予定の子はあの問題に対応できるように勉強をしておきましょう。
英文法が苦手という子は暗記だけで乗り切ろうとしているからかもしれません。
「品詞・五文型の理解」は文法問題を解くときにかなり役立ちますし、長文読解にも欠かせません。
面倒くさがらずにしっかりと勉強しておくことを勧めます。
空欄穴埋め
空欄穴埋め問題は基本的に文脈と文法の両方で責めます。
空欄の前後をみて文法的に絶対に入らない問題を消去すれば
答えになるものを2~4個くらいに絞れるときが結構あります。
絞った後は文脈に合ったものを選ぶだけです。
稀にどれを入れていいのかわからないときがあるので
その場合はすぐに答えを決めるのではなく、そのまま次の問題に言ってください。
問題を解いていけば、選択肢が埋まっていくので
全部を読み終わっているころには答えを決めかねていた問題も解けるはずです。
穴埋め問題は簡単なことが多く
合格する子はほぼ満点を取ると思うので
この問題が苦手という子はまだまだ英語の勉強が足らないので
自分に何が足りないのかしっかりと考え
合格するために頑張ってください。
発音問題
発音問題は普段の単語の暗記の時に発音を意識して覚えるだけでかなりできるようになります。
それに加えてネクステなどの文法書の後ろに載っている発音問題を覚えてしまえば、6問中5問は正解できるようになるはずです。
発音問題がなくなるかどうか?
ということですが
なくなるとしたら去年(2021年度入試)なくなっていたと思うので
今年も残るかもしれません。
少なくとも私が所有しているもっとも古い昭和59年度の入試から
大問1~5までの、あの構成は一切変わっていません(文法問題が稀に変更されることはあっても、結局、今の形に戻っています)
発音問題はなくなってもおかしくないとは思いますが
40年も全く構成を変えてこなかったものが変わるとも思えません
もちろん、福大系列校が大幅に形式を変えてきたことを考えると、もしかするともしかするかもしれませんが
いずれにしろ受験生は昨年の過去問を基準にして勉強をするしかないので
発音の勉強はしておくべきです。
並べ替え問題
以前は結構難しい問題がでていたのですが
最近は昔のように訳の分からない問題がでる率が減ってきているような気がします(私が福大の過去問をたくさん解いているので慣れてしまっただけの可能性もなくはないですが、解きやすい問題が増えてきたと感じます)。
文法・構文・熟語の暗記が出来ていればまず間違いなく正解できる問題が多く出るので、しっかりとそれらの暗記をしておきましょう。
福大の並べ替え問題の対策
英語の配点
「福岡大学英語の配点」
配点を書いていない大学は、受験生の得点率をもとに配点を決める可能性もあるので何とも言えませんが、私が塾で配点をするときは次のようにしています。
- 大問1:10点か16点
- 大問2:24点
- 大問3;24点
- 大問4;12点か18点
- 大問5;24点
以上です。
以前は、問題の質によって大問1と4の配点を変えていましたが、今、塾で採点をするときは大問1を16点、大問4を12点に定着させました(つまり発音問題を1問2点で計算するようにしました)。
大問2は内容正誤問題は1問6点×4問=24点、穴埋め問題は1問4点×6問=24点にしています。
大問5はa・b・cがあっていれば3点、d・e・fがあっていれば3点で計算しています(仮にこの問題に部分点がなければ、合格者平均もあそこまで高くなることはないと思います)。
選択肢10個のうち内容に合致しているものを4つ選ぶ問題に1問6点も配点があるのか、
発音問題に3点も配点があるのか、
大問5は本当に全部あって6点ではなくa~c・d~fに分けて配点がされているのか、
どのように配点すればいいのか迷うところでありますが、
過去福大に合格した生徒たちの過去問の得点率を考えると
上記の配点で計算をしておけば大体の目安としては間違っていないと思います。