福岡大学のセンター利用入試について書いています。

福岡大学の基本情報は「福岡大学」を参考にしてください。

参考:人文学部
参考:法・経済・商学部
参考:理学部
参考:工学部
参考:医学・看護・スポーツ科学部

 

利用Ⅰの志願者数・偏差値

スポーツ学科が5名から8名に増えた以外は募集人員に変動ありません。

昨年度との難易度差は単純に志願者数の数を見ればよいと思います。

学科募集枠志願者合格者河合進研
文化5人103人40人69%58
歴史5人121人50人70%62
日本4人93人40人70%59
臨床3人159人52人70%59
英語4人147人47人71%60
ドイ3人43人24人65%54
フラ3人53人28人67%54
東ア3人61人29人68%56
法律18人312人140人66%57
経法8人80人34人65%55
経済20人415人131人64%57
産経10人68人29人63%57
4人176人65人65%56
経営4人109人55人67%56
貿易4人73人35人63%56
応数2人63人18人70%54
社数14人3人64%52
物理2人58人25人63%54
ナ物11人7人59%52
化学2人84人46人68%54
ナ化17人7人70%53
地球2人65人26人65%54
機械4人114人48人67%53
電気4人75人37人62%52
電子5人209人66人66%52
化シ4人92人53人64%52
社デ4人74人41人64%53
建築4人143人46人67%52
医学10人795人17人87%64
看護5人163人37人72%57
10人281人53人80%59
スポ8人117人29人63%53
健康3人52人16人63%53

人文学部

昨年度と本年度の志願者数の増減は以下の通りカッコ内が昨年度です。

  • 文化  :103(77)名
  • 歴史  :121(126)名
  • 日本語 :93(94)名
  • 教育・臨:159(123)名
  • 英語  :147(151)名
  • ドイツ :43(28)名
  • フランス:53(19)名
  • 東アジア:61(49)名

文化

文化は合格者数をあまり出さないかもしれないので、志願者数が35%近く増加したことは難易度にかなり影響がでてくると思います。

30名前後の合格者が出るはずなので、倍率は3倍前後(昨年度2.2倍)になると思います。

H28年度に受験者が79名で合格者が47名でた(倍率1.7倍)ときのように簡単に合格できることは考えられないです。

ドイツ

志願者数が5割増したので、合格者が過去の傾向通り20名前後であれば倍率が2倍を超える可能性が出てきます。

近年は1.4~1.6倍で推移していたのでそれと比べると合格が若干難しくなるかもしれません。

フランス

志願者数が前年比2.7倍の53名になりました。

本年度は合格者を15名~20名出すはずです。

仮に20名の合格者を出したとしても倍率が2.7倍になるので、近年が1.5~1.6倍だったことを考えると合格は難しくなると思います。

歴史・日本語・英語

昨年度との受験者にほぼ変わりはないので、難易度は昨年度と同程度になるはずです。

過去の結果を見ると合格者数は歴史・日本語は40名前後、英語50名前後になることが予想されます。

教育臨床・東アジア

教育・臨床は30%、東アジアは25%程度受験者が増加しました。

昨年度と比べ若干合格が難しくなるかもしれませんが、気にするほどではありません。

合格者数は教育・臨床は40名、東アジア20名前後になることが予想されます。

法学部

昨年度と本年度の志願者数の増減は以下の通りカッコ内が昨年度です。

  • 法律 :312(303)名
  • 経営法:80(66)名

法律は130名前後、経営法は25名前後の合格者を出すことが予想されます。

前年度と比べて難易度差はほぼないと思います。

経済学部

昨年度と本年度の志願者数の増減は以下の通りカッコ内が昨年度です。

  • 経済  :415(397)名
  • 産業経済:68(100)名

経済学科は130名前後、産業経済は15~20名の合格者を出すことが予想されます。

経済は例年通りの難易度になると思います。

産業経済は受験者数が大幅に減りましたが、昨年度と難易度はそこまで変わらないかもしれません。

商学部

昨年度と本年度の志願者数の増減は以下の通りカッコ内が昨年度です。

  • 商 :176(161)名
  • 経営:109(137)名
  • 貿易:73(73)名

商学科は60名前後、経営は40名前後、貿易は30名前後の合格者を出すことが予想されます。

各学科とも昨年と同じくらいの難易度になるはずです。

理学部

昨年度と本年度の志願者数の増減は以下の通りカッコ内が昨年度です。

  • 応用数学:63(57)名
  • 社会数理:14(10)名
  • 物理  :58(60)名
  • 物理ナノ:11(6)名
  • 化学  :84(93)名
  • 化学ナノ:17(16)名
  • 地球圏 :65(68)名

昨年度と比べて極端に難易度が変わる学科はないと思います。

工学部

昨年度と本年度の志願者数の増減は以下の通りカッコ内が昨年度です。

  • 機械工学:114(152)名
  • 電気工学:75(82)名
  • 電子情報:209(184)名
  • 化学シス:92(94)名
  • 社会デザ:74(90)名
  • 建築  :143(175)名

機械工学は25%、建築は20%ほど志願者数が減ったので、昨年度よりも多少合格しやすくなる可能性があります。

社会デザインも20%近く増えていますが、建築ほど影響はないかもしれません。

その他の学科は昨年度とほぼ変わりない難易度になるはずです。

医学・薬・スポーツ

昨年度と本年度の志願者数の増減は以下の通りカッコ内が昨年度です。

  • 医 :795(710)名
  • 看護:163(185)名
  • 薬 :281(330)名
  • スポ:117(119)名
  • 52(47)名

医学科は一次では160名前後が合格し、二次では15名前後が合格できるはずです。受験者数に増減があっても、この数字はあまり変わらないと思うので、合格者が増えれば増えるほど難易度が高くなると思ってかまわないと思います。

スポーツ学科は募集人員が5名から8名に増えたので、確実に合格しやすくなると思います。

その他の学科は前年度と比べて難易度にほとんど変わりはないと思います。

利用Ⅱの志願者数・偏差値

準備中

センター利用

センター利用は国立大学を第一志望にしている人が滑り止めに利用するのが通例です。

私立専願の人はセンター利用での受験は考えるのをやめましょう。

また、受験者数の増減は一般入試と比べえると影響が少ない傾向が見えます。

学生の充足率も大きく影響するので何とも言えませんが、たとえば、150名受けた年に合格者が35名出たとすれば、170名受けていれば40名くらいの合格者がでていた可能性もあるはずです。

私立専願者は一般で受験すべき

福大だけでなく西南を受験するときにも言えることですが、私立専願の人はセンターを利用した入試制度で合格を目指すよりも一般で合格を目指すべきです。

センター試験の勉強などをせず大学の過去問を軸にした勉強に切り替え、効率よく勉強をした方が絶対に合格の可能性が高まります。

センターを利用したら受験する回数が増え合格の可能性が増えると思ってしまうのも分かりますが、負担と受験料が増えるだけでいいことは全くありません。

私立専願の人は絶対に一般入試一本に絞ることを勧めます。

福大に合格することに絞った勉強をすれば、進研模試でD判定だとしても普通に合格できます。

模試の偏差値や合格判定などは気にせずに過去問で何割取れるかを気にしてください。

事前に入試制度を確認する

最近の受験の仕組みは複雑で分かりにくいです。

受験直前に受験のことを調べていては手遅れになることもあります。

3年生に進級したらすぐに前年度の入試制度を調べましょう。

センタープラスは一般入試に出願していることが前提です。

センタープラスだけで出願はできません。

仮にセンターで失敗したとしても、一般入試で出願をしているので、一般入試で良い点が取れたら合格できます。