九州産業大学に関連する情報を簡単にまとめています。
2021年2月22日今日合格発表がありました。
西南・福大その他福岡県内の大学情報は「福岡県内の大学情報」を参考にしてください。
2020年7月に改めて利用する参考書・合格にを選び直したので「西南学院大学・福岡大学に合格するために必要な勉強時間の目安」を参考にしてください。
目次
最新情報
最新情報は他のサイトになりますが「九州産業大学最新情報」を参考にしてください。
偏差値(合格最低点・倍率など)
各学部ごとにまとめています。
上のリンク先は更新していないので
合格最低点がどれくらいになるのかを知りたい受験生は
「合格最低点が発表されていない九州産業大学は平均点で推測する」
を参考にしたほうがある程度の目安は分かると思います。
学生数・充足率
学部の学生数・充足率をまとめています。
九産大は学生数が多いため学科ごとの充足率は別ページにまとめています。
- 経済 :1,776/1,600(111.0%)
- 商 :2,238/2,230(96.1%)
- 経営 :1,696/1,600(106.0%)
- 理工 :370/369(100.3%)
- 生命科学 :103/110(93.6%)
- 建築都市工:199/200(99.5%)
- 芸術 :553/600(92.2%)
- 国際文化 :905/880(102.8%)
- 人間科学 :-
- 地域共創 :-
※ 2017年度入試より大きな学部再編が行われています。2018年度入試も大きな変化があります。
※ 工学部は1年、芸術学部は1・2年の充足率を載せています。情報科学科は理工学部で計算しています。
※ 経済の夜間、商学部の2部は充足率を数えるときに含めていません。
九州産業大学について
九産大は世間で思われているほど悪い大学ではありません。
経済学部・商学部には大学に何をしに来ているの?と思いたくなるような学生も多数いますが、まじめな学生の割合の方が多いです。
真面目ではない人たちのほうが目立つのでいまだに「やっぱり九産の学生は全員ダメ」と思われるのだと思います。
学生の質は「福岡大学」の経済学部・商学部とほとんど同じです。福大の学生は九産よりひどいのでは?と思うこともあります。
世間は、人ではなく大学名だけで学生を判断する傾向があるので、真面目な九産生は少しかわいそうです。
世間がどのように学生を見るかは大学名で見るのは変えようがないので経済・商学・経営学・情報工学・工学部へ進学を考えている人は、福大に合格できるように頑張りましょう。
建築学科など九産でしか学べない学科は九産に進学すべきですが、「福岡工業大学」と九産大の工学部のどちらに進学すべきか迷ったら福岡工業大学を選んだほうがいいかもしれません。
国際文化学部だけは話が変わります。英語・韓国語・中国語を本気で学びたいと思っている人は福大に進学するよりも(もしかしたら西南よりも)、貴重な経験ができる可能性があります。
国家資格の公認心理師を目指しているのであれば、「西南学院大学」よりも九産大の臨床心理学科に進学する方がお得です。
大学院へ内部進学が簡単にできるからです。内部進学者は外部進学者よりも数倍簡単に院へ合格できます。
「久留米大学」も良いのですが場所が悪いです。
完全に個人的意見ですが、九産は全国的にみてもいい大学だと思います。
心理に関心があるのなら迷わず九産・・・と言いたいのですが、社会的な感覚を無視して大学を選ぶことはできないと思います。
西南・福大の心理学科を受験したけど不合格になって九産にしか合格できなかった、そういう場合でも何も気にせず九産に進学して大丈夫です。
西南・福大に進学できなかったとしても、数か月後には「西南・福大に不合格になり、九産に入っていてよかったかもしれない」と思えるようになるはずです。
ただし、良いと思うか悪いと思うかは主観によります。いい大学ではありますが、クラスの雰囲気になじめず楽しめていない子もいるので、そういう子は大学を否定的にみると思います。
合格しやすいか
現在40歳以上の大人からみれば「九産大に不合格?馬鹿じゃない?」と思うかもしれませんが、今の九産大はそこまで甘くありません。
普通に勉強をすれば不合格になる方が難しいですが、世間で思われているほど簡単には合格できなくなっています。
事実、不合格になる人は大量にいます。
偏差値50前後しかないのに「九産なんか落ちるやつバカだろ」と言って舐めている人は、受ける学部にもよりますが、全滅になる可能性も十分考えられます。
特に臨床心理は50台でも不合格になる人が相当数いるみたいなので、偏差値40台前半では合格は不可能に近いと思います。
福大に合格して九産に不合格になるという人も普通に聞くようになりました。
偏差値40台後半の人で九産大をなめている人は気を引き締めて受験勉強をすることを勧めます。
九産大は行く意味なし?
「九産大はバカだから誰でも入れるクソ大学」と思われているかもしれません。「九産大に行く」と自分の子どもが言ったら、「そんな大学に行くなら働け」と思ってしまう親もいるかもしれません。
確かに、経済学部・商学部にはなんのために大学に来ているのかわからない学生が相当数います。
しかし、大学自体は決して悪くありません。
悪いどころか全国的に見てもトップレベルに素晴らしい大学と思います。
学校の制度を上手に利用すれば、西南・福大に進学するよりも中身の濃い学生生活を送ることができるかもしれません。
とはいっても、世間の目も気になる気持ちも分かります。
九産大の経済・商学部に進学をするのであれば西南・福大に進学したほうがいいと思います。
就職が不安
九産大の学生の多くは、過去、本気で勉強をしたことがないです。本気で何かに取り組んだことがないので、考え方が甘い人がたくさんいます。
何の努力もなしに就職ができると勘違いしている人、金髪や普段着で面接を受けに行く人、SPIの点数がありえないくらい低い人、そういう人が現実にいます。
これらは九産大だから就職ができないのではなく、社会人としての常識がないから就職ができないだけです。
一部の上場企業を除けば学歴でフィルタにかけている企業はないと思ってください。能力の高い人はどの大学を卒業していようが就職に困ることはないです。
九大や西南卒の常識のないバカよりも、九産大で努力をした有能な人のほうが企業から引っ張りだこになることは間違いないです。
注意
九産大の学生は本当に勉強をしません。周りが勉強をしないから少し努力をしただけで周りから「すごい」と思われます。
その状況に勘違いをし「自分はできる」と思わないでください。九産大で「すごい」と思われるくらいの努力は、九大や西南の学生なら当然のように誰でもやっていることなはずです。
周りと比べれば努力をしていると思えたとしても、他の大学の学生と比べれば大した努力ではないことだってあり得るということを覚えておいてください。
公務員になれるか
1学年3,000人近い学生がいるにもかかわらず、国家公務員の総合・一般・専門職に合格する人は過去の卒業生全員を合わせても2ケタにならないかもしれません(詳しくは知らないので知っている方がいたら教えてください)。
少なくとも私が調べた数年間を見る限り合格者はゼロです。
この結果だけを見ると九産大の学生が公務員になることは不可能のように思えます(比較的難易度が低い公務員には合格をしています)。
しかし、公務員試験は大学名は関係ありません。筆記試験で良い点を取れば合格します。九産大だからと言って不合格になることはありません。
九産大で合格者がいないのは公務員になるための努力ができる人がいないというだけなのです。努力をすれば誰でも公務員になれます。
※ 総合職は筆記試験に合格しても東大・早稲田などでないと面接で採用されないこともあります。明治大学で総合職(当時は国家Ⅰ種)の筆記試験に合格したのに採用されなかった人がいました。
浪人生の割合
九産レベルの大学になると浪人生の数は少ないです。しかし全くいないというわけではないです。一浪しても西南・福大に合格できず九産に進学という人もいます。
特に国際文化学部と建築学科は他学部よりも浪人生が多いみたいです。臨床心理学科は学科の性質上20歳を超えた人も一定数入学しているみたいです。
入学後
入学してから気になることについて書いています。
在学生の英語力(プレイスメントテスト)
入学直後にTOEIC bridgeを九産大では強制的に受けさせられます。TOEICbridgeはTOEICの簡単バージョンと思ってくれれば大丈夫です。ものすごく簡単です。しかし、試験慣れをしていないこともありますが、九産大の多くは120点以下(英検3級レベル)しかとれないみたいです。
プレイスメントテストの結果で英語のクラス分けが行われます。かなり細かく分けられるので同じクラスにいる人は確実に自分と同じくらいの実力なので「英語ができない」と不安になることはありません。
そんなことよりも、はずれ講師に当たった時のほうが大変です。講師によって指導内容が全く違うので厳しい講師に当たると早い段階で単位を落とすことが確定します。単位を取れなかったら後々面倒なことになるので辛いかもしれませんが耐えるしかありません。
学内で英語力が高い人しか受講できない4skillsというクラスがあります。4skills受講生は授業で通常のTOEICも受けさせられるのですが、その多くは300点~450点くらいしか取れないらしいです。
500点台を取っている人も中にはいますが、500点台で「すごい」と周りから言われるみたいです。
第二言語
本気で勉強をしようとする学生はあまり見られないので、大学1年で各検定の一番低い級を受けても不合格になる人が大量に出ます。
私が明治大学の学生だった頃、ドイツ語を取っていましたが、1年で3級に合格する人は普通にいました。希望者しか受けなくてよかったので何とも言えませんが、1年の時に4級を受験した人で合格できなかった人はいなかったと記憶しています。
これは本気で勉強をしたいと思う人にはとても有利です。
九産大は教授との距離がものすごく近いので、教授と仲良くなればいろいろなことをアドバイスしてくれます。本気で勉強をしようとする学生が少ないので、まじめな生徒には教授もよくしてくれます。
韓国・中国からの交換留学生を紹介してもらうこともできるので、卒業するまでに普通に会話ができるようになるはずです。また、自分自身が交換留学生として提携校に留学することも西南・福大に進学するよりも簡単にできます。
英語圏への留学でも英検2級程度の実力があれば余裕で留学試験に合格するはずです。
国語のプレイスメントテスト
ごく簡単な現代文と古文が出されます。このテストを受けさせられるのは学習障害の可能性がある学生を見つけ出すことだと思います。テストの結果がひどい場合、支援センターの利用を勧められることになるはずです。
単位に関係はないからといって適当にやらない方がいいです。
講義
講師・教授に注意されて反抗的な態度を取るような学生はまずいません。
ここ2・3年は九産の講義風景をみていませんが、少なくとも3年前までは経済学部・商学部などがも参加できる講義、完全に舐められている講師の講義ではひどいものがありました。。
国際文化学部の講義ではまずそのようなことは起こり得ません。また、20人以下の講義で騒ぐような人もいません。
講義をまじめに受けないと単位が取れないというような流れに国が努力をしているのでここ数年でさらに真面目に授業を受ける学生が多くなったかもしれません。
学費
初年度にかかる費用は991,900円~1,504,900円です。全国的に見ても学費がかなり安い九産大ですが、芸術学部になるとかなり学費がかかります。
一番安い学科は卒業までに330万円程度必要になります。他の大学が400万以上するところが多いことを考えるとその安さが分かるはずです。
詳細は各学部のページをみてください。
中退率(男 / 女 / 合計) 平成26年度
基本的に偏差値の高い学校の中退率は低いが偏差値の低い大学は高くなります。
中退をする理由は様々だと思いますが、経済的なことが原因で辞める可能性があるのであれば初めから大学に進学するべきではないと思います。
大学に進学した方が就職に有利なことは間違いないですが、中途半端に九産大で勉強をするよりも専門学校で本気で勉強をした方がまともな就職ができる可能性が高いです。
- 国際文化学部:38名(7.7%) / 3名(1.5%) / 4.7%
- 経済学部 :97名(5.6%) / 3名(1.8%) / 5.3%
- 商学部 :101名(6.2%) / 21名(3.8%) / 5.5%
- 経営学部 :96名(6.5%) / 13名(4.1%) / 6.1%
- 情報科学部 :43名(7.7%) / 1名(2.4%) / 7.4%
- 工学部 :128名(6.4%) / 6名(2.3%) / 6.0%
- 芸術学部 :25名(6.0%) / 19名(3.5%) / 4.6%
九産は西南よりも中退率がかなり高いですが数字が高いからと言って九産大が生徒の面倒見が悪いというわけではありません。九産大の中退率は10年ほど前までは15%を上回ることさえありました。
目標意識を持って大学に進学している生徒の割合が、偏差値の高い大学と比べ九産は少ないです。目標意識がなければ大学を中退する率が高まります。そのような中、九産大は生徒に可能な限り大学で勉強をさせるような対策を(少人数指導・ゼミなどで可能な限り教授と学生の関わりを持たせることが一番構想しているかもしれません)講じてきました。
中には西南・福大に進学できず「なんで俺・私が九産なんか・・・」という学生が大学で目標意識を持って勉強ができる環境も可能な限り作ろうとしています。
九産は規模を活かして(経済的に)、かなりすごい学生支援をしているのです。
専任教員数
平成27年5月現在の仙人教員1人当たりの学生数です。
- 国際文化学部:49名(18.4人)
- 経済学部 :33名(56.2人)
- 商学部 :38名(55.5人)
- 経営学部 :31名(56.0人)
- 情報科学部 :16名(39.4人)
- 工学部 :75名(28.6人)
- 芸術学部 :34名(26.9人)
※ この数字だけでもすごいのに、兼任教員を含めたらさらにすごいです。大規模大学でよくこのような数字が出せると感心します。
※ 公開されている数字とは若干異なりますが、在学生数と教授数を計算したら上記の数字になります。