福岡大学に関連する情報を簡単にまとめています。
2021年2月22日に合格発表がありました。
2022年2月23日に合格発表がありました。
直前期に合格がかなり厳しい人に向けて「西南・福大入試直前期」を書きました。
西南・中村・九産その他福岡県内の大学情報は「福岡県内の大学情報」を参考にしてください。
2020年7月に改めて利用する参考書を選び直したので「西南学院大学・福岡大学に合格するために必要な勉強時間の目安」を参考にしてください。
共通テストで文法問題がなくなることから
2021年2月の福大入試が大きく変化する可能性もあると思っていましたが、例年通りの問題がだされ
目次
最新情報
更新が思うようにできない状況にあります。
最新情報は他のサイトになりますが「福岡大学最新情報」を参考にしてください。
偏差値(合格最低点・倍率など)
学科ごとの偏差値・合格最低点などは別ページに書いています。
福岡大学は大規模大学なので、充足率を110%以内に抑える必要があります(2017年度までは114%までOKだった)。
2018年は定員を増やしましたが充足率を下げる狙いがあったのだと思います。
大量の合格者を出していた今の4年生がすることで、充足率が若干下がりますが110%に抑えるには入学者を相当程度抑える必要があります。
ですので、本年度は充足率を考えると合格するのはかなり難しい年度になる可能性があります。
特に商・経・法学部は前年度よりも合格者数を減らす可能性が考えられます。
人文学部
人文学部は歴史学科、教育臨床、英語は安定して人気があります。文化・日本語日本文学科は年によって倍率が極端にあがったり下がったりすることが多いような気がします。
私が2011年に大学に入りなおしたときの福大の教育臨床の倍率は10倍を超えていたと記憶します。さすがにそのような倍率になることは二度とないと思います。
ドイツ語・フランス語は安定して倍率が低いです。
東アジアは韓流ブームの時は人気でしたが、最近は人気下降気味です。なぜか2017年2月入試では人気になりました。
法学部
例年経営法学科のほうが人気があります。一般入試で法律が経営法の倍率を上回ったことは2012年2月入試以降4年間ないです。
単なる法律よりも「経営」のほうが就職に有利だと思う人が多いのかもしれません。
経済学部
一般入試では産業経済学科のほうが倍率低いです。系統別は一般ほど倍率に差はできません。
しかし、2017年2月入試ではなぜか産業経済の人気が爆発しました。難易度の逆転現象が起こっています。
商学部
貿易は募集人員が他の2学科よりも少ないですが、受験者数も少ないので倍率が低いことが多いです。
個人的には経営学科のほうが興味があるのですが、募集人員は変わらないのになぜか商学科を受験する人多いです。
2017年2月から経営と会計専門職で募集人員をわけて経営の定員が5名減りましたが、それを考えても小学科と経営学科の志願者にこれだけの開きがある意味が分かりません。
理学・工学・看護・薬学部
建築・看護学科が安定して倍率が高いです。薬学部は理科重視型のほうが倍率が毎年低いです。
薬学部は浪人生が他の学部よりも多いです。多浪生もいます。中には20代後半になってから入ってくる人もいると聞きました。ですので、2浪くらいであればそこまで気にする必要はないと思います。
学生数・充足率
学部の学生数(在籍数/定員)・充足率をまとめています。
- 人文学部:2416/2160(111.9%)
- 法学部 :2727/2400(113.6%)
- 経済学部:2751/2400(114.6%)
- 商学部 :2847/2420(117.6%)
- 商二部 :700/660(106.1%)
- 理学部 :1037/960(108.0%)
- 工学部 :2888/2560(112.8%)
- 医学部 :1124/1060(106.0%)
- 薬学部 :1464/1380(106.1%)
- スポーツ:1267/1120(113.1%)
一番入りやすい学科
学部学科にこだわらずに福大に合格したいのであればドイツ語学科を受験してください。ドイツ語学科は福大の文系学部の中でとびぬけて合格しやすい学科です。
私が以前高校生に指導をしていた時、どうしても福大に合格したければとりあえずドイツ語学科に入れと言っていました。そして、1・2年次に本当に進学した学部の講義をうけたり、教授と仲良くなって編入しなさいと勧めました。
実際にドイツ語学科を受けた教え子はいませんが…。
難しい学科
毎年変わるから何とも言えないのですが、医学部・薬学部を除けば、歴史学科が一番難しいと思います。
教育・臨床心理学科も人気学科なので偏差値以上に難しいかもしれません。でも、最近は昔ほどでもないような気もします。
記憶が正しければ、確か、5・6年くらい前に倍率が14倍くらいになったことがあります。今後はそこまで倍率が上がることはないと思います。
入試難易度
1年間まじめに勉強をすれば誰でも合格ができる大学です。
福大に不合格になる人は、大学に合格するために最低限必要な努力をしなかっただけだと思います。
英語のレベルは?
高校2年の最後の英検で準2級に合格する実力からでも1年かければ7割は取れるようになるくらいのレベルです。
西南の英語と比べるとかなり簡単です。
どれくらい勉強すれば合格できる?
少し勉強をしただけで公立高校に合格してしまった人は、大学入試も同じように考える傾向にあります。大学入試を完全に舐めきっています。
よほど要領のいい人でない限り、1日1時間程度の勉強を1年続けたくらいでは福大にすら合格できないのは当然です。仮に1日3時間勉強をしていたとしても、ダラダラと勉強していては合格できません。
合格したければ集中して時間の許す限り勉強をしてください。
準マーチ?
検索で「福大は準マーチレベル」と言うものがありました。
準マーチが日東駒専を意味するのであれば準マーチと言ってもいいと思います。
しかし、福大とマーチの差はかなり大きいです。
私の勝手な感覚ですが、福大に合格できる人の上位2割くらいしかマーチを受験できるレベルではないと思います。
「福岡大学がマーチを超える」などと言っている人もいますが、医学部を除けばMARCHに合格できる人の相当数は福大に余裕で合格できるはずなので、福大がMARCH超えるわけがありません。
底辺校から合格できる?
高校の偏差値など関係ありません。やることをやればだれでも合格できます。
現に、私は名前を書けば合格できる底辺校出身です。高校1年の時の偏差値は30台でした。そんな私でも現役で明治大学に合格できたのですから、福大に合格ができないわけがありません。
第一だろうが、沖学園だろうが、高校など関係ありません。努力をすれば合格できます。
ただし、それまで勉強をサボってきた人には耐えることが難しいくらいの努力が必要になることは言うまでもありません。
受験について
受験をするときに生じるであろう悩みについて触れています。
どうしても入りたい学科がある人
一般前期日程で同一学科を2回受験してください。2017年2月11日は一部の学科を除き、全学科共通(系統別)の試験があります。
仮に経済学部の産業経済学科を2月4日に受けるとします。さらに11日の試験で経済学部の経済学科を受験すれば、総合得点が高い方が合否の判断に使われます。4日で160点、11日で190点をとれば、190点のほうが合否の判断に使われるのでチャンスは高まります。
系統別は合計得点が400点ですが、HPを見る限りどのように点数を付けているのかが書いてありません。おそらく300点満点で計算し、それぞれの配点に換算して点数をプラスするのだと思います。
ですので、「系統別を受けた方が総得点が高くなるから合格しやすいじゃん」ということは起こり得ないと思ってください。
また、センタープラスのように、点数が良い科目が選ばれるのではなく、総得点の高い方が選ばれるということも注意してください。
前期すべての日程を受験すべきか
普通は全日程を受験するようなことはしません。ただし、福岡大学が第一志望で学科にこだわりがなければ、すべての日程を受けても構わないと思います。
何日も連続で受験をするけど体力的に大丈夫か不安に思う人もいますが、意外と大丈夫です。ただし、人から風邪やインフルエンザを映されないように注意してください。
雰囲気
九産大と比べ印象が良いです。経済・商学部・理学部・工学部への進学を考えているなら絶対に福大に合格できるように努力をしましょう。ただし学生の面倒見は九産のほうが確実に良いです。福大も悪くはないですが、少し学生数が多すぎます。
大人数で受ける講義はかなり騒がしいです。後ろの席ではゲームをしている人や漫画を読んでいる人、会話をしている人でガヤガヤしています。はっきり言って学生の質は良くないです。真面目に勉強をしている人にとってマス講義は最悪だと思います。
教授によって学生が騒いでいても完全に無視するので、そのような教授のマス講義は前の方に座らないと教授が何を言っているのか聞き取れないでしょう(後ろに座るとマイクの音さえ聞き取れないほど騒がしいから)。
西南学院大学との差
福大を受験する人の多くは西南学院との差を気にすると思います。
参考程度に読んでください。
西南の下位、福大の上位ではどちらが就職に有利か
就職に関連する検索が最近は多いです。入試が近づいてきたから気になる高校生が増えてきたのでしょう。
西南だろうが福大だろうが就職に有利不利はないです。
「早稲田と福大を比べたら?」と聞かれたら、「早稲田に決まっている」と答えますが、西南と福大くらいの差しかないのであれば、大学名は就職にほとんど影響しません。入学後にどれだけ努力をしたかで就職が決まります。
福大で努力をしている人のほうが西南で何も勉強をしていない人よりも就職の幅が広がることは間違いないです。
仮に福大で足切りに合うのであれば、西南でも足切りに合います。面接でも福大だから不合格、西南だから合格、というようなことはその会社の経営者や人事が西南贔屓でない限り起こりえません。
だったら西南のほうがいいのでは?と思わないでください。
福大贔屓の会社だってあるかもしれません。そうだとすれば西南だから不合格、福大だから合格となるでしょう。
西南贔屓・福大贔屓の会社などゼロとは言いませんが、ほとんどないはずです。会社は能力の高い人間を求めるに決まっていますから。
はっきりいって、西南・福大は就職に関して言えば、高校生が思っているほど大した差はありません。
大学で努力した人が自分の求める就職ができる可能性が高くなるだけです。
在学中に差はある
西南の学生と福大の学生を比べた場合、世間的にすごいと思われるのは西南です。その差はかなりのものです。
学生に対するイメージも全く違ってきます。男子の場合、合コンのセッティングのしやすさも西南と福大では差があるといわれています。
それを考えると西南と福大の両方に合格したとしたら当然西南に進学するほうがいいです。たとえ合格ラインぎりぎりで合格をしても、その後努力をすればいいだけなのですから。
ただし、今後西南学院大学が偏差値で福大に抜かされることが出てこないとは断言できません。10年後は福大・九産大・西南学院大学の順番になっていることがないとも言えないです。
学びたいことを学べる方を選ぶ
名前を書けば合格できてしまう大学を除き、学びたいことを学べる大学に進学するのが一番です。
といっても西南・福大の文系学部では学べることに差があまりないですよね。ですので、法律・経済・商学部に進学するのであれば、世間的なイメージが良い西南学院を第一志望にしておくのがいいかと思います。
日東駒専・産近甲龍との比較
偏差値は福大のほうが低いか同じくらいですが、福大に合格できる実力があるなら日東駒専・産近甲龍のいずれにも合格できる実力はあります。
ただ、実力があるからと言って日東駒専・産近甲龍レベルの大学に進学するのは悩みどころです。
金銭的に問題ないのであれば、福岡にいるよりも関東関西で学生生活を送るほうが良いかもしれませんが、そうでないならば無理に行くべきではないです。
臨床心理
福岡大学の臨床心理学科を目指している人が多いですが、将来、公認心理師を目指すのであれば、名前だけで福大を選ぶことをやめることを勧めます。
九州県内の私立大学で一番お勧めな心理学科は九州産業大学だからです。さすがに西南学院大学に合格したならネイムバリューを考え西南に進んだ方がいいですが、福大と九産を天秤にかけるとしたら九産を選んだほうがいいと私は思います。
それに、福大の臨床に合格できるのであれば、対策次第では九産にスカラシップで合格できます。そうすれば4年間で100万強の学費で大学を卒業できます。絶対に九産のほうがお得です。
以下のページを参考にしてください。
学費
学部・学科ごとの学費です。カッコ内は卒業までに必要な金額です。
- 人文・法・経済・商学部:1,057,210円(3,654,040円)
- スポーツ科 :1,387,210円(4,644,040円)
- 商学部(二部) :472,870円(1,712,780円)
- 理・工学部 :1,547,210円(5,464,040円)
- 医学科 :9,627,210円(37,738,260円)
- 看護学科 :1,697,210円(5,974,040円)
- 薬学部 :2,017,210円(12,128,260円)
※ 医学科は4年次以降約460万円に下がります。
学力特待
あまり知られていませんが、福岡大学にも学力特待制度があります。合格者の上位1%くらいには合格通知と同時に学力特待の通知が届きます。
しかし、九州産業大学・福岡工業大学・九州共立大学のように比較的簡単に学力特待で合格することはできません。
おそらく8割5分以上はとらないと特待合格になることはないでしょう。
その他大学情報
特筆すべきものがあれば追加します。
マンモス大学
福岡でのマンモス大学は福大です。現在2万人近い学生が在籍しています。
私立で次に多いのが九産大の1万人、西南の8千人です。
意外と知られていないのが九大の1万2千人ですかね。留学生の数も2000人を超えていて、総学生数は2万人近いです。
九大の留学生はかなりすごい人たちが集まっているみたいで、九産や日本経済大学のように日本語がしゃべれなくても合格できてしまう留学生とは全く異なります。
英語を含め語学運用能力を高めたいなら九大はお勧めです。留学制度もかなり充実しています。
各種課程
特定の学部・学科で以下の資格・免許の取得が可能です。
- 博物館学芸員課程
- 社会教育主事課程
- 日本語教員課程
- 教職課程
教員数
福岡大学は法学部・商学部・経済学部は教員1人当たりの学生数があまりにも多すぎます。
人文学部・理工・工学・医学・薬学・スポーツが10~25人程度にも関わらず、法学部・商学部・経済学部は専任だけはなく非常勤を含め1人当たり60~77人になっています。
設置基準上必要専任教員数は満たしているようですが、生徒の面倒見が良いとは決して言えないことがこの数字から推測できます。
平成30年(2018年)度募集人員増
平成30年度入試から募集人員が以下の通り増加しました。
全学科合わせて310名増加。
一般・センタープラスの入試形態で募集人員が増加しているところが目立ちます。
- 文化 :100(90)名
- 歴史 :70(60)名
- 日本語 :70(60)名
- 教育・臨床:110(100)名
- 英語 :90(80)名
- ドイツ語 :50(45)名
- フランス語:50(45)名
- 東アジア :65(60)名
- 法律 :430(400)名
- 経営法 :200(200)名
- 経済 :460(420)名
- 産業経済 :200(180)名
- 商 :245(220)名
- 経営 :240(220)名
- 貿易 :180(165)名
- 商二部 :165(165)名
- 応用数 :65(60)名
- 物理科 :60(60)名
- 化学科 :65(60)名
- 地球圏科学:60(60)名
- 機械工 :110(100)名
- 電気工 :110(100)名
- 電子情報工:150(140)名
- 科学シス :110(100)名
- 社会デザ :110(100)名
- 建築 :110(100)名
- 医学 :110(110)名
- 看護 :110(100)名
- 薬学 :230(230)名
- スポーツ :225(210)名
- 健康運動 :70(70)名
- 合計 :4,420(4,110)名
カッコ内の数字は前年度です。