勉強をしているのになかなか成績を伸ばせない・・・

偏差値50はいくんだけど・・・60を超えられない

そんな悩みを持っている子も多いはずです。

偏差値60の壁

 

覚えようとしない

暗記をするときに

絶対に記憶に定着させるぞ!!

思っていますか?

ただ文章を読んでいるだけ

ただ単語を書いているだけ

なんてことはありませんか?

ダラダラとなんとなく勉強していませんか?

集中していますか?

そんなことでは知識を頭に定着させることは難しいです。

暗記をするときは

例えば、

「apple」という単語を覚えるなら

「appleはあの赤くて丸いやつ」と頭の中でリンゴをイメージしたり、

綴りは「a / p / p / l / e だ」と頭の中で強調させるのです。

何も考えずにノートの先頭から最後まで「apple」と書き続けても頭に残りにくいです。

何かを覚えようとするときは集中して「覚えるぞ」という気持ちを持ってください。

なかなか勉強に集中できない人は「勉強を継続してできない」を参考にしてください。

集中力がない原因が分かれば対処法も見つかるはずです。

暗記の仕方

単純暗記

「塩化銅水溶液の電気分解はCuCl2→Cu+Cl2。陰極に赤い物質が付着し、それをこすると、金属光沢が見られた。銅が付着したことが分かった。」

このような文章を

「apple」を覚えるときと同じように一言一句丸暗記をしようとする子がいます。

書いてある内容を理解しようとせず、ただ文章を暗記しようとするんです。

これって

「ブガキシャゴゲダッシジ~」というような無意味な言葉を覚えるようなものです。

こんなことでは記憶に定着させることは難しいですし

仮に覚えられたとしても

習った内容がほぼ同じ形で出題される定期テストにしか役立ちません。

しかもテスト終了後、すぐに忘れてしまうはずです。

信じられないかもしれませんが、このような覚え方をしている子は本当にいます。

私の今までの経験上

親が「勉強しろ」というから仕方なく勉強をしているフリをし続けてきた子にこの傾向ある気がします。

勉強をしているフリをいくらさせても子供たちは時間を無駄にしているだけです。

勉強習慣を身につけることが第一」に勉強習慣がない子に勉強をさせる一つの方法を書いているので参考にしてください。

暗記ばかりで演習しない

暗記は勉強の基本中の基本です。

暗記をしなければ成績が伸ばすことはできません。

でもですね・・・

それだけじゃダメなんです。

演習

演習もしてください。

暗記ばかりで演習をしない人は

定期テストは暗記さえすればある程度点が取れますが

実力テストでは思ったような結果を出せないはずです。

これにはいくつか理由が考えられるのですが

  1. 演習が知識定着に繋がっている
  2. 問題を解くことに慣れる
  3. 覚えていることと覚えてないことの振り分け

演習をすることにはこういった効果があると思います。

成績を伸ばすには「分からないものを分かるようにする」必要があるのに

テキストの暗記だけしかしていなければ

分かるところも分からないところも同じだけ勉強することになるので非効率ですよね

定期テストでは400点以上とれるのに実力テストでは偏差値55前後をウロウロしている人は、ほぼ間違いなく演習不足だと思います。

なお、暗記と演習の比率はその人の実力によって異なります。

全く暗記ができていない人が演習をしてもあまり意味がないので

8割暗記で2割が演習

ある程度暗記ができているなら

暗記3割で演習7割

というように

暗記と演習の割合は自分で決めてください。

理解・整理する時間を作っていない

理解・整理する時間を作っていない人は成績が伸びにくいです。

集中して暗記をするだけでなく、理解をする時間も必要なのです。

暗記で疲れたとき

もしくは

その日にやるべき勉強が終わったとき

頭の中で覚えた内容を整理してください。

例えば、理科の「水溶液とイオン」をやったとしたなら

「今日は何をしたっけ?塩酸の電気分解を覚えたな。陽極には塩素、陰極には水素。2HCl ⇒ H₂+Cl2。電離は電解質が水に溶け、陽イオンと陰イオンに分かれること、原子の構造は中心にプラスの電気を持つ原子核が1個あって、そのまわりをマイナスの電気をもつ電子がまわっている」

ということを思い出すんです。

これをするかしないかで記憶の定着量は全く異なってきます。

成績を伸ばすのが難しい子の特徴

基礎を無視

「自分はできる」と勘違いしている子も稀にいます。

基本的な問題をやると

「こんなの分かってるから」

と言わんばかりに舐めるのです。

そういう子に限って入試レベルの少し難しい問題をやらせると解けないことが多いです。

にもかかわらず応用問題を解きたがる・・・

正答率が2・3割の問題を解くのは、正答率が5割くらいの問題が確実に解けるようになってからです。

「文章題が分からない」という子の中には

計算ができていないだけ

ということもあります。

文章題ができない理由が自分の計算力にあるということに気付かずに、「文章題が難しい」というのです。

英文法の理解・単語の暗記ができていないのに英文読解ができないと悩む人も同じです。

成績が伸び悩んでいる子は

基本

ができているかどうか確認してみてください。

自分の実力に合っていないことをやっても成績は伸びません。

頑張っているのに全く勉強ができない