ここでは3年の6月の進研マーク模試(時期的には夏休み直前)で偏差値が40~55程度で、日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学・京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学・西南学院大学・福岡大学・中村学園大学が第一志望の高校3年生に向けて以下の順で書いています。

このページを読んだ時期が2年生の3学期~3年生の4月であれば「勉強をさぼってきた高校3年(受験)生」も参考にしてください。

※ 2017年度入試から中堅大学は今までのように簡単には合格できなくなりました「合格最低点について(私立大学難化)

選択科目・国語では差がでない

本気で大学に合格しようとしている人なら選択科目の勉強に力を入れます。

本気で勉強をするので、高得点を取れます。

つまり、合格者間ではあまり差が出ないと思ってください。

国語に時間をかけて勉強をする人はあまりいません。

勉強のやり方が分からないからです。

これを読んでいる人も国語の勉強ではなく選択科目に力を入れているのではないでしょうか?

合格者も不合格者も勉強をしないので差がでにくいです。

例外的な人も一定数いますが、合格する人の多くは選択科目でも国語でもあまり差がでません。

※ 受験期に国語で悩まないよう高1くらいから語彙力を増やしておいたほうがいいです。

英語で決まる

英語はどうでしょうか?

英語はやらなければいけないと思っていても、苦手だからといって選択科目の勉強に逃げていませんか?

英語から逃げて選択科目の勉強をしている人は当然英語で点数を取れません。

つまり、合否を分けるのは英語なのです。

例えば、ある大学の合格最低点が200点だったとしましょう。

合格する人は選択科目70点、国語60点、英語70点をとり、不合格になる人はそれぞれ70点、60点、60点という感じになるのです。

合格したければ絶対に英語から逃げないでください。

学校の授業は当てにしない

私立専願の人は学校の指示に従った勉強をするのは止めた方がいいです。

多くの高校の授業はセンター試験対策になっているからです。傾向が違う問題で対策をするのではなく、何を重視して勉強をすべきかを自分で考えてください。

自分が受験する大学で単語・熟語・文法・発音・長文のどれを重視すべきかを考えましょう。

センター対策で発音の問題をたくさんしたとしても、自分が受験する大学に発音問題がなければやっても意味がありません。

長文重視の大学を受験するるのであれば、文法に比重を置いた勉強をしてはダメです。

センター並みの量の長文を読まなければならないなら、スピーディに英語を訳せるようになる訓練をする必要があります。スピーディに読めないのであればパラグラフリーディングができるように訓練をする必要が出てくるかもしれません。

ゆっくり読んでも時間が余る大学なら、スピードを意識した勉強よりも単語・熟語を覚えた方が点数が伸びます。

何も考えずに高校の授業を受けるのではなく、何をすべきかを自分で考えてください。

目標点を決める

合格最低点を必ず調べてください。6割取れれば合格できる大学なら、どの科目で何点取るかを事前に決めてください。

例えば、300点満点中180点前後が合格ラインになるのであれば、選択科目で70点、国語で50点、英語で60点取ることを最低目標にするのです。

そして、個の点数を取るためにどの科目にどれくらいの時間をかけるのかを判断してください。

英語が死ぬほど苦手であれば選択科目90点、国語60点、英語30点としてもいいです。

この場合、英語の勉強をあまりしなくてもよくなりますが、選択科目に勉強時間の大半を注ぐことになります。

もちろん、選択科目で90点を取ることは難しいので合格することも難しくなります。

勉強時間

「1日どれくらい勉強をすればいいの?」そのような質問をよく生徒から質問されます。

残念ですが「そんなのは人によって異なる。」としか答えられません。

勉強に慣れている人や集中力のある人なら1日1時間程度でも合格できるかもしれません。

2年間適当に勉強してきた生徒は1日4・5時間勉強をしなければならないかもしれません。

だから、「何時間勉強すれば合格できる。」ということは言えません。

実力に応じて科目ごとの勉強時間を決める

実力によってどれくらい時間をかけるのかは異なります。英検準2級に合格できない実力なら、夏休みまでは英語8割、選択科目2割で勉強してもいいでしょう。

英検準2級には余裕で合格できるという人は、英語6割、選択科目3.5割、国語0.5割、英語5割、選択科目4割、国語1割というように、自分でどの科目にどれくらい時間を掛けるのかを決めましょう。

過去問を解く意味(合格最低点が全く取れない)

難易度

西南学院大学と福大・中村・日東駒専・産近甲龍に分けて書きます。

西南・龍谷・近大・東洋・駒澤

「西南に合格できる人は早稲田にも合格できる?」「西南はMARCH・関関同立と同じレベル?」ということがよく話題に上ります。

はっきり言って早稲田と西南では次元が違いすぎます。MARCHと比べても、西南の方が楽に合格できます。日東駒専と比べたら西南に合格する方が難しいはずです。

とはいっても、西南なら1年あればどのようなレベルからでも合格の可能性はあると思ってください。

さすがに中学レベルの英語が分からいようであれば、死ぬほど努力をする必要がありますが。進研模試で偏差値45くらいあれば十分合格の可能性はあります。

9月以降の進研模試で偏差値60くらいあれば、間違った勉強をしない限り合格する可能性の方が高いと思います。

早稲田やMARCHレベルになると、問題が難しすぎるので短期間で合格最低点を取るのは不可能の近いです。

しかし、西南のように問題が簡単であったり、関東の大学のように合格最低点が低ければ基礎を徹底的に勉強することで合格が可能になります。

たとえ偏差値40台からでも1年かければ合格最低点を取れるようになります。

福大・中村・日大・専修・京産・甲南

「福岡大学と中村学園大学はどっちが難しいの?」「福岡大学と日大はどっちが難易度が高い?」ということが気になる人が多いですよね。

入試問題の難しさは、日大 > 福大 > 中村学園大学の順になります。

しかし、問題が難しいからと言って合格するのも難しいというわけではありません。

学部によって異なりますが、福大の合格最低点と日大の合格最低点を比べると福大の方が高いです。

日大なら150点台で合格する学科もあります。福大は170点前後ですよね。問題が簡単なので合格最低点が高くなるのです。

中村学園の合格最低点は学部によって300満点中200点を超す学科があります。

ですので、問題の難易度は違いますが、合格難易度は福岡大学も中村学園大学も日本大学も同じと思ってかまいません。

模試の偏差値をみると日大・専修と福大を比べると明らかに福大の偏差値が低いですが、偏差値ほどの差はありません。

2017年の河合の偏差値を見ると、早稲田の商学部が65で、青学・明治・立教の一部の学科が62.5でたったの2.5しか差がないです。

しかし、見た目の偏差値以上に、早稲田に合格するほうが難しいのは誰でも知っていますよね?

それと逆のようなことが日大・福大で起こっていると思ってください。

ここに挙げた大学は、どこも普通に勉強をすれば不合格になる方が難しいレベルの大学です。

たとえ偏差値40台からでも1年かければ合格最低点を取れるようになります。

中堅私立大学に合格する方法

とにかくやれ

合格ができない人はごちゃごちゃと言い訳をして勉強をしません。

本気で勉強しているなら選択科目で偏差値60以下(進研模試)などはありえません。まして偏差値50以下の人などは大学入試を舐めているとしか言えないです。

本当に合格をしたいと思うなら「やることをやれ」。ただそれだけです。

私の高校時代の偏差値推移