朝課外については「高校の朝課外・補習」「高校の補習・課外は意味ないですか?」ですでに触れていますが
なぜか今日は朝課外のことについての話が多かったので改めて書いておきます(高校の説明会で朝課外についての希望調査があったということを夕方知り、話が多かった原因がなんとなくわかりました)。
「勉強をしたい」「その先生の授業を受けたい」
と思うなら受ければいいと思います。
「嫌だけど受けなくてはならないような雰囲気だから仕方がない…」
というような場合は受けない方がいいと思います。
学ぶ内容が難しくなり、覚える量も何倍にもなるのが高校です。
イヤイヤながら勉強をしても成績が伸びるわけがありません。
自主的に勉強をする気がないのであれば、朝課外は害になることすらあります。
目次
睡眠のリズム
押し付けで課外を受けている子は
朝課外があるから、寝不足状態で学校に行く
眠いから課外中に寝る(厳しい先生が課外を端としていたら頑張るが、1・2時間目は爆睡。そういえば母校の化学の先生がものすごく怖くて、同じクラスの子が授業中に寝てビンタ何発も食らって起こされていたのを思い出した。あれは衝撃だった。自分も体育の体育館の中央から外まで何発も往復ビンタされ押しやられたれたことがあるが、それも周りからしたら衝撃だったことだろう)。
このようなになるのが落ちで
朝課外を受けることで睡眠のリズムが狂ってしまい、成績が伸びるどころか下がるかもしれないのです。
そもそも、勉強をする気がない子は、朝課外を受けようが受けまいが成績は下がり続けます(そうなら受けないで睡眠のリズムを守らせる方がいいと思う)。
中学の時と同じ勉強量しかしなければ、偏差値が50台中盤以上の高校であれば、授業についていくことも難しくなるかもしれません。
中学を卒業したばかりの子にはなかなか信じられないことだと思いますが、これは本当です。
大学受験を考えているのであれば、
「高校受験と同じように何とかなるだろう」と勉強をさぼり続けてしまうと、3年後に地獄を見ると思ったほうがいいです(だから大学を目指しているのなら勉強をしてください、目指していない子は自分の興味があることに必死になって取り組んでください。ダラダラ生活するのは最悪、間違いなく大人になったときに後悔する)。
取り合えず授業を受けさせておけば、どうにかなるだろうと思っている親御さんもいるかもしれませんが、
どうにもなりません。
「朝課外を受けないでいいから睡眠のリズムは崩してはダメ」「普段の授業は真面目に受けなさい」
という交換条件を出したほうが賢いやり方だと思います。
ただし、朝課外を受けなければ指定校推薦の枠はもらえない、通常授業の延長を課外でする
といったことも耳にするので、その場合はどうすべきか・・・自分で考えて決めてください。
個人的には推薦もらうために学校の先生に媚売ってる暇があれば、努力して自力で合格しろと思います(大学の受験勉強で身につける技術はバカにできない)。
受けたくないなら受けないでいい
個人的には受けたくないのなら受ける必要はないと思っています。
授業を受けなければ合格できない・・・
なんてことは絶対にないですし
朝が苦手な子は生活リズムがくるって勉強に集中できなくなる可能性だってでてきますし
授業ばかりで復習の時間が確保できなくなれば中途半端な理解のままどんどん先に進み、振り返ってみたら何もできていない
なんてことにもなりかねません。
そうなってしまえば課外が逆に合格を遠のかせることになってしまいます。
強制的に勉強をさせられなければ勉強ができない
授業が成績UPに確実に貢献していると思える
というのでなければ、課外は受けないほうがいいと思います。
課外を受けなければ内申を悪くする
とか
特進・習熟クラスは強制的に受けなければならない
とか
自分の意志で勉強をする子にとって全く理解できないのが強制課外制度です。
なぜ高校がそんなことをするのか全く理解できませんが
それだけ自分の意志で勉強ができない子が多いということなのかもしれません。
ただ、勉強ができない理由が半強制部活制度にあるような気もするので
なんでも強制強制としているから本来勉強の重要性を伝えるだけで自分の意志で勉強ができる子から勉強を遠ざけているような気がしなくもありません。
本当にその課外を受けたほうがいいの?
高校生だけでなく中学生にも言えることなのですが
授業を受ければ成績が伸びるなんて考えている子が多すぎます。
残念ですが、授業を必要以上に受ければ(必要だと思うものは受けるべき)
復習の時間が無くなるのでかえって成績は伸びなくなる可能性の方が高いと思ったほうがいいです。
カリスマ講師が?
「課外を受けなさい」とカリスマ講師が言っているのを聞いたことがある人もいるでしょう。
そういうことを聞くと「やっぱり課外は大切なのか…」と思ってしまうかもしれません。
しかし、そのカリスマ講師は自分がする授業のようなハイレベルな授業が課外でも行われていると思っているからだと思います。
どの学校にも素晴らしい先生はいるはずですが、すべての先生が素晴らしいといえますか?
それは、今まで受けてきたすべての授業を思い返せば誰にでもわかるはずです。
誰がどう考えても無駄と思える授業を受けても時間が無駄になるだけだと思います。
課外授業を適当にこなしている先生が仮にいるとしたら、その先生の授業は受けても意味はないでしょうし、
先生と生徒の関係がうまくいっていない場合、授業そのものが成立していないこともあるでしょうし(大半の生徒が寝ているなんてことも耳にすることがあります)、
そんな状況なのに「課外は大切。課外を受けなければ合格が難しくなる」と誰かに言われたとして、あなたはそれを信じますか?
昔みたいに意味がないと思っている授業でも受けなくてはならないということはなくなったんですから、
自分が意味なしだと思ったら受ける必要なんてあるわけないです。