2018年2月の福大A方式推薦の受験情報をまとめた時の記事です。
古い情報を更新し次の受験生に役立つ情報を提供したいので
推薦入試の情報を提供してもいいという方がいましたら
からよろしくお願いします。
西南・福大プレの結果が気になる受験生は「西南・福大プレで全く点数が取れなかった」も参考にしてください。
目次
内申点
夏休みころから「残り3ヶ月で推薦入試に合格する方法」という検索が増えます。
推薦入試は内申点が大きく影響するので
「評定平均が3.6では無理ですか?」
「4.5だから偏差値40台前半でも合格できますか」
というような検索もよく見ます。
あとは「偏差値の低い高校は内申点かける0.8という噂があるが本当か」(これは私の塾生からも聞きました)という不安を持っている人もいるみたいです。
推薦入試がどのような基準で合否を決めているのかがはっきりしないので
仮に内申点が合否に影響を与えるなら
できれば4.0以上は欲しいです。
偏差値の低い高校だと内申点が良くても不利になる、同じ学校でも進学科に在籍している人は特進に在籍している人より評価が下がるという噂があります。
仮に噂のように評定平均×0.8が本当に行われているとすれば、偏差値が低い高校で4.5の内申点を取ったとしても評定平均が3.6になります。
もしそのようなことが行われたら、評定平均を入試の点数と同じウエイトで評価する推薦入試では、あり得ないくらい不利になってしまいます。
また、高校によっては本来であれば内申点が3.8にもかかわらず、4.5近くにあげたりするなど内申点の操作をするところもあると言われています(あってはならないことですが、現実的に一定の高校では行われていると思います)。
仮にその噂が本当だとしても、それらは悩んでも仕方がないことです。
ですので、評定平均が4.0を超えていたら考えても意味のないことで悩まずに、入試本番で高得点を取ることだけを考えるべきです。
試験
模試で判定が悪ければ合格できないか不安になっている人がいるみたいなので更新します。
模試と福大入試の傾向は全く違います。
模試ではスピーディーに問題を処理できなければ、たとえ英文を読むことが出来たとしても高得点が取れません。
しかし、福大は模試と比べ時間に余裕があります。
過去問を解いて6・7割くらい取れるようなら、合格の可能性はあるんじゃないかと思います。
ある程度基礎があるなら(基礎がなければ過去問を解いても意味はない)、直前期は模試など気にせず、過去問を使った勉強をしたほうがいいです。
以下の内容は2017年にUPしたもので、古くなっています。
配点は医学科とスポーツ学部を除けば各科目50点です。
調査書は入試の点数と同じウエイトで評価するとあるので100点で評価されます。例えば、評定平均が3.8であれば76点、4.3であれば86点として評価されているはずです。
英語
一般入試の大問1で出題される英文和訳問題がなく、大問1が長文になっています。
長文は空所補充問題が出されるはずです。
文法問題は一般入試よりも簡単なような気がしますが、大問1の空所補充問題は私の感覚からすると「この問題で受験生の何を知りたいの」と思えるような難しい問題が出されることがあります。
英語が苦手な人にとって30分であの量の問題を終わらせることはかなり厳しいと思います。
偏差値40台前半で受験をしようと思っている人はまずは「ターゲット1400」の単語を完璧に仕上げることから始めたほうがいいかもしれません。
文法対策は実力にやることが異なりますが、何をすればいいのか分からない場合は学校で使っている文法書を繰り返しやるのが無難だと思います。
空所補充問題の対策は文型の理解をすることがかなり有効な対策になるのですが、英語が苦手な人が独力で文型の理解をするのは難しいので、多読で英文を読むことに慣れるのが良いかもしれません。
※ 実力のない人が多読をしてもほとんど成績は伸びないと思いますが、独力でやるなら勉強の仕方が分からないはずなので仕方がありません。
受験をする人
次のような受験生が多いと思います。
- 本気で大学受験を頑張っていたけれど、思うように勉強をすることができず夏休みに入るころから西南を目指すのを諦めせめて福大でもいいから合格したい人。
- 定期テストの勉強はしっかりとしているので内申点が4以上あるけれど、実力テストでは偏差値50以下(福大の問題で英語も国語も5割取れない子)、西南への進学はほぼ諦め福大に絞ろうとしているが、一般入試では合格が難しいと判断し推薦で合格を願っている人。
- 初めから一般入試では合格はできないので、推薦入試ならもしかしたら合格できるかもと願っている人。
以上のように
福大以上の大学を本気で目指している子は受験をしないはずなので、A推薦は一般選抜よりも受かりやすいと思います。
なので倍率が少し高いからといってひるむ必要はありません。
ただ
勘違いしてはダメなのは
受かりやすいといっても
入試問題で5割も取れない実力では合格は到底無理だということです。
福大レベルの簡単な英語で5割しか取れないようでは合格など無理に決まっています。
7割くらいは取れるように基礎固めと過去問対策をしっかりととりましょう。
合格のしやすさ
基本的に一般入試よりも合格しやすいと思ってかまいません。入試問題のレベルも一般入試と比べたら簡単です。
とはいっても、受験日が11月下旬なので一般入試よりも対策ができる期間が足りません。
文系学部
倍率が低いのはドイツ語学科とフランス語学科です。
定員が3名になってからはありませんが、過去受験者数が定員を下回ることもありました。
定員を下回る受験者数だからと言って全員が合格しているわけではありませんでした。このことから、一定の点数を越さなければ合格はできないことが分かります。
その他の学科は受験年によって倍率が全く異なるので受験者数が少なくなることを願うしかないでしょう。
理工系学部
倍率が低くなりやすいのは物理学科です。
その他の学科は波があるので何とも言えませんが文系学部よりも入りやすいのは間違いないです。
医学部
医学科は地域枠のほうが倍率が低くなることが多いので一般枠よりも有利になるはずです。
倍率も年によって波がありますが6倍~11倍に収まることが多いみたいです。
看護科は倍率が4倍を超えると思ってください。一般入試の倍率が5~6倍になることを考えると推薦入試のほうが入りやすいかもしれません。
スポーツ学部
スポーツ学部は数字上は推薦入試のほうが断然合格しやすいですが、特殊な学部なので何とも言えません。
合格最低点
公表されていないのでわかりません。また、受験する年度(受験生のレベル)によって合格最低点は変わるはずです。
評定で4以上、入試問題で7割、合計150点を最低目標にすればいいと思います。
もちろん、それ以下でも合格することもあるはずですし、それ以上とっても不合格になることもあるでしょう。
何点取ればいいのかと悩むのではなく、できるだけ高得点を取るように努力をしてください。
倍率
医学・看護・薬・スポーツ・健康は定員を上回る合格者数を出すことはほとんどないと思ってください。
その他の学科は募集人員の3割増しくらいで合格者を出すので、実質倍率は見た目倍率よりも若干低くなります。
とはいっても、過去のデータを見る限り、確実に足切りラインがあります。
一定の点数が取れていなければ、合格することはないので、自分が受験する学科の倍率が過去と比較して低くなったからといって安心しないようにしてください。
昨年度の倍率が5倍で、本年度が4倍だったとしても、たいした差はないでしょう。
合格する人は合格し、不合格になる人は不合格になります。
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