経済的な問題もあるので
2・3学科くらいしか受験できないという場合もあると思います。
そのような場合はできる限り合格の可能性が高くなるように戦略的に受験する学科を決めるべきです。
目次
受験制度を把握
試験を受けることしか頭になく
どのような受験形態があり
どの形で受験したほうが合格の可能性が高くなるか
といったことを一切考えずに願書提出期限を迎える受験生が少なからずいるみたいです(どんなに遅くても年内には志望校と受験形態は確定させるべきです)。
こんな当たり前のことを書くのは
受験生として事前に考えていて当たり前のことが当たり前になっていない子が多いからです。
ここまで情報が簡単に手に入る世の中になっているのに
高校2年生になっても「えっ!?私立大学って3教科で受けられるの?」なんていう子もいるので本当に驚きます(大学受験を意識して勉強をしていない証拠なのでこの時点で、すでに受験を意識している子と大きな差ができているはずです)。
自分で考えずに人から与えられたものしかできない人間にまっしぐらに進んでいますね・・・。
難易度は同じ
福岡大学は受験する日によって問題難易度が異なることはありません(福大の医学部医学科の長文だけは若干難しいかもしれません)。
福大の学科別の日程と全学科一度に受けられる日程
どちらが
難しいか
受かりやすいか
なんてことはないので、両方受けておくべきです。
ただ
確かに問題の難易度にそこまで差がないのは確かなのですが
問題が自分に合っているか合ってないかの違いはあります。
4日は簡単だったが5日は難しかった
4日は難しかったが5日は簡単だった
というように、受験生によってどれを難しく感じるかは異なります。
2回受けた場合、どちらかよかった結果で合否を決めるので1回目で大コケしたとしても2回目でいい点が取れたら合格できる仕組みであることを考えたら
同じ学科を2回受けられるなら2回とも受けたほうがいいことは間違いありません。
ただただ
100%確実に言えるのは
福大の英語・・・・・・・・・
難易度が全く違うんです。
人によって解きやすい解きにくいという次元ではなく
「これ絶対に平均点低いだろ」
「これかなり簡単だな」
と思えることが結構あります(受験日によって難易度が違ったとしても得点調整がされているということは書かれていないので、調整はないはず)
上では問題の難易度は同じなんて書きましたが、嘘っぱちです。
難易度が違うって本当?
と疑うかもしれませんが
西南・福大受験専門の英語塾として20年分以上の西南・福大の過去問を解いているので、問題が簡単なのか難しいのかはある程度把握できていますし
西南・福大が無料配布している過去問を授業で実際に解いてもらい、その結果を記録しているのですが
私が難しいなと思った問題は生徒全員の得点が確実に低くなりますし
簡単だなと思った問題は高くなります。
このことから、福大には受験日によって問題の難易度に差がある可能性は高いです。
これを信じるかどうかは自分で次第ですが
仮にこれが事実だとすれば
合格しやすい日としにくい日があることは間違いないので(どの日が簡単かどうかは分からない)
絶対に合格したいという場合は2回受験したほうがいいと思います。
なお、西南・福大受験に限ればうちの塾よりも合格の可能性を高められる塾はそうないと思います。
選択する科目による有利不利
福大のサイトを確認すると
有利不利はない
と書いてありますが
これについては何とも言えません。
違う科目のどちらが簡単か難しいかを正確に比べる術はないからです。
なので
選択科目を決めるときは
有利か不利か
ではなく
自分にとって勉強が苦になるかならないかで決目ればいいと思います。
私が個人的に科目を選ぶとしたら政治経済ですが
日本史・世界史が無難だと思います。
いくつの学科を受験する?
経済的に許されるのであれば
可能な限り受験しておいた方がいいです。
連日試験を受けたら体力が持たないと思うのなら休みの日を入れてもいいですが
大半の人が3・4日連続試験を受けたところでたいした疲れはでません。
福大(西南も)は1回の試験で複数の学科を受験できる入試形態もあるので、どうしても合格したいというのであれば
「合格しても絶対にこの学科にはいかない」という学科を除き受験するのもありです。
ちなみに私は西南・早稲田・明治・中央、各2回ずつ受けた記憶が残っています。
当時は今の大学入試のように時受験制度が複雑じゃなかったので、1回につき一つの学科しか受けられなかったので、今の子はラッキー…いや、複雑になって返って悩むようになっているのかも…。
いずれにしろどれくらい受験をするかは自分次第、他人がどれくらい受けるかなんて気にする必要はありません(うちの塾生はあまり大量に受験する子がいないので、「そんなに少なくて大丈夫だろうか?」と不安になることもあります)
なお
全滅してしまった子が
あいつは10個も受けて1つ運よく受かっただけ
俺が10個受けていたら受かっていた
俺の方が実力がある
なんていうのは負け惜しみでしかありません。
そんな言葉は無視しましょう。
高校入試は勉強の過程が合否と同じくらい重要ですが、
負け惜しみをいったところで
大学受験はなんだかんだで結果が重要になります。
いくつ受験していたかとかは他人には関係なく
自分を含むすべての人は合格したかどうかしか見ません。
もちろん、合格できなかったから人間的にダメという分けではないし、受験勉強を頑張ったことをその後役立てられるように入学した大学で努力をすればいいだけですが
負け惜しみを言う人というのは
自分自身がどの大学に合格したかが大切で
合格できなかった自分がたまらなく嫌だから負け惜しみを言っているはずなので
大学進学後努力をしようと思えず、ずっと学歴にこだわってしまうかもしれません・・・。
話が脱線してしまいましたが、
受験は自分が受けたいと思った回数受けていいと思います。
系統別
福岡大学は一般入試だけでも複数の受験形態があるので何を受ければいいか迷ってしまうかもしれませんが
この学科に絶対に合格したい!!
という学科がある場合は系統別でも受験を考えたほうがいいです。
系統別は募集人数がかなり少ないですが、合格者は募集人数の10倍前後は取るので
仮に5名しか募集人数がいなくても50人くらいの合格者は出るので
倍率は思ったほど高くならないことが多いです。
ただ、系統別入試は傾斜配点になっているので
受験する学科によって科目ごとの配点が異なります。
英語が得意な人が有利になる学科が比較的多いので英語が苦手な人は受験可能な学科は絞られます。
歴史が得意であれば英語・国語が苦手でも合格の可能性が出てくる学科
英語が苦手でも選択科目と国語が得意であれば合格しやすくなる学科
があるので、
福大に絶対に合格したいという受験生は系統別入試についてしっかりと確認しておくべきです。