九州産業大学のその他の学部の偏差値などの基本情報は「九州産業大学」を参考にしてください。

参考:一般前期
参考:センター利用・併用入試

 

臨床心理学科

  • 入学定員:70名
  • 一般前期:185点
  • セ併用 :60%
  • セ前期 :60%
年度入試形態募集人員合格者数受験者数志願者数合格率倍率進研河合
2018年一般前期35人88人未定296人未定未定4540.0
2017年66(8)人225人231人29.3%3.41倍40.0
2016年65(7)人200人201人32.5%3.08倍4737.5
2015年64(5)人171人37.4%2.67倍
2018年セ併用3人22人未定86人未定未定4535.0|61%
2017年22人81人81人27.2%3.68倍35.0|61%
2016年22人73人73人30.1%3.32倍4635.0|59%
2015年22人61人61人36.1%2.77倍
2018年セ前期5人19人56人56人未定未定4761%
2017年18(5)人59人59人30.5%3.28倍54%
2016年17(2)人48人48人35.4%2.82倍5053%
2015年19(1)人33人33人57.6%1.74倍
2018年一般後期5人未定未定未定未定未定
2017年1(1)人35人37人2.9%35.00倍
2016年7(1)人39人39人18.0%5.57倍
2015年6人(3)16人37.5%2.67倍
2018年セ後期2人未定未定未定未定
2017年1人7人7人14.3%7.00倍
2016年2人12人12人16.7%6.00倍
2015年4人9人9人44.4%2.25倍

臨床心理学科は九産大の中でも別格です。

受験者数にもよりますが、進研模試で偏差値50以上あっても不合格になる人がでてくるはずです。

下手をすれば福大の法律学部・商学部・経済学部に合格するよりも難しいかもしれません。

偏差値の低さに騙されないようにしてください。

この人気は、大学院の質の良さにあるかもしれません。

おそらく院で学ぶ環境は九州で1・2位を争うはずです。

臨床心理士を本気で目指す人は福大よりも九産にはいる方が間違いなく良い環境で勉強ができます。

社会的な評判からまだまだ西南・福大をけってまで九産を選ぶという人は稀ですが、今後はどうなるか分かりません。

現時点でも、「スカラシップで合格できるなら福大・西南に行くよりも断然九産を選ぶ」、という考えの人が増えつつあります。

いずれは、スカラシップで合格できなくても「九産が第一志望」という人が今以上に増えてくるかもしれません。

指定大学院について下に簡単に触れているので臨床心理士を目指す人は参考にしてください。

一般入試

ここ最近、九産大の臨床心理のすごさが認知されはじめたのか、入試制度によるものなのか、今年は前期の募集定員35名に対し296名です。

合格者はおそらく70名前後になるはずなので、倍率は4倍を超える可能性があります。

センター併用・前期

合格者数が例年同じくらいなので、本年度は過去と大した差はないと思います。

模試のデータを見る限り受験者のレベルが高くなっている可能性も考えられます。

今までなら合格できていた人でも、不合格になる可能性は十分考えられます。

一般後期

受験年度によって合格者の数が全く違ってきます。

2010年度か11年度入試で進研模試の偏差値が初めて50になったとき、前期の合格者がかなり少なかったと記憶しています。

その年の後期入試は前期に不合格になったのに後期で合格したという人がでてくるくらい大量の合格者がでました。

しかし、それ以降、臨床心理の後期入試はかなりの難関になっています。

後期で合格するのは西南に合格できるくらいの実力が必要かもしれません。

子ども教育科

  • 入学定員:80名
  • 一般前期:160点
  • セ併用 :40%
  • セ前期 :45%
年度入試形態募集人員合格者数受験者数志願者数合格率倍率進研河合
2018年一般前期20人61人未定90人未定未定4540.0
2018年セ併用2人11人13人13人未定未定4535.0|40%
2018年セ前期2人10人13人13人未定未定4744%
2018年一般後期3人未定未定未定未定未定
2018年セ後期2人未定未定未定未定未定

子ども教育学科は一般入試の定員が少ないです。自己推薦と高校推薦が定員の半数近くをしめています。

受験者数を考えると初年度は合格しやすいことが予想されます。

スポーツ健康科学

  • 入学定員:80名
  • 一般前期:180点
  • セ併用 :45%
  • セ前期 :50%
年度入試形態募集人員合格者数受験者数志願者数合格率倍率進研河合
2018年一般前期20人33人未定161人未定未定4540.0
2018年セ併用2人13人未定45人未定未定4535.0|45%
2018年セ前期1人5人18人18人未定未定4750%
2018年一般後期2人未定未定未定未定未定
2018年セ後期1人未定未定未定未定

スポーツ健康科学は高校推薦の枠が比較的多いです。高校時代スポーツでそれなりの結果を出した人が多く入学してくることが予想されます。

初年度の受験者数としては大学が予想していたよりも多くが志願しているはずです。

どれだけの合格者数を出すか分かりませんが、おそらく福大に流れることを考え60名は一般前期で合格者を出すのではないでしょうか?

今後人気のある学科になる可能性が考えられます。

指定大学院

臨床心理士(公認心理師)を目指すのであれば九州の中では、九大の次にお勧めできるのは九産大かもしれません。

内部生が有利

九産大を勧めることができる理由は大学院への進学のしやすさにあります。

院試は、募集要項に「内部・外部平等に合否を判断する」と書かれてあっても内部が有利になります。その理由は次の通りです。

  • 院試を作成するのは教授
  • 内部生のこと知っている

院試

院試はその大学の教授が作成します。

4年間その大学でまじめに授業を受けていれば、どの分野から試験が出されるか簡単に予測ができます。予測ができるだけではなく、それとなく出題分野のヒントをくれたりもします。

外部生は大学のHP・指導教授の論文・過去問などをチェックして出題を予測するしかありません。過去問をチェックすればある程度予測はできますが、確信を持てないので幅広く知識をいれなければなりません。

関係性

九産大は教授と学生の距離が近いです。内部受験をする学生とは1年のころから知り合いです。

4年間一緒にいるのだから「この子は自分の下に置いておきたい」と思えば、多少院試の結果が悪くても合格させることもできます。

多少成績が上だった性格も何も知らない外部生を合格させるよりも、点数が低かったとしてもすべてを知っている内部生を合格させるほうが教授としても安心できます。

大学名は関係ない

西南・福大で内部進学をするよりも、本気で勉強をする人が少ない九産大のほうが内部進学がしやすいです。

九産の臨床心理学科は九産の中でも別格で、勉強をする人が一定数いますが、院を目指す人は多くても20人前後です。

また、院試を受けようとしているすべての人が本気で努力をしているわけではないですし、内部進学を考えていない人もいます。ですので、普通に努力をすれば教授との相性が悪くない限り合格できます。

学部生のときは大学の名前に多少のこだわりがあるのは分かりますが、院では名前は関係ありません。「九産大の臨床心理学科を卒業しました」と言っても誰からもバカにされることはありません。臨床心理学科に関しては九産大が良いということを知っている人も意外と多いです。

九大に合格できる実力があるなら九大に行くべきだと思いますが、西南・福大に行くくらいなら九産大のスカラシップを利用してお金をかけずに心理師の資格を取るほうが良いと思います。

西南の院は現状どのようなものか中身がほとんど見えませんし、福大は夜間で、しかも教授間の中があまりよろしくないという噂も聞きます(九大も教授間にいろいろあるという噂を聞きます)。

絶対に臨床心理士(公認心理師)になるということを決めている人は九産大が本当にお勧めです。

他にも久留米大・福岡女学院大学に指定大学院があるので確認しておきましょう。

※ 院の研究テーマが決まっている人はそのテーマを指導してくれる教授がいる大学に進学すべきです。しかし、多くの高校生は「心理師になりたい」と漠然に思っているだけなはずです。漠然と思っているだけなら九産大がお勧めです。

参考:福岡県内の臨床心理指定大学院

人間科学部について

人間科学部について何かあれば追加していきます。

学部再編

2018年の学科再編により、臨床心理学科が国際文化学部から人間科学部に位置づけされました。

また、人間科学部には子ども教育学科、スポーツ健康科学科という新しい学科が加わりました。

九産を象徴する学科の臨床心理学科に人間の心理・発達に関連する子ども教育・スポーツ健康学科を入れ込んで学部再編をしたのは、これらの学科に九産が力を入れるということをアピールする狙いもあったと思います。

福大も近いうちに、人文学部から心理を外しスポーツ学科を結び付けて新しい学部を作るかもしれませんね。