「偏差値が60を超えない」という悩みを持っているということは偏差値50台後半でうろうろしている状況だと思います。

偏差値10を上げるのは簡単でもあり難しくもある

偏差値40から50になるのは大して難しくありませんが

50から60になるには50になったときに3倍くらいは努力が必要になると思います(私の勝手な感覚)

偏差値60を超えない子というのは、

①暗記ばっかりで演習をしていない

②完全に間違ったやり方で勉強しているか

③60を超えられない程度の勉強しかできていないか

 

だと思います。

 

①・②が原因の場合

普段から自分がやっている勉強のやり方を意識せずただ何となくやっているはずなので

それを修正すれば少しずつ成績は伸びるはずです。

③の場合は「やれ」です。

 

ちなみに中学で偏差値70以上(公立受験生用の実力テスト)を取るのはほぼ不可能だと思っていいです。

偏差値は目安でしかない

ついでに書くと、偏差値はあくまで目安なので

自分の志望校が偏差値60だったとしても、偏差値55くらいあるなら過去問を研究し必要なことをやればD・E判定でも合格する可能性は十分あります。

 

私立大学受験生について特に言えることですが

模試と一般選抜の問題は全く違います。

模試の英語は時間との勝負になりますが、大学によっては時間との勝負が不要なところもあります。

少なくとも西南・福大は時間が足りなくて全部解けないというようなことは起こりません。

起こるとするならそれは実力があまりにも足りないだけです。

もし、ゆっくり英文を読めば模試で8割くらいは取れるのに、時間制限があるから5割前後しか取れない

と言うような場合は、判定がEであってもあまり気にしなくてもいいと思います。

時間制限なしで模試の問題を8割くらい取れるのなら、西南・福大の問題で7割以上取れるはずです。

 

過去問を解いてみて合格最低点に近ければ、模試でD・E判定でも自信を持ってください。

最後まで必死に勉強を続ければ十分合格できるはずです。

わかっちゃいるけど・・・

模試の判定も過去問を解いても惨憺たる結果・・・

やらなくちゃいけないとわかっちゃいるけど

勉強に集中できない・・・

眠ってしまう・・・

 

少なくとも私が受け持った生徒で西南・福大に合格している子は「集中できない」など言いませんでした。

本気で合格しようという気持ちがあれば「時間が足りない」「なんでもっと時間がないんだ」と思い、少しの時間でも集中して勉強をするはずです。

合格する子は、心的不安や病気などで集中力を欠くことがまれにあっても、ずっと集中できないということは起こりえないんです。

つまり「集中できない」という子はその時点で合格できないと思ってください。

もちろん、すでに偏差値60以上を安定して取れる実力があり、狙っている大学が早慶という子が「集中できないんです」という場合は西南・福大に合格する可能性はあります。

しかし偏差値50前半くらいで合格するかどうか微妙な状況にいる子が「集中できません」などと言っていてはアウトです。

「合格できるかどうか不安で、もし不合格になったら今の勉強時間が無駄になるんじゃないか?」

なんて思っているのなら

「絶対に合格する」という気合を持ってください。

「絶対に合格する」という気持ちを持たず、「もしダメだったら」なんて考えていては集中などできません。

合格を信じ、やるべきことをやってください。

私も受験のため東京に滞在している2週間くらいは「もうだめだ」とあきらめモードに入り、勉強時間ゼロになるという経験をしました。

「だめだ」という気持ちが勉強に集中できなくなる原因であることは間違いないので

自信がない人ほど「合格するぜ」と思い、脳をだまして勉強に集中してください。

合格するためには本当に本当に本当に頑張ってください。

 

合格する人は寝ない」と「勉強に集中する具体的方法」も参考にどうぞ