作文を除き
国語は1・2か月でどうにかなる科目ではありません。
なので
中学1・2年の時にしっかりと勉強をしておいてください。
目次
漢字・語彙
普段からしっかりと勉強をしていれば
特に時間を使って漢字の暗記をする必要はないですが
漢字書けな~い
という子は
などを使って早めに漢字を覚えておきましょう。
語彙力を磨きたいという子は
のような語彙をまとめた参考書を使ってください。
ただ、これを覚えたとしても国語の点数が伸びるかと言えば・・・
国語の科目特性上急激には伸びません。
これらを覚えたところで、成績が伸びる実感は全くないはずなので
途中で挫折してしまうかもしれませんが
語彙力が国語の問題を解くときに役立つことは間違いないので
早い段階で覚えておくことを勧めます。
定期テストに出ないから…
なんていう子もたくさんいると思います(勉強は定期テストのためにやるものではないのですが、「勉強=定期テスト」と無意識に思っている子が多いので仕方がないのかもしれません)。
そんなことを言わずに、是非語彙力を増やすために1日5分でいいから時間を使いましょう。
現代文(論説文・随筆・小説)
公立高校入試の現代文は普段からしっかりと勉強をしていれば
特に対策を取らなくてもある程度点数が取れる科目です。
逆に対策を取ったとしても点数が伸びるかどうか分からない科目でもあります。
なので、受験期に現代文の勉強を必死にすることは勧めません。
とはいっても、
勉強をするな
と言っているわけではありません。
中学1・2年のときに
「中学生の国語」
で紹介している
を利用し
受験期に現代文の勉強をしなくても点数が取れる力を身に付けておきましょう。
でも、
今ここを見ている子は
今現在受験生である割合が高いと思うので
1・2年の時にしっかりとやっておけ
っていっても遅いですよね。
その場合は
『やさしい中学国語』
と
を利用して読解のやり方を身に付けましょう。
なお、無敵メソッドは大学受験用の参考書なので中学生が読むのはかなりきついとは思います(国語で偏差値60以上を安定して取れる子でないと難しいと思います)
文法
学校の授業をしっかりとやっておけば文法問題は簡単に解けると思いますし
仮に苦手であっても福岡県の国語は文法問題の配点が少ないので
時間がないのなら、中3の時にそこまで力を入れる必要はないと思います。
どうしても文法ができるようになりたいというのであれば
を使ってください。
または『やさしい中学国語』にわかりやすい文法の解説があるのでそれを利用してください。
ただ、これらをやったとしても、子正直なところ、文法が苦手といっている多くの子は問題を解けるようになるとは思えません(文法が苦手と言うことは文法の勉強そのものが嫌いで、本気で覚えようとする気が持てず結果ダラダラと時間だけを無駄にしてしまうことが多いので)。
なので、入学試験に合格することを目的にする受験勉強においては、国文法の代わりに理科・社会に時間をかけたほうがいいと思います(この考え方に否定的な指導者も多くいると思います。私がそう思っているだけで一般的な考えではありません)。
古文・漢文
古文が分かんない
という子はなぜか多いんですが
福岡県の公立高校入試の古文は
現代文みたいなもの
って考えていいんです。
中学生には難しいと思われる部分には注釈がありますし
丁寧に文章を読めば内容を把握できる程度の文章しか出題されません。
現代文はできるけど古文は難しい
と思っている子は
普段読みなれていない文に戸惑い読もうとする気がなくなってしまっているだけ
なはずです。
なので、
古文は読める
と暗示をかけて
内容を把握しようと真剣に読んでみてください。
そうすれば意外と読めちゃうはずです。
漢文ですが
漢文は全く問題が出ないこともありますし
出るとしても返り点(レ点・一二点)だけです。
返り点さえちゃんとできるなら
それ以外の対策はしなくてもいいと思います。
作文
市販されている作文の参考書を使っても福岡県の問題にはあまり役立たないので
条件をしっかりと読み
条件に沿うように作文する
これを意識して
平成28年以降の過去問とフクトの問題を繰り返し解いてください。
書いた文は学校の先生や塾講師に添削してもらい
改善すべき点を改善していけば
満点に近い点数が取れるようになるはずです。
対策が取りにくい現代文と異なり作文は対策が取れます。
配点も高いので、面倒くさがらずにしっかりと対策を取りましょう。
問題を解くときの注意点
設問をしっかりと読むようにしてください。
これはすべての科目に言えることなんですが
特に国語は設問を丁寧に読んでください。
なぜならば、国語は設問そのものが大きなヒントになっているからです。
現代文は設問と同じようなことが書かれてある部分を本文で探せば答えがたいてい見つかりますし
古文なんて設問に本文の内容をわざわざ書いてくれているものまであります。
時間との勝負の国語なのに丁寧に読んでいられない
なんて思う子もいるかもしれませんが
設問に何が書かれているのかを丁寧に読んでから問題を解く方が
スピーディーに答えを導き出せるようになります。
だから
しっかりと読んでください。
なぜこれを強調するのかというと
問題を読まない子が本当に多いからです。
勝手な思い込みかもしれませんが
問題を丁寧に読む子が以前と比較して本当に少なくなった気がします(勝手に過去を良いものと思い込み、現在を否定する心理が働いているだけの可能性もありますが)
同じ設問で「最初の空欄は選択肢の中から数字で、2つ目の空欄は自分で考えて書きなさい」という設問、仮に「自分で考えて書きなさい」の部分が強調されて印刷されていたとしても
半数くらいの子が2つ目の選択肢も数字で書くなんてことが起こってしまいます。
何が原因なのか、そもそも本当に読まない子が増えたのかはわかりませんが
個人的には
スマホでスクロール流し読みをする機会が増えたからなんじゃないかと考えています。
それに加え
英語も国語も多読が大切ということばかりが強調され
丁寧に一つの文章を読む子が減ったからかもしれません。
いずれにしろ、問題を解くときは設問も含め丁寧に読むことを勧めます。
語彙量を増やす
丁寧に読んでいたら時間が全く足りない
という場合
読むスピードが遅いんです。
読むスピードが遅い原因はいくつかあると思いますが
言葉を知らないことが原因の一つのはずです。
教科書や参考書や模試で出題された文章に出てきた言葉で知らないものがあれば調べる癖をつけておきましょう。